今年は、ワールドカップイヤーだったこともあったので、ウイイレとFIFAの一騎打ちも相当加熱しているんじゃないかと・・・
いやウイイレ9月15日時点でソフト売り上げ国内でも10万本行っていないみたいです・・・
新作である2019シーズンの体験版を両方やってみた感想を書きたいと思います。もちろん体験版なので、製品版だとどうなっているかという深い考察ではありません、あしからず。
さらに、筆者が最近遊んだサッカーゲームはFIFA17と2世代前になるのであんまりうまい比較はいえません。ウイイレは体験版ぐらいしか遊んでいないし。
(サッカーゲームなので1年経過するとすぐに安くなります。昔はワールドカップイヤーのウイイレとかを中古ショップで買ってましたね)
選べるモードはどっちもクイックマッチ、エキシビジョン。ただFIFAは今回ライセンスを取得したチャンピオンズリーグの予選に見立てたクイックマッチが遊べて、ウイイレはなんと体験版の時点で、オンライン対戦やCOOPが遊べるのです。
選べる主要チームは
FIFA
ユベントス、ローマ、マンチェスターU、マンチェスターC、バイエルン、ドルトムント、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、パリ・サンジェルマン
ウイイレ
フランス、アルゼンチン、バルセロナ、リヴァプール、シャルケ、ミラン、インテル
一番の違いは、ウイイレは体験版の時点でナショナルチームが遊べます。優勝国のフランスが使えますね。ただし、2018年5月時点のデータですのでリヴァプールのキーパーはアリソンではない・・・バルサにはまだ、イニエスタが所属しています(笑)
まずウイイレから
やはり、パートナーシップを結んでいるバルセロナのカンプ・ノウへの拘りはすさまじいです。
ウイイレは、PS2のころからサッカーらしさとゲームらしさの挙動をうまくミックスしていました。ただ近年、FIFAの勢いが異常に増しており、全世界のシェア、ライセンスは比較するまでもなく劣っているため、オンラインでチームを作って課金というところに注力しています。基本無料のスマホなどもあり、もしかしたらゆくゆくはプロ野球スピリッツのようにスマホ主体になっていくのではないかと思われます。
プレイフィールなんですけど、相変わらずFIFAに比べてプレス+ダッシュの突進力は凄くて、守備もしやすいですが、CPUもかなり積極的にプレスしていきます。個人突破は難しいですね。動きは結構もっさり気味ですね。なかなかシュートが入らない・・・
次にFIFA
(おなじみムバッペのパフォーマンス)
今回のFIFAはライセンスを増やすのみならず、固有フェイスを爆発的に増加させました。前にプレイしたのがFIFA17だったこともありますが、選手の表情や挙動がますますクオリティアップしています。
戦術はデフォルトで、戦術的プレスになっていて、守りに入っているときは放置しても相手のパスをカットしてくれたりします。逆にタックル性能はウイイレに比べて低いので無理に前に出ないプレイをするのもFIFA17っぽいですね。あとウイイレに比べてプレスした時のファールのもらい方が少ない気がします。今回のハウスルールによるノーファールモードが気になりますね。
そして、最大の変更点であるタイミングフィニッシュ。シュートボタンを押すとバーが表示され、タイミングよくシュートボタンを押すとコースと威力がよくなるというシステムです。
正直わかりにくいところもあります。FIFAもチュートリアルは充実しているので、今後やっていくって感じでしょうか。ペナルティエリア内であわせるのはバーの動きが速くて難しいですが、クロスにあわせるとか、コーナーキックにヘディングであわせるというのは、非常に楽しいです。
バーを合わせるだけではなく、フリーに走り込むという技術も養われそう。
とても素晴らしい地面にたたきつけるオタメンディのヘディングをお見舞いできました^^
(これだけのクオリティだとまたドイツ代表は夜にFIFAをプレイして、重要な大会で負けるかもしれませんね)
あと、自分がフリーの時のバイタルエリアでのミドルシュートもかなり決めやすいと感じました。シュートを打つ直前の足を振りかぶるモーションがものすごく凝っていて、かっこいいですね。
おそらく、合わせの時や、自分がフリーであるか、ディフェンダーに妨害されていないか、スタミナの残量によってバーの動きは変わっていると思われます。
あと、実装時には「クリロナとかはバーの猶予が長いのでは?」って予想を立てていた人もいましたが、クリロナやアグエロといったワールドクラスのFWの場合、タイミングフィニッシュが早すぎるとゴロボールになりますが、少し遅いぐらいでも普通の弾道シュートが打てます。
タイミングフィニッシュは、普段シュートしないボランチやDFであっても強力なシュートが打てるかもしれないというシュチュエーションのシステムかもしれません。
シェアによって異なる体験版のアプローチ
いろいろと語りましたが、私はFIFA19を購入しようと思います。ストーリーにあたるジャーニーも魅力的ですし、触り心地が気持ちよかったのはFIFA19の方でした。

(ハンター君、よかったらユベントスにこないかい?)
今回、ウイイレとFIFAで一番違いを感じた点は2つありました。
一つは交代
ウイイレは、交代をメニュー開かずにクイックで行えます。これもすごい便利になりました。選手のスタミナ把握はボールに触れた選手しか、素人はわかりませんから。
(ウイイレの場合は、選手全体のスタミナをメニューで見られます)
一方で、FIFAはスタミナが赤に減少して、パフォーマンスが落ちた選手をプレイが止まったとときに通知して、適切な交代先の選手を案内して交代させてくれます。
(FIFAの場合は的確に「この選手を変えた方がいい」と指示されます。どちらも一長一短です)
特に、僕はWCCFの名残でユベントスを使うのですが、高齢プレイヤーが多いので、すぐにガス欠になるのでありがたい・・・
次に、難易度に関してです。
実は、体験版のデフォルトでウイイレは下から3番目、FIFAは下から2番目の難易度になっています。初めて体験版を触る人は難易度設定まで目が行く人がいないかもしれません。それを想定してFIFAは優し目になっています。
あと、FIFAの低難易度は、シュートを外すだけではなくクリアミスをしたりと本当に始めたばかりの人間らしいポカをAIがやっており、プレスの動きにしてもそうですがAIの賢さは研究されているなと思いました。
一方でウイイレはプレスの頻度などが変わるぐらいで、従来のサッカーゲームの難易度の味付けに感じました。
その分、体験版からオンラインクイックマッチできるのは魅力的ですね。
ただ、やりなれている知人は、「FIFAのレジェンド(最高難易度)は守備の時に選手がむらがってくる」と表現していました(笑)
このあたりの考えも広いシェアを持っているFIFAと狭いシェアに届けるウイイレとのアプローチの違いに感じました。
(FIFA・・・意外と安いですね)
現在のサッカーゲームファンは、FIFAをフルプライスで買って、ウイイレは基本無料版をかって、マイクラブで遊ぶというのが主流みたいです。どちらがいいというわけではなく、完全にプレイフィールって感じですね。ライセンスに関しては、もちろんあったほうが欧州サッカーの詳しくなれるのですが、なくてもサッカーゲームとして面白ければいいんじゃないかな~と思ったり。
それに、ウイイレという競争相手がいるから、FIFAもゲームらしい面白いアプローチを練っているのですから、できるならこのライバル関係が続いて、ゲーム業界が活性化してほしいですね。もうちょっとXBOXONEにがんばってもらわないと・・・