またも、桃山御陵駅前の近くの店を紹介。
今回は、「大黒」という名前のラーメン屋です。
ドラッグストアじゃないですよ。
東東福寺駅前にもあるらしいですが、こちらが本店らしく、平日の19時半ぐらいでしたが、僕が座った後に家族連れが2組ほど待っていました。
この店の特徴は、なんといってもプライスです。
ラーメンが500円で焼きめしが250円というリーズナブルな価格設定。セットで頼んでも普通の店のラーメンと同じ値段です。
「でもさ、安かろう悪かろうじゃないの?」
って思っている人も多いと思いますけど、Googleの口コミで460件獲得していて、星4が示すように、評価が高いです。
チャーシュー、ネギの構成自体はシンプルで、あっさり系のラーメンです。純粋な醤油ラーメンってわけではなく、飲むと淡いコク(肉系統の?)が感じられます。あっさりしている中にも、強い芯のようなコクがあり、スープをすべて飲みきってしまいました(笑)
炒飯も非常にシンプルで、250円だけあって量はそこまで多くないのですが、お皿が大きく食べやすいです。
この店に入ると、古き良きラーメン屋って感想を抱きます。
カウンター席よりもテーブル席を主軸にして、テレビが放送されていて、雑誌も置いていて、店内では複数の店員が活気あふれる接客をされています。
客のメインは家族連れです。そういえば、最近のラーメン屋ってカウンター席だけが基本で、友人、カップル、あるいは一人でラーメンを食べ歩いている少数ばかりを狙った(土地代の兼ね合いもありますけど)店が多いんですよね。
小学生ぐらいのお子さんは休日こそは、外食に行きたいでしょうし、物価が上昇したとしても親の方も子供を外食に連れて行きたいと思うのが、人情ですよね。
僕は、幸運にも長男だったので、小さいころからいろいろ連れてもらいましたが、後から「あぁかわいがってもらったんだな~」と恩義に感じることがよくあります。
焼き飯をシェアすることもあるでしょうし、家族4人でラーメン4人前、焼き飯2人前なら、2500円で済むってのは、かなり有難いですよね。
近年は、こうしたファミリーに対してのラーメン屋は激減した印象です。人気店なら整理券を持って待ちますけど、小さなお子さんが1~2時間もラーメンを食べるために待つのは、難しいでしょう。
ショッピングモールなどのフードコートに併設されたラーメン屋もありますけど、「ラーメン屋に家族で行く」って既成事実も大切だと思います。
以上が大黒のレビューです。味もおいしかったですが、感動したのは、ファミリーに対してフレンドリーなラーメン屋がまだしっかりと駅近であったということでした。