GTA3の前日譚のリバティーシティーストーリーズのキャラクター、ストーリーのまとめ考察になります。ストーリーを追いながら、過去作との比較や、筆者独自の考察を交えてお送りしています。よろしければ、ほかのまとめ・考察動画もよろしくお願いします。
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トニー・シプリアーニ
レオーネファミリーの元幹部。サルバトーレの指示で刑務所で長期間服役してきた。リバティーシティーストーリーズの冒頭では、服役から帰ってきたトニーが描かれる。
服役のあかつきに幹部ポジションと大金を約束されていたとトニーは思っていたが、サルバトーレからは雑用を任される。
リバティーシティーに帰還したトニーは、マフィア内の抗争、シンダッコ、フォレッリファミリーとの抗争、権力争いに巻き込まれる。
Ⅲ以後のトニーはどうなったのか?
GTA3では、ボスであるサルバトーレが、トニーに暗殺されてしまった。
このままいけば、息子のジョーイがボスになるわけになる。
後述するが、サルバトーレはマリアとの関係性で身を亡ぼすことになった。一方で、ジョーイは女性に対して、あくまで遊び相手として考えていない付き合いをしている。
案外、ジョーイがボスになれば、レオーネは安泰かもしれないが、イケイケのジョーイと慎重すぎるサルバトーレとはあまりにも対照的すぎる。
トニーにとっては、仕事さえすれば、国籍や生まれは重視しないジョーイのほうがやりやすいかもしれない。
ママ・シプリアーニ
トニーの母親。夫(トニーの父)のような男らしい人間になるように、トニーにあらゆる試練を与える。
自分にそむく人間には徹底的に冷たいが、彼女が果たしてトニーに直接葬るように指示しているのか?トニーが過激に解釈して、犯行に及んでいるのかは不明。
かなりヒステリックな一面もあり、ねちっこい言葉は日本人であっても「あ、ママの声だ」と気づくほどだ。声優さんの演技がすごい。
最終的に、ママのミッションを進めるとトニーが幹部になるまで、殺し屋をトニーに差し向けるというとんでもない凶行に出る。
なぜ、ママはトニーに虐待するのか?
トニーが幹部になったときに「こんなに優しいママはいないよ」と自画自賛する。
トニーの幼少期からネグレクトや暴行を与えていた毒親の一面がある。またパラノイアも疑わしく、父親を失ったショックで、精神的な障害を抱えているのでは?と推察される。
また、トニーがサルバトーレに盲信している背景も、ママの影響が強いと考えられる。マフィアに対してこだわりと憧れをもつママを落胆させたくないという一面があるだろう。
もし、ママの育成方針がなければ、トニーは3のクロードのようにサルバトーレを裏切り返して、一匹オオカミになる選択肢もあっただろう。
こうして、GTAの一見してぶっ飛んだキャラも、背景を考えると楽しい。
サルバトーレ・レオーネ
レオーネファミリーのボス。3、サンアンドレアスにも出演しているシリーズ愛されキャラ?
