やってはいけない歯科治療 国民皆保険が生んだ弊害 安さの代償として失われていく歯

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今年、29年目にして初めて銀歯をいれた。インレーという上部の内側だけの軽度なものだ。2本いきなりつめて恐々としたが、無事に終わった。

3か月後、銀歯のシミも治まったところで、再び定期検診。歯磨きの不手際を注意されるも、また「歯と歯の内側の虫歯だから、銀歯をいれないといけない」といわれ・・・ひどく落胆。

すぐに治療することもできるが、まだ様子をみるとのこと・・・

ということで、破れかぶれで、アマゾンで虫歯について調べてみたら、こんな本書を発見した。

やってはいけない歯科治療

なんだか・・・恐怖心をあおるタイトルだなと思いつつ、読んでみる

自分の歯を守るためには、もう歯医者任せにせず、「正しい知識」を知ることしかない。その第一歩として、今知るべき真実を本書に記した。

歯は一生ものだ。成人になって失えば二度と会えなくなる。

しかしながら、歯の全貌は自分で確認することができない。特に神経なんてわからないし、歯の根元もわからないのだ。「歯石がたまってますね~」と注意を受けてもよくわからない。

そして、セルフメディケーションもせいぜい、歯茎のはれを抑える塗り薬ぐらいだ・・・抑えるといっても、歯茎の中にプラークがたまっていたら、意味がない。

これほどまでに、身近でありながら、治療の責任のウェイトが重いのが歯医者なのだ。そして、我々も身近に感じながらも、歯の治療については、「無知」であったことをわからされる。

本書は

  • なぜ成人の7割以上の虫歯治療が銀歯で、他国で主流のコンポジット・レジン(白いプラスティックで保険適用内)が使われていないのか?
  • そもそも虫歯の原因は何か?
  • 真面目に定期治療を行っていても、歯周病で歯を失う人が後を絶たないのはなぜか?
  • 芸能人もこぞって活用する自費治療のインプラントの恐ろしき手術ミスはいかにして起こるか?
  • 感染症のリスクを把握しながら、治療器具を使いまわしてしまう実態とは?
  • 口コミサイトで星が軒並み5だったに、資格をはく奪された歯医者の真実
  • 我が国の予防歯科が、発展途上である原因

これは、膨大な問題のごく一部であるが、一つでも思い当たるものがあれば、購入してほしい。ここまで、歯科医の問題、さらには我々患者にまで問題提起が投げかけられる本はそうそうないからだ。

全ての要因は、需要と供給のズレから始まっている

日本では、「虫歯の洪水時代」に歯科医を増やした結果、1980年ころの約6万人から、現在では10万人を超えた。一方、虫歯の患者数は反比例して激減したので、歯医者は完全に飽和状態になった。そのため、「治療中心」から「予防歯科」に転換する歯科医院が急増している。

しかし、その転換もむなしく、予防歯科を保険で運用はできない。

今でも初診で来る患者は、他でひどい治療をされていますし、中高年では取り返しのつかない状態の人も多いです。世界に名だたる日本の保険制度と言われますけど、現実は、安い・早い・どこでも・誰でもという質が低い歯科治療になっています

患者にとっては、治療費の負担が軽い方がいいように思えるかもしれないが、制度の低い「銀歯」が量産された歴史を考えると、妥当な治療費というものを考え直す時期にあると思う。

歯の治療は、保険の適用範囲が広く、私の周りでも時間が惜しかったり、本当に深刻な状況になって初めて歯医者にいく友人が多い。

かくいう私だって、歯医者にいくのは嫌いだ。3か月の定期検診の間には、歯磨きを数回さぼることだってある。相手はプロでそれを見抜くので、ひたすら歯磨きの悪さを指摘されて、しょんぼりしながら帰る・・・それでも通うことが大切だが。

歯を守るためには、デンタルフロスを活用したセルフケアと、信頼できる歯科医師による定期検診が絶対に必要だ。

しかしながら、予防歯科に力をいれているからといって安心はできない。予防歯科と称して、高額な抜歯&インプラント、セラミックなどの自費治療を勧めてくる医師も多いと本書では、警告されている。

また、歯医者というだけで、どのような歯の問題も治療してくれるものと、我々は盲信している。

「白い巨塔」ではないが、医師から「○○しかない」と選択肢を狭められたら、患者としては、それを信じざるを得なくなる。

頼みの綱はネットの情報であるが、ネットの情報でも確信めいたものはない。

だからこそ、こういうジャーナリズムが機能している書籍の役割が重要なのだ・・・と身と歯がしみるように感じられた。

指導医だからといって、それがしっかりした機関かわからない。口コミサイトで評価が高いからと言ってサクラの可能性は否定できない。

通院している歯医者が、何に特化しており、その主治医がどのような経験を積んでいるか。患者側も受け身ではなく、審査基準をもうけなければならない。そして、疑いがある場合は、セカンドオピニオンを受けなければならない。

そして、場合によってはこちらの判断で、将来の歯を守るための自費治療も必要となってくる。

知識をつけよう。そして選択肢を自分で考えよう。それは自分の生活や安全を守ることに他ならない。

読めば読むほど、知られざる裏側に恐怖させられた。筆者が、現場の人間から批判を受け、嫌がらせの妨害工作を受けながらも書ききったこの事実が、本書の信ぴょう性の現れだ。

単に問題提起にとどまらず、治療の流れを細かく記載している。誰しもが歯のトラブルに遭遇したときに、読んでおきたい本だ。

近々筆者は、歯医者を変えて、コンポジットレジンの治療に臨む予定だ。その詳細は後日アップ予定だ。