9月に発売されたばかりのコカ・コーラコーヒープラスを紹介します。
これまで、コーラはバニラ、ピーチフレーバーを世に送り出しました。ライバルのペプシはきゅうりやスイカといったかなり勝負にいったようなフレーバーも出していました。
一方で、サイダーだけの三ツ矢は梅など手堅いラインナップで炭酸フレーバーを定着させています。
そんなな中でコカ・コーラが発売したのは、なんとコーヒー・・・
しかも単に「コーヒーにしました」ではなく、プラスコーヒーです。
コーラの味わいをそのままに「プラスカフェイン(コーヒーパウダー由来)を混ぜ合わせた新生コーラというわけです。
近年のコーラは、メッツに並べとトクホコーラを出すなど、堅実にコーラを売るスタイルへ定着。CMも奇をてらったようなCMではなく、国民的女優の綾瀬はるかに笑顔で飲ませればいいという手法です(すごい雑な紹介)
果たしてこれおいしいのか?コレ
実際に飲んでみた
色合いは、まさにいままで僕たちが見たコーラでなんの