ガリレオ(2007) 第1話「燃える」 感想

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無性に東野圭吾原作、福山雅治主演のガリレオ(2007)が見たくなったので、FODプレミアを通してみることになった。

 

第1話は、当時フジテレビがこれでもかとCMで宣伝しており、犯人役の唐沢寿明と、頭が燃える被害者の姿などが非常に印象的だった。

福山雅治もこの時の年齢が38歳で、歌手、俳優とマルチタレントのトップとしてひた走っている時期だった。

帝都大学理工学部の変人天才科学者、湯川学と、新人刑事の内海薫のバディものとなっている。

「実に面白い」

「さっぱりわからない」

「感情は論理的ではない。論理的ではないものにまともにとりあうのは、時間の無駄だ」

論理的ではない子供は嫌い

道路に突然ひらめいて、数式を書き出すこと

 

この1話の時点で入念に湯川学についての人物像を視聴者に表現している。

 

興味深かったのが、いまやバイプレイヤーとして引っ張りだこのムロツヨシが、近所の住人として一言ぐらいしかセリフがなかった点。時代を感じる

 

 

炭酸ガスレーザーの光を鏡に反射して、人に当てる

金属加工の専門

 

ちなみに、人の感情や心はわからないといいながら、もう1話の時点で、犯人のプロファインリングが完璧にできており

完璧な精密さとタイミングを求められるレーザー殺人事件の犯人金森は、3か月前から40回以上にわたる殺人未遂を繰り返していることで、執念深く、残酷な人間であると称している。

 

湯川の無謀といえる多数の実験と検証が肝になっており、被害者を脅かそうとした偶然の事故である傷害致死ではなく、入念に計画された計画殺人であるという立証が「燃える」のストーリーになっている。

 

古畑任三郎と同じく、冒頭から犯人が判明しているいわゆる「倒叙トリック」なのだが、ガリレオの場合はどのような凶器、犯行、トリックなのかが謎解きになっている。

さらに、犯人は入念なトリックを行っており、古畑のように感情的、突発的、自己的な犯行ではなく、明らかに殺意があって犯罪に及んでいる。この違いが、ガリレオの面白さでもある。