平本蓮選手 朝倉戦にステロイド・ドーピング使用の疑惑について考える 白黒それぞれの結果になった場合と今後の格闘技をどのように見るべきなのか

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個人的に疑惑が出た瞬間に感想を記事にしたかったが、平本蓮選手側のコメントがない限り何も言うべきではないなと思った。

今回は平本蓮選手にまつわるステロイドドーピング疑惑について考えたいと思う

 

 

 

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平本蓮応援パックまで買ってPPVをみた僕は落胆したかどうか?

僕は試合当日にABEMAのPPVを購入したし、なんなら平本蓮応援パックの8000円を購入したぐらいだ。

これは平本蓮選手個人を熱烈に応援したというよりも、これからのライジンをしょって立ちそうだし、来歴もK1エリートなところもあるが、実はひたむきで、真摯なところがあると感じたからだ。

 

もちろん、朝倉未来氏もビジネスのうまさ、言葉遣いなどの姿勢、少年院で力強く彼らを応援する姿など、路上の伝説に名に恥じない活躍をされている。

今回の試合、ある意味平本選手が朝倉選手の介錯をしたように、朝倉選手が今後ブレイキングダウンや、あらゆる企画の裏方として才覚を発揮するための試合にも見えた。

 

もちろん、熱心な朝倉ファンは、彼が鈴木千尋選手と戦って、本当の意味でライジンの王者になって、防衛したり、弟と一緒にUFCに行くところまで夢見ていた人もいたかもしれない。

 

それは一つのシナリオとして非常にきれいで、興味深いものだけど、あれだけ激しいトラッシュトークを繰り返した、平本氏が悲願の朝倉戦で相手を倒して、今後のライジンを引っ張るというシナリオだって面白い。

あの試合は、1Rであっけなくおわる衝撃と、そして現在の疑惑のニュース性の二面性をもっており、個人的にPPVを購入してみる価値は大いにあったと思う。

それにその前の扇久保VS神龍や、パッキャオVS安保だって面白かったし

 

 

 

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今回のステロイドドーピング疑惑で責任があるのは選手なのか?運営なのか? 今後はどのように防止するのか

世間、特にいまいわれているのは、柔術がルーツで、DEEPで元チャンピオンだったジョビン氏などが、朝倉を引退に追い込んだ重要な試合で、ドーピングの疑惑があるなら、平本蓮選手は血液検査を受けるべきだ!!、赤澤選手の告発は信憑性がある

という意見を出し、これが結構動画など見られている。

 

話は大いにそれるが、格闘家としてジョビン氏は、輝かしい経歴もあるし、柔術も強いのだが、格闘ゲームが好きな層にとって、ジョビン氏はいくつか問題を起こしており、ジョビン氏に好意的な格闘ゲーマーはおそらくほぼいない

まぁ簡単に言えば、ストリートファイターをプレイしていた女性配信者に後輩ゲーマーを使ってちょっかいを出していたという炎上騒動だ。

 

個人的に時間があれば、上記のジョビン氏とDEEP代表の佐伯氏との対談動画が非常に内容が濃い。

ジョビン氏は、血液検査をすべきだの一点張りだが、佐伯氏は細川バレンタイン氏と同様に

 

「自分が疑わしい相手だけを血液検査というのは難しい。それならほかの重要な試合や、過去にさかのぼってほかの試合に血液検査を強いるのか?さらに血液検査を求めるのであれば、平本蓮ではなく、ライジンに訴えるべきであり、それは今回の試合ではなく未来の試合を考えていうべきだ」(乱暴に要約すると)

 

平本蓮選手と朝倉選手の戦いは、ただの試合ではなく朝倉選手が引退をかけていたことや、ベルトがかかった重要な試合だったのだが、2024年9月に平本選手に追加の血液検査をしたところで、試合前にやっていたのかという決定的証拠になるのか?という問題がある。

 

 

それでも尿検査、血液検査で陽性が出たらノーコンテストにはなるだろう。

まず、ライジンが今週中に発表するであろう尿検査の結果で、白か黒かを発表し、その後に平本選手に追加の血液検査を促すかどうかにかかってくると思う。

 

 

そして、ライジンが尿検査で白だから、この試合は成立しますといったら、外野がどうこう言える問題ではない。

 

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平本蓮選手の尿検査が黒、陽性反応が出た場合はどうなるかを予想

万が一、平本選手に用船反応が出た場合どうなることが予測されるか?

まず、平本VS朝倉戦はノーコンテストになるだろう。だからといって平本戦で大きなダメージを受け、ここ最近連敗が続いていた朝倉氏が即座に現役復帰を発表することも考えづらい。

 

そして、ライジンは木村フィリップミノル選手のように、平本選手も一定の出場停止期間を設けたのちに、ステロイドが抜けたらリングにあげると思う。

 

 

一度ステロイドを打てば、その効果は半永久的に持続する的なことをいわれている人も多いが、佐伯氏がいわれたように格闘団体は1つのコミッションなどに統一されているわけではない。

知名度がほぼ0で戦績がない人なら、永久追放的な流れになるかもしれないが、名前の売れた選手は、自分の団体で切り離したところで、他の団体にとられてしまうというのが、見えている。

 

 

仮に陽性であれば、平本選手はバッシングを受けるかもしれないが、一方で、「ここからまた這い上がってくる平本選手が見たい」ということで、新しいシナリオが見られるかもしれない。

 

 

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平本選手の尿検査が白、陰性だった場合はどうなるのか?

白だった場合も、世間から多大な注目を寄せているため、ライジンから追加で血液検査を指示される可能性はある。

もちろん、尿検査が白の時点でもう白だとライジンがいえばそれまでであり、疑惑を覚える人は一定数いるだろうが、ライジンのルールの下ではあの試合は正当なものだったということになる。

 

 

月曜日の夕方に平本選手は、都内で記者会見を開き、弁護士も帯同して、自身の潔白をアピールした。

 

 

赤澤氏の紹介で、ステロイドを購入した事実は間違いないが、開封せず使用していないとのこと。

赤澤氏が発表した電話の内容は、赤澤氏との関係を崩さないように口裏をあわせたとのこと。

 

 

10万以上のステロイドを購入して、一度もあけていない…という平本氏の主張に対して、不可思議が点がないとはいえないがなるほど

確かに赤澤氏がxで公開したのは、平本氏がステロイドを購入したことを証明しただけであり、使用した証明にはならない。

 

おそらくこのあたりも弁護士と議論を重ねて、平本選手が対応されたのだろう。

さらに会見まで、平本選手はSNSをほぼ更新しなかった。

 

この会見はライジンとのやりとりがあったかはわからないが、平本氏が白だった場合の主張を肉付けするような内容になっており、平本氏は、他の格闘家の試合後のツイートや、赤澤氏からの電話を受けて、危機感を覚えていたのかもしれない。

 

 

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私たちはこれからの格闘技に対してどのように向き合っていけばいいのか?

今回のステロイド疑惑で、過去にさかのぼってあの選手は怪しかったとか、あの時代はおかしかったみたいな考察までされていたりする。

格闘技本当に真剣で台本もなくやっているものか、それは本人同士にしかわからないし、我々がどのような視点で格闘技を見るかによって異なる。

 

例えば、プロレスにはシナリオがあって、誰が勝つかとどのような技をかけていくかということがあらかじめ決まっているらしい。

芸人とかがテレビのドッキリで嘘の喧嘩をするのも「プロレス」なんて表現がされるぐらいだ。

 

しかしながら、リングにあがる選手たちは過酷な環境、トレーニングを経ており、会場に来る観客を喜ばせたい一心で、自分の身体をかけて戦っている。

シナリオがあるということは、どれだけ強い選手であっても完封するのではなく技を受けなければならない。技を受けるということは、身体へのダメージや、後遺症、最悪命を落とす危険性がある。

 

だから私はプロレスを見るときはエンターテイメントの側面があると考えつつ、命をかけているレスラーに敬意を払っている。

 

名前がある以上、地位がある以上、ルールに隙間がある以上、魔がさして違反を犯す人があらわれるのは、モラル違反ではあるが、致し方ない一面もあるかもしれない。

本当に勝敗を真剣に決める競技がみたければ、アマチュア同士の県大会だったり、オリンピックをみればいいということになる。

 

今回の場合、ライジンに不信感があるなら、UFCを見ればいい。まぁUFCにも抜け穴があるとはいわれているが、世界で一番厳正なチェックをしているし、朝倉海選手の参戦や平良選手という無敗のカリスマ選手もいるので、ライジンをきっかけにUFCを本格的にみるのも楽しそうだ。

 

少なくとも平本選手が黒だったり、疑惑がのこったままの白だとしても、異を唱える権利があるのは朝倉未来選手ただ一人なのかもしれない。

当の朝倉氏は、この騒動に関しては沈黙を守っており

一昔前、朝倉選手の名前をあげたようなyoutubeの企画に戻っている。

ファンの中には、ファイターとして戻ってほしい、それこそが朝倉氏のブランドだと思っている人もいるかもしれないが

こうして、本人がリラックスして仲間たちとyoutubeをあげて、仲間たちと楽しく人生を歩めているのであれば、そういう人生もいいなと思うし、ちょっとうらやましく思う。