Hitman: Blood Money Reprisal ヒットマンブラッドマネー レビューと感想 20年前からすでに完成されたヒットマンがさらにグレードアップ

ゲームレビュー
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前回はヒットマン4作目にあたるブラッドマネーの各ミッションの背景、ターゲット、依頼人の考察だったが、今回はゲームプレイについての感想になります。

グラフィックはほぼ据え置きで、プレイフィールが快適になった半リメイク的なHitman: Blood Money Reprisalですが、本ブログでは便宜上、ブラッドマネーと記載させていただきます。

Hitman: Blood Money Reprisal ヒットマンブラッドマネー 各ミッションのストーリー、ターゲット要約と考察 依頼人は誰か?(ネタバレ含む)

ヒットマンのことになると熱くなりすぎるのか、今回も文量がかなり激しいものになっている。気になるミッションだけかいつまんで読んでもらえると助かる。

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Hitman: Blood Money リブート版(ワールドアサシネーション)との比較 ステルスについて

Hitman: Blood Money Reprisalはswitchでの価格が、3000円後半になります。

一方で、最新作で完全版のHITMAN World of Assassinationは2025年の10月8日まで、デラックスパックとのセットで5700円ぐらいだったので買ってしまった…3本作品が入って128GBなのであまりにもボリューミー。

(パッケージはうまく購入できれば安く済むものの、どれを買えばいいか不明な人は、ダウンロードでワールドアサシネーション買って、追加DLCを買うかは各自判断したほうが楽)

さすがに約20年前のブラッドマネーと、10年前に発売(もう10年もたつのか)されアップデートされ続けているワールドアサシネーションの快適さを比較するのは酷な話になるが、ブラッドマネーの時点でヒットマンシリーズの面白さは味わうことができる。

まず、ブラッドマネーは47の変装に対してAIがかなり寛容になっている。

(当時は海外のみPS2とXBOX360、国内でもXBOX360の未発売されていた。大量の一般人の描写されており、次世代機の波を感じられた)

例えば1作目のコントラクトだと、47がロッカーで見つけたウェイターの服を着たとする。するといつの間にか警告になっているが、これは他のウェイターがウェイターの数が増えていて不自然だということで、発生している。

このような難しさはブラッドマネーになく、エリアにふさわしい服装。警備室なら警備員、ギャングのテリトリーならギャングの服装を着ていればまずバレない。

 

警戒度に関してもワールドアサシネーションは、不審がられた場合一定時間見られると脅威とみなされる。一方でブラッドマネーは緑→黄→赤とざっくばらんになっている。

 

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Hitman: Blood Money 最高評価「沈黙の暗殺者」が格段にとりやすい

ブラッドマネーは今遊んでも、難易度ノーマルであればロケテは必要だが、クリアできない理不尽さは感じられない。

過去作のサイレントアサシンは2ステージぐらいであきらめたり、コントラクトはほぼランボープレイした筆者だが、ブラッドマネーは、攻略動画を参考にしつつも、最高ランクの「沈黙の暗殺者(サイレントアサシン)」を複数獲得し、ほぼランボープレイもしなかった。

理由として、リメイクで追加された

  • インスティンクト
  • 侵入禁止エリア表記
  • ミニマップ

これが大きい。インスティンクトはアブソリューションから追加されたシステムで、ターゲット、敵対組織の色を明確に表記してくれる。

分かりやすいのはいいことだが、ターゲット情報が不明なミッションであっても、ターゲットが分かる場合があり、難易度は大きく下がったといえる(特に所見)

 

次に侵入禁止エリア表記だが、個人的にこれが一番大きかった。47が親友してはいけない場所に踏み込むと画面に白いモヤがかかり警告してくれる。

「なぜ撃たれた?発見された?」という理不尽な要素が減った。

また過去作では「ターゲットだけをいかに暗殺、排除するか?」が問われていたが、ブラッドマネーでは、一般人を崖からおとしたりしても事故死扱いとなり、評価に響かないので、非常に楽になった。

 

一瞬発見されたとしても、その場で殴って気絶させれば評価も変わらなかった。過去作では、いかに無力化させるかが非常に大変だったが、ブラッドマネーは無力化のハードルが大きく下がった。

殴って気絶もしやすいし、麻酔注射を打てばミッション中は仲間に起こされなければ永遠におやすみとなる。(過去作2のサイレントアサシンであればクロロホルムの使用量によって睡眠時間が変わった)

 

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Hitman: Blood Money 新要素の報酬システム うまくはまっていないが、次作の実績システムにつながっている

ブラッドマネーの追加要素として「報酬」があげられる。ミッションをクリアしたときの評価であったり、ミッション中の行動。

例えば、47の代名詞といえるスーツをほっといて帰ると、スーツ代が請求されるし、ミッション中のターゲットが取引に使用していたダイヤモンドが入ったスーツケースを回収したらその代金が手に入る。

 

この報酬は、47が発見されたときに上がる悪名度を消すための賄賂として使用したり、武器をアップグレードしたり、体力などの底上げしたりできる。

ただ、本作はあくまでステルスゲームなので、ステルス要素に特化した能力しか上げる見込みがない。

(どの敵もヘッドショットで一撃なので、あえて重火器を選択する必要性がない)

