KONAMIとM2が私たちの夢をまた一つかなえてくれた。
Castlevania Dominus Collectionという、悪魔城ドラキュラのDS作品3作品とさらにアーケードの悪魔城ドラキュラ、ななななんと2024年のリメイク新作として、アーケード版の改良となるREVISITEDも加わっている。
なぜ全世界のアクションゲームファンがこのゲームを買うべきかを、紹介する。
ちなみに私が一番好きなドラキュラは、SFCの初代リメイクの悪魔城ドラキュラとMDのバンパイアキラーだ。どちらも今プレイしても操作性抜群で、動かしていて気持ちがいい。
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おそらく世界でトップレベルにコスパの良い作品 Castlevania Dominus Collection
悪魔城ドラキュラは、SFC時代までが前期のステージクリア型アクション。月下の夜想曲から始まるメトロイドヴァニア、いわゆる探索型は後期といわれている。
そして、この後期の集大成といえるのが、DS3作品になっている。
蒼月の十字架、ギャラリーオブラビリンス、奪われた刻印
ちなみにこの3作品は世界観を完全に共有しているわけではなく、続編でもないため、システムやグラフィックの進化を確認するために順番に遊ぶのもいいし、奪われた刻印から始めるのもあり。
なぜ、これだけ話題になっているかというと、3作品ともDSの作品で中古市場がいずれもプレミアがついている。
特に奪われた刻印は中古でも2万前後、さらに新品だと6万円をつけているものもある。今回のダウンロードコレクションでさすがに値段は下がると思われるが、ソフトをコレクションしたいというコレクターは一定数いるので、定価未満になることも考えづらい。
他の2作品も中古市場で1万円前後となっており、ソフトの評価は高いが、「手に入りづらい」というデメリットがあった
その唯一のデメリットがこのダウンロードコレクションで完全に解消されたのである。KONAMIとM2を応援すべく、すぐにダウンロード購入してしまった。
結論から言えば、本作は6000円とっても罰が当たらないレベルの素晴らしい内容になっている。
M2によるユーザーフレンドな追加要素の数々
M2といえば、数々のレトロゲームの移植で定評があり、特にSTGファンからは絶大な支持を受けている。
特筆すべきは3画面表示と、巻き戻しプレイだ。
(車に乗ったら車が主人公の体重で傾くなどこだわりがすごい。そして3画面は画期的で非常に快適)
DSの作品の為、ゲームオーバーになるとチェックポイントではなく、セーブポイントに飛ばされてしまう。巻き戻しプレイはミスなどを帳消しにすることもできるし、探索の間違いをカットすることもでき、時短として大いに役立つ。
さらにテキストを読み飛ばしてしまった場合に確認するなどにも使える。
次に、3画面表示。元がDSの作品だったということで分割画面を表現。できれば大きなテレビモニターでプレイしたい。
蒼月の十字架の場合、プレイ画面の右にキャラのステータスとマップが表示されており、あとどれぐらいでレベルアップするのか、敵の弱点は何か、マップでまだ行っていない場所はどこか?
あらゆる情報が一目瞭然となっており、大いに助かる。
さらにさらに、ギャラリーモード、敵図鑑、そしてミュージックプレイヤー機能も搭載。
BGMはクリアしなくてもいきなり聞けるので、いろいろ曲を聴いて好きになった作品からプレイするのもあり。
悪魔城ドラキュラRevisited クリア後レビュー ステージ探索型ドラキュラの入門編として最適 うまい人はサクサクとクリアできる
というわけで、まず悪魔城ドラキュラRevisitedを遊んだ。
(結婚式の帰りにドラキュラに襲われて、花嫁をさらわれるベルモンド。この流れもアーケードからかなり進化している)
(背景の描きこみが非常に素晴らしく、みていてうっとりしてやられることも・・・)
クリア時間は1時間もかからず、古き良きドラキュラを堪能できる。
本作のためにアレンジされたBGM、かきおこされたグラフィックなど、ただでさえ3000円のコレクションとしては満点の出来で、追加のゲームを入れますか?というぐらいのM2の気合を感じ取れる作品だ!!
悪魔城ドラキュラRevisitedは、アーケード版をもととしており、アーケード版は、ファミコンの初代ドラキュラのリメイク的な立ち位置になるのだが、時間を止めるサブアイテムが強すぎたり、アーケードのインカムを考えて、難易度が高かったりと癖があったようだ。
悪魔城ドラキュラRevisitedは、ステージクリア型ドラキュラの入門としては最適で、落下死もなければ、ゲームオーバー後もステージ途中のチェックポイントからスタートする。
(意地悪なステージが0とはいわないが、全体的に良心的な難易度となっている)
しかし、ボスでやられてしまうとムチを一段階強化ぐらいしかできなかったり、回復アイテムはそんなに落ちていないので、やりこめばやりこむほど、クリアしやすくなる、プレイヤーの技術の成長を感じられるつくりになっている。
(シリーズ恒例のドラキュラ第2形態。今回は第2形態でやられても第2形態から遊ばせてくれる。一部どうしたらかわせるんだ?という攻撃があった…やりこみ不足)
Revisitedの個性としては、鞭の時間制限強化がある
オーブを獲得すると画面上部に緑のゲージが表示され、ゲージがなくなるまで、鞭が強化された状態になる。火力、リーチがかなり強くなる。
(トレジャーのメガドライブ作品なのかな?と錯覚するぐらい立体的で関節を動かすボスが登場。見ごたえたっぷり)
このオーブは固定かランダムかわからないが、結構わんさかととれるため、うまい人は強化鞭を維持しながら、ステージをどんどん進める。
Revisitedは、初心者の人でも遊びやすく、上級者になるとサクサクと爽快に進んでいける作品のようだ。
ということで、ここ近年海外のインディーズなどで、メトロイドヴァニアは盛んであるが、やはり本家のメトロイドとドラキュラの探索アクションは一味違う。素晴らしい作品だった。
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