トニーに対して、絶大な信頼をしていると口ではいうが、金を渋ったり、明確な役割もなかなか与えていない。もともと用心深い性格。
リバティーシティストーリーズでは、配下だったシンダッコ・ファミリーに裏切られ、リバティーシティ内の抗争が激化している。
また、フォレッリファミリーと自分たちをひいきにする市長を立てられるかで、政治的な駆け引きも見られる。
このころからマリアとの口げんかも絶えない。夜の生活で満足がいっていないようだ。
3ではほぼマリアと話をしていないため、喧嘩している間が華だったということだ。
ヴィンチェンゾ 最後まで小男
サルバトーレに指示され、トニーの世話役を任される。
トニーには、危険な任務をわざと与えている。
トニーと同じくマザコンであるが、母との電話中に女性に下の世話をさせるなど、傲慢な態度は私生活でもあらわれ、トニーにあきれられている。
下っ端と軽んじていたトニーが、サルバトーレの信認を得ることに納得いかず、トニーを貨物船にさそって、暗殺しようとするが返り討ちにあう。
マリア 昔からのトラブルメーカー
サンアンドレアスでカジノの従業員だったが、サルバトーレに目を付けられ、愛人として付き合うことになる。
日常では、サルバトーレと罵倒しあって、欲求不満がたまっている。
街に繰り出すと、薬物を購入したり、窃盗をおこなったり、手あたり次第、男を物色してトラブルに巻き込まれるなど、トラブルメーカーぶりを発揮する。
情緒不安定で、少しでも優しくしてくれた男に惚れる性格で、トニーにもひたすら求愛した。
もし、トニーが少しでもマリアに心を許してしまえば、車に爆弾を仕込まれていただろう。(このころから、エイトボールとレオーネファミリーは関係がある)
JDオトゥール 哀れな裏切り者
シンダッコファミリーの一員だったが、アイルランドの血がはいっていることで、幹部になれず、レオーネへの内通者になる。
3でルイージが経営するクラブの前任者である。
かなりの変態プレイを好む男で、軽快な口調でトニーと仲が良いように見えたが・・・
用心深いサルバトーレは、裏切り者を決して許すことはない。最後にオトゥールがたどった末路は想像に難くないだろう。
ジョヴァンニ・カーサ ある意味最大の被害者
(下半身の黄ばみがなんともリアル・・・)
本作最大の被害者・・・といえる。
ママ・シプリアーニに一目置かれていた肉屋の店主。肉に対して特別なこだわりをもっており、従業員に厄介者扱いされていた。
トニーは、嫉妬心で恥をかかせるために、ジョヴァンニの後をつける。そこにはなんと、女性をおいかけ、赤ちゃんプレイを強制するジョヴァンニの姿が・・・
スクープ写真をとって勝ち誇ったトニーだったが、男らしくない陰湿な方法をママにとがめられる。
写真が流出したことで、場所代を支払わらなくなったジョヴァンニに今度は、ママがご立腹。ママの間接的な始末命令をそのまま鵜呑みにしたトニーは、ジョヴァンニをミンチにしてしまう。
ジョヴァンニのミンチは、彼の店で流通されてしまった・・・
GTAシリーズの中では、比較的まとも?な一般人だが、狂人の犠牲者になった哀れな人。
ドナルド・ラブ 血気盛んな市長選候補者
3ではカリスマ的なメディア王として君臨している。莫大な資金をもとに市長選に立候補する。サルバトーレとしては、自分に従順な市長をたてかったので、ウィンウィンな関係。
市長選のために、汚い工作をいとわない。
また、特別な趣向をもっており、いかんなく発揮している。
サルバトーレの逮捕と、裏工作が明るみになって、一度は表舞台からフェードアウトする。
その後、元師匠のエイブリーの不動産計画をトニーに指示して、横取り。エイブリーは彼の「パーティ」の参加者として、有効活用している。
3に比べると、かなり血気盛ん。
レオン・マカフリー おとなしい?汚職警官
ヤーティーズを組んでいる汚職警官。同じシマのフォレッリファミリーが邪魔ということで、トニーと利害関係が一致して、協力している。
同時に部下のレイ・マショウスキーを取り込んで、彼を汚職警官として育てようとしていた。マフィアと組むことに抵抗のあるレイ。
のちに自分の立場を守るために、レイを密告しようとしたマカフリーは、レイの指示をうけたクロードによって葬られる。
今までのレイ、テンペニーといった悪徳警官に比べると、やっていることはおとなしい。
トシコ・カサイ 束縛された女性
ヤクザの頭領・カズキ・カサイの妻。
政略結婚なのか、望まぬ結婚でカズキと結ばれ、束縛された人生に嫌気がさしていた。
トシコは、トニーを通して、ヤクザの内部事情を流出させ、内部崩壊させる。
情緒不安定な一方で、計算高く、どうすればカズキがトニーに敵対心を抱くかを計算したうえで、トニーと疑似デートして、嫉妬心をあおっている。
トニーはカズキを葬ったが、同時にトシコは飛び降り自殺する。
カズキへの本当の愛を抱き、後悔したのか・・・?
ただし、彼女が生き残ったとしても、カズキの兄妹であるケンジとアスカによって調査されて、トシコの裏切りは、発覚していたことだろう。
リバティーシティストーリーズは、いままでのGTAと一線を画したストーリーで、1つの組織に残り続け、ボスの司令をうける忠誠心の男を描いた作品になる。
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