例えば、シルバーボーラー(ハンドガン)にサイレンサーつけるとか、スナイパーライフルの精度をあげるとか、ピッキングツールの品質をあげるとか、やることは限られる。でもないよりあったほうが絶対に要素だった。

ワールドアサシネーションではさらに進化して、ミッションごとに実績があって、一定の実績を達成すると隠し武器屋、変装、スタート地点が追加される。このシステムは本当に画期的で、ヒットマンのリプレイ性を飛躍的に高めた。

 

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Hitman: Blood Money 暗殺の自由度 ワールドアサシネーションとの比較

ヒットマンといえば、ターゲットの暗殺に対して複数のアプローチが用意され、プレイヤーからすれば「自由度の高いゲーム」として認知されている。

(有名なアクシデントキル。大量のオイルを鉄板にふりそそぎ、バーべーキューのスイッチを入れたら火だるまに…明らかに事故です…)

ブラッドマネーの代名詞でもある「アクシデントキル」、日常のトラブルを装った暗殺が、最たる例だが、それ以上に麻酔注射、毒物注射、リモート爆弾が標準装備になり、身体検査にひっかからないので、攻略が容易になった。

 

「アクシデントキル」が大いにいかされているミッションとして「幕引きの時」がある。ステージ冒頭でフロントから、オペラで使われる銃の実銃を仕入れ、銃を入れ替えて、リハーサル中の悲劇を装う。

そのリハーサルによるターゲットの死亡を見て、別のターゲットが急遽駆けつけるが、こけたところに仕掛けていた天井の照明を落として、これも事故に見せかけたキルとなる。

動画で何度も見た光景だが、実際に自分で決めるととてつもなく気持ちい。

準備をするために、非常に地味な作業なのだが、決まったときの爽快感もかなりある作品だ。

(爆弾の汎用性は異常である)

面倒であれば、1回目のプレーでターゲットの進行方向をざっと確認して、周りに人がいないことを確認して、爆弾を投げて爆発させれば簡単にターゲットダウンできる。

 

ワールドアサシネーションに比べて、ターゲットに対して常に護衛が付くというシュチュエーションが実は少なく、単独行動するザルなターゲットが意外と多い。

(WOAは下剤を駆使しないといけない場面が多かったが、ブラッドマネーは自分から一人になるターゲットも多い)

そのため、ワールドアサシネーションのような緻密なパズル性に比べると、翻ってアクション性が高いように感じられる。

 

一方で、ワールドアサシネーションは、ミッションストーリーというものが存在し、ターゲットに対するアプローチが2~3個用意されており、ターゲットを深堀できることと、初心者であっても暗殺の道筋を立てやすいという大きなメリットがある。

ブラッドマネーにもターゲットと2人きりになるような特別なイベント、ミッション的なものは用意されているが、強引に隙を作ってワイヤーという局面も多い。

 

最後にブラッドマネーがワールドアサシネーションより秀でている点として、「箱庭」のクオリティの高さにある。

単純比較できないが、ワールドアサシネーションが大学構内ぐらいの広さだとすると、ブラッドマネーは小学校ぐらいのミニマムなマップになっている。

 

箱庭のクオリティが高いうえに、ターゲットも2~3でサブミッションもないですというものが多く、RTA的な楽しみもしやすいし、リプレイ性が高い。

BGMも「Vegas」というBGMが特に素晴らしいがどれもみな素晴らしい。

ワールドアサシネーションは1つ1つのロケーション、ミッションのクオリティが非常に高いのだが、ミッション1つあたりの攻略時間は、30分ぐらいは少なくともかかる。かなりのボリュームだ。

 

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Hitman: Blood Money 欠点と20年たった現在でも遊べる水準か?

(相変わらず、スナイパーライフルを組み立てるときの47さんはしびれる、あこがれる)

20年前の作品といえばもうレトロゲームといいそうになるが、ブラッドマネーは現在のステルスゲーと比較しても優秀な点が多い。

プレイヤーに有利な要素が多く、理不尽な点は過去作にくらべて圧倒的に減っている。

(話せるNPCは限られているが、NPCからの情報はミッション攻略においてとてつもなく重要)

冒頭お伝えした通り、セールなどでほぼ同じ金額であればワールドアサシネーションの方を基本的にお勧めするが、ブラッドマネーの方が面白いステージもあるし、元となっているステージもある。

例えば、ブラッドマネーの「新しき人生」は、ワールドアサシネーションの2にあたる「ホイットルトン」と同じように閑静な住宅街での暗殺というコンセプトは近い。

 

先ほど紹介した「幕引きの時」などもブラッドマネーならではの面白さがあって素晴らしい。

 

20年前の古臭さというのは感じられないが、一部不便な点がある点は否めない。

例えば、ワールドアサシネーションだと注射器などは敵の背後に近づけば使用可能かわかりやすくアナウンスしてくれるが、ブラッドマネーだと銃と同じように照準を相手にあてて使用する必要がある。そうでなければ注射器を投げつけてしまう。

また、エラー落ちも何度かあった。自由に手動セーブできる難易度「ノーマル」だからよかったものの、これがセーブ不可能なプロフェッショナルであれば、かなりストレスがたまったと思う。

 

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