1週間近く前の話ですが
登録者日本一のはじめしゃちょーが
「エナドリで睡眠薬を飲んでみた」
という動画をアップし、60万再生の高評価が低評価1万越えという相変わらずの人気ぶりを見せました・・・
しかしながら、作用が異なるものを二つ、しかも片方は医薬品を服用することを子供にも影響力があって、株式上場しているUUUMの専属タレントがアップするとは何事?という意見もありました。
後日、UUUMとはじめしゃちょーは謝罪文とともに、閲覧を削除しました。
睡眠改善薬ってなに?
動画を確認できなかったので、詳しいことは言えませんが、まずドリエルは正式に「睡眠改善薬」なんですよね。
よく、ドラッグストアで「睡眠薬がほしい」「睡眠導入剤がほしい」ってニーズがあるんですけど、神経科などで処方される睡眠導入剤は市販では売られていません。
睡眠改善なので、寝つきが悪い、少し気持ちがたかぶって眠れないというときに服用します。
不眠症の診断を受けた人や、長期的に不眠でお悩みの人は、診断してもらってください。
睡眠改善薬に含まれている主成分として
ジフェンヒドラミン塩酸塩
という抗ヒスタミン成分があります。抗ヒスタミンという言葉でピンと来ている人もいるかもしれません。
アレルギー症状を抑える成分で、他にもかゆみを抑える飲み薬にも使用されています。
ジフェンヒドラミンは、抗ヒスタミンのなかでも特に中枢神経への作用が強いものです。そのため、妊婦、15歳未満は厳禁。
特に、授乳中の方は、母乳を通して、ジフェンヒドラミンが乳児に供給されて、昏睡状態にいたる可能性があるため、こちらも厳禁。
他にも睡眠改善薬なので、服用後に運転は厳禁ですし、抗ヒスタミン成分は風邪薬、鼻炎薬、さらには乗り物酔いの薬にも使われ、相互作用により副作用が強く出てしまうので、同じタイミングの服用ができません。
さすがに、明らかな反作用なので
「エナジードリンクとの併用は避けてください」は書かれていませんでしたが・・・
睡眠改善薬で、市販で売られれいてるから作用が弱いものって、お考えの方は多いかもしれません。
しかしながら、睡眠改善薬のなかには「ウット」のブロムワレリル尿素のように長期連用で、依存性をはらむものもあります。
しかし、効果効能や副作用を理解し、しっかり使いどころをわきまえることで、寝つきの悪さのお悩みの方には良いパートナーになると思います。薬は使い方次第で、医薬品として効能も発揮しますし、濫用や間違った方法になると「劇薬」となります。
UUUMのタレント管理体制は杜撰と言わざるを得ない
今回のはじめしゃちょーの動画は、高評価が多く、削除に対しては、批判的なファンがいるらしいです。
今回の批判動画で、シバターさんの意見に完全同意です。
トップタレントのヒカキンは、コンビニ弁当レビューをつつましくやっていましたが、UUUMと自分の影響を考え、金満キャラへ方向を変えました。
一方で、はじめしゃちょーは過激というか、幼稚な実験をウリにして、数股騒動以降は、ポケモンや遊戯王によるオタク健全路線も走っていました。
しかしながら、昔の血を抑えることができなかったみたいですね。
はじめしゃちよーの動画は、15歳未満の視聴者も多いですし、UUUMは東証マザーズに上場時、4000以上の株価を誇っているわけです。
はじめしゃちょーの影響力と不祥事、炎上に対する認識の甘さもさることながら、UUUMの管理体制もずさんと言わざるをえませんね。
抱えているタレントも多いわけで、不祥事が続くと株価への影響もありますし、すべてのゲームや玩具レビューの著作権周りのチェックをしっかり行えているのか?
YOUTUBERのタレント事業のパイオニアであるなら、それをしっかり示すべきですね。
まぁ、他の事務所が給料問題などで、タレントを失っている以上、運営力や資金に対しては、相当の力があるわけですけどね。
あえて、評価するなら高評価が圧倒的に高かった動画で、収益化もできたけど、客観的にみてよろしくない動画としてUUUMが削除に踏み切った点でしょうか。
YOUTUBEは検索エンジンとして、しっかり疑いながら検索しよう
YOUTUBEもあらゆる動画や情報が蔓延しています。
YOUTUBEそのものが、一つの大きな検索エンジンと化しています。ブラウザで調べられなかった、調べが足りなかった情報をYOUTUBEで補うという使い方を僕はしています。
情報系の動画かとおもったら、メルマガやLINE@につなげる動画もあります。
世間でとりあげられているほど健全なメディアではないんですよね。
今回も、はじめしゃちょーが小中規模のYOTUUBERで、個人運営であれば公開が続いていたと思いますよ。
コメントの中には「こんど僕も試してみます」という愚かな・・・困ったコメントが散見されました。
一時期でいう2ちゃんねるのように、「嘘を嘘と見抜ける人が使うツール」になっています。
当然、YOUTUBEがあることで、素晴らしい出会いや、情報の獲得ができるチャンスもありますが、その逆もあることを僕らは認識して使う必要があるでしょう。