ヒットマン3 HITMAN3 クリア後感想・レビュー ヒットマンシリーズ最高傑作とは思わなかった理由

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今回は、2016年からスタートしたヒットマンリブートシリーズの最終章を飾るHITMAN3(ヒットマン3)についての感想になります。一通り1回のみのクリアならば、10時間足らずでクリア可能で、本作の魅力はプレイするごとに印象が変わる、中毒性のあるリプレイ要素ですが、あえて1回クリアした感想になります。シリーズ最高傑作なのか?

過去作のレビューやヒットマンシリーズのストーリー解説なども行っています。よろしければご覧ください。

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ヒットマン3 新要素 ショートカットとカメラ

 

ヒットマン3の新要素は、ショートカット機能だけとなっています。ショートカット機能は、ステージ上に施錠された特定の扉や梯子を下すことで、同じステージを再プレイ時も引き継がれ、快適にステージ上を移動することができる機能です。

リプレイを念頭に作られたシステムであり、1度プレイするだけでは恩恵が薄いです。


また、1度目のプレイですべてのショートカットに気づくことは難解で、やり込みを前提とした、やり込みを助ける要素になっています。

裏を返せば、ヒットマン3は、それまでの1,2で変装ステルス作品として完成しているため、余計な継ぎ足しをしなかったという評価ができます。

カメラは蛇足に感じた

もう1つの要素として、初期アイテムにカメラがあり、カメラ越しにセキュリティロックを解除したり、ミッションでターゲットが求める写真を入手したり、チャレンジ要素で特定のものをレンズにおさめることで達成するなどあります。


カメラは、終盤になるにつれて、無理やり使わされる場面はないものの、一度主観視点になったり、テンポが遅れる要素になってしまうため、個人的にあまりありがたみも感じず、ゲームの幅も広がらなかったと思います。

ハイテク要素が加わったことで、スプリンターセルやメタルギアのようなテロや現代戦のステルスゲーム的な雰囲気は出たのですが。

 

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ヒットマン3 PS5を優先して購入すべきか?

ヒットマン3は、PS4とPS5の縦マルチで展開されています。アップグレードもできるのですが、あえてヒットマン3のためにPS5を購入すべきか?という点について解説します。

デュアルセンスについては、一部アダプティブトリガーを使用していると感じましたが、基本はR2(発砲)を使用しないゲームなので、活用場面が少ないです。

ハプティックフィードバックについては、こちらも振動する場面がほぼなく、細やかな振動は感じられませんでした。

グラフィックについては、PS4よりも高解像になっているといわれていますが、明らかにPS5で進化したと感動するほどではありません。

(ステージ内のグラフィック、ロケーションなどはシリーズを通して、順当に進化しています。異国の雰囲気を味わうという点でもおすすめです)

ロケーションのグラフィックは非常にこだわりを感じ、素晴らしいですが、ムービーシーンのグラフィックは2016年の1作目に比べると、粗さが目立ちます。

肝心のロード時間ですが、PS4に比べて2倍ほど早くなっているといわれていますが、ミッション開始までに5~10秒ほどは要します。

また本作は、その場でセーブとロードを繰り返すことができるため、PS5専用ソフトのようにもっとロード時間が、早ければあえてPS5をやる理由になったかもしれません。

少なくともPS4よりはロード時間が早いので、ロード時間を優先される方は、参考にしてください。

ちなみにアップグレードは無料で可能です。PS4を所持されている方は、無理せずPS4で遊ぶのもいいでしょう。

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ヒットマン3 長所 ステージのロケーション、攻略法が豊か

ヒットマン3は、これまでの1,2の流れを引き継ぎ、リッチなロケーションと、作りこまれたマップ、ターゲットの人間性などもわかって面白いミッションストーリーなど、まさに集大成といった内容になっています。

(探偵に扮して、ある死亡事件の真相を究明するというミッションもあり、謎解きアドベンチャーゲームレベルの完成度とクオリティを誇るだけでなく、結末について、複数の候補から選んで依頼人に伝えることも可能です)

ターゲット数は基本2人ですが、追加任務なども用意されています。また任務によっては、プレイヤーがどこまでこだわって遂行するかも選択できます。

特にミッション3のベルリンでは、47を追うICAが相手になっており、追手は10人おり、そのうちの5人を排除すればミッション成功ですが、プレイヤーの選択次第で10人全員暗殺することも可能になっています。

(ターゲットを直接ヘッドショットしてもいいですし、近くの爆発物をうって、巻き込んで暗殺することもできます)

 

突発的にミッションが発生したり、箱庭ではなくリニア(一方通行)なステージがある点は、過去作でいうとアブソリューションに近いゲームプレイになります。

また暗殺の仕方も、従来のシリーズのように絞殺、射殺、首折り、そして事故に見せかけた暗殺など、様々な方法が用意されています。

ただし、1作目などに比べると、ステージがやや広大な傾向になっており、リプレイ性がそがれる気がしました。

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ヒットマン3 短所 エラー落ちが多い

残念な点として、ヒットマン3はエラー落ちがかなり多いです。クリアまでに3回ほどエラー落ち、またはフリーズに遭遇しました。

ヒットマン3からDLCなどを購入することで、1や2をプレイできるだけに、プレイ環境は快適にしてほしかったと思います。

PS5のソフトはラチェット&クランクなどの専用ソフトも含め、エラー落ちが報告されており、アプデで改善される可能性はあるものの、非常に残念なポイントであることは間違いありません。

また、上の写真のようにターゲットを粉砕機で暗殺した後も、ダイアナと第三者が写真撮影しているという、謎の光景が展開されています。

フラグの解決順序が早すぎるなどすると、AIの行動がズレたち、ぎこちなくなったりするのが残念です。

 

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ヒットマン3 短所 順当な進化だが、新鮮味は薄い

ヒットマン2と同様に、ヒットマン3はリブート1作目の完成度があまりにも高すぎたため、革新性や目新しさは薄く、PS4で展開されたワールドアサシネーションのラストという印象です。

(やりこむことで、ステージ開始地点、新しいアイテムなどアンロック要素は従来通りです)

ヒットマン2でも感じたことですが、情報量や雰囲気も重要な作品であるため、スクウェア・エニックスパブリッシング時の日本語吹き替えのクオリティ、声優の演技も含めて非常に素晴らしかったのですが、2からパブリッシャーが変わって、英語音声、日本語字幕のみで、本作のすばらしさを100%堪能できなくなりました。

仮に、エラー落ちが完全に改善されて、過去作も含めて日本語吹き替えをDLCなどで追加する予定があるのであれば、(2と3各2000円ずつ程度)喜んで購入したいです・・・

もし、あなたがヒットマンシリーズを遊んだことがなければ、リブート1作目をプレイされることをお勧めします。

リブート1作目の1ステージ目のパリの「ショーストッパー」は、最初のステージでありながら、シリーズを俯瞰しても、最高の出来で、やれることが膨大で、ヒットマンの面白さを濃縮したステージになっています。

ヒットマンの重厚なストーリーに関心のあるかたは、下記の記事にまとめています。

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