多方面で絶賛だったアランウェイクⅡをやりたいがために、一応関連性のあるレメディーが2019年に出した「CONTROL」(コントロール)を遊んだ。
2025年7月現在、PSのゲームカタログで遊べる。
「CONTROL」(コントロール) ゲームプレイ評価
レメディーといえば、マックスペイン、アランウェイクなどで有名。
アランウェイクは正直、ストーリーもあまり理解できなかったし、アクション面も面白いといえる要素がなかった。
一方で、コントロールは、ゲーム的に面白いと感じた。
やることといえば、銃を撃ちながら、エネルギーがたまったらまわりの物体を利用して、投げつける。敵の攻撃が激しくなったら物陰に隠れる。たいていはこれで乗り切れる。
このゲーム、一番重要なのは、主人公や武器の強化であり、強化素材と強化内容によって難易度がかなり変わる。
ざっくりいえば、ヘルス回復重視にして死ににくくするか、エネルギー回復重視にしてバンバン攻撃するようにするか。それぐらいだが、特化したビルドにしないとおそらく苦戦する。
ゲームレビューでは、マップが不親切で上下が分かりにくく理不尽に迷子になるらしい。
確かにPS4基準で見たら迷いやすいが、フロムソフトウェアのソウルシリーズとか、PS2時代のゲームだと思ってプレイすれば何とかなる…ってプレイヤーが我慢する必要があるのか。
また死にゲー的な要素もあって、セーブは基本的にセーブポイントでしかできない。敵を倒してある程度すすんでやられたら、チェックポイントなどはなく、セーブポイントから再開される。
敵の攻撃力も一時代前のTPSで、爆発やスナイパーライフルを食らうといくら主人公の体力がマックスであっても2撃ぐらいで死ぬ。
逆に主人公の攻撃力も高いし、敵を倒したときにほぼ必ず回復アイテムがでるので、そこでバランスをとっているから、理不尽には感じなかった。むしろスピーディーで緊張感のある戦闘が常に続いていたので、評価している。(多少理不尽な部分はあったけど)
DLCの「基盤」「AWE」もクリアした確かにかなり難しいが、クリア後のプレイスキルでなんとかクリアできる。ただ発売日にソフトを購入して、久しぶりにDLCをプレイしたらすぐにやられるぐらいに難しい。だからDLCってあまり好きじゃない。
プレイ時間は、読み物を全く読まず、でもムービーだけは一応みたというところで、サブクエストは無視してメインを突っ走って、DLC2つもクリアして12時間ぐらいだった。
濃厚な時間だったが、それでも終盤は戦闘と探索が単調に続く感じがした。
謎解きもあるが、ほとんどがコンテナをつなげて電気をつけて、扉を開通させるというもの。
「CONTROL」(コントロール)の難解?なストーリーのあらすじとネタバレ
コントロールは、海外と日本で評価が二分している…いやゲームプレイについては国内でも評価が高いのだが、ローカライズが直訳すぎて、わかりにくいということで、批判が目立つ。
おおまかなあらすじ
ジェシー・フェイデンという女性が主人公で、彼女は幼少期に生き別れた弟のディランを探すために、連邦捜査局のオールデストハウスという場所に向かう。
すでに捜査局の長官のトレンチが銃で撃たれて死亡、そのかたわらにあった「サービスウエポン」という銃をジェシーは取得し、サービスウエポンの主として選ばれて、新しい長官になった。
同時期に、捜査局のエージェントを支配していた「ヒス」という謎の勢力からの攻撃を受け、ジェシーは、スタッフと協力してこれを退けていく。
以降の話だが、本作には「ヘドロン」と「ヒス」という対立する生命体がある。ちなみにこの2つ以外にもいろいろ生命体が存在している。
主人公のジェシーは幼少期に過ごしたオーディナリーでヘドロンの触媒である「ポラリス」(ジェシー命名)と共鳴し、不可思議な現象に弟とともに遭遇するが、そこから逃げ出し、弟は捜査局に補足される。まるで仮面ライダーブラックとシャドームーン。
複雑なのは、ヘドロンとヒスは対立していて、ヒスが一方的に人を襲っているが、だからといってヘドロンが人間の味方ではなく、ヘドロンはヘドロンで人間を取り込んで操ってやろうみたいな魂胆がある模様。でもポラリスはヘドロンの一部なのに、ジェシーに友情を抱いている。
本作でも映像で登場するダーリング博士だが、彼はヘドロンを研究し、ヒスを退ける装備を開発するが、最終的にヘドロンに取り込まれてしまう。
トレンチという局長はすでにかなり以前からヒスに脳内を犯されており、ヒスを捜査局に招き入れたのは操られた彼の仕業。
操られていたといっても、残った自我を振り絞って、施設をロックダウンしヒスが外界にでないようにした。
トレンチが死んだのは、ヒスによって殺されたのか、彼が自殺したのかは謎。
ポラリスを解放しようとして、ヘドロンを破壊したが、ヘドロンの一部だったポラリスも一時消失し、ヒスへの侵攻に対して無敵だったジェシーの精神もヒスに一時的に蝕まれるが、ポラリスが復活し、ヒスを退け、弟からもヒスを取り除くことに成功してエンディングとなる。
「CONTROL」(コントロール)のストーリーの見せ方について思うこと 文献
コントロールのネタバレとかストーリーを調べると「なんだそんなことか」とか「あれよくわからなかったぞ」って感想になると思う。
ステージ内の資料や映像を飛ばしてしまったら、ダーリング博士がヘドロンと出会って、精神的におかしくなっていく過程がごっそり抜けてしまう。
上の、コントロールに対して的確なプラスとマイナスの評価する動画がある。
プラス面として、コントロールはただ与えられた情報をうのみにするのではなく、ジェシーになりきって操作局に眠っている資料を読み起こして、過去を想像する考察する楽しさがある
なるほど…
でも、筆者はゲームで読み物を読むことがかなり苦手だ。
また、コントロールの資料は見落とす場合もあるため、一度読み進めたら、完璧に読まないととなってしまう。
そもそもアドベンチャーゲームとしてじっくり遊ぶことが実は推奨されるのだが、ゲーム性はかなり激しいアクションゲームとして楽しめるため、その2つがいまいちかみ合っていないのも、コントロールの問題点かもしれない。
「CONTROL」(コントロール) 2025年基準でレビューする
超能力を主軸とした作品といえば、インファマスやバイオショックなどがあるが、コントロールはその2作の良いところを取り入れている。
超能力は確かに強いのだが、クールタイムは銃器をしっかり扱い、特製のことなる攻撃方法を熟知すれば突破がたやすくなる。
超能力ゲームとしてのアクションゲームの面白さと、TPSの面白さをしっかり両立している作品だ。
特に超能力は、どんなオブジェクトでもつかんで攻撃できるし、オブジェクトが周囲になくても適当にそこら辺の壁をつかって攻撃するようになっている。
超能力の制約が少ない。
レメディーの作品はあまり遊んでいないが、現時点でレメディー最高傑作だと思う。
マックスペイン→今遊ぶと理不尽で難しい難易度であきらめた
アランウェイク→今遊ぶとさすがに古臭く感じる…が他のレメディー作品に比べて事前知識をそこまで必要としないのが救い。でもストーリーは難解な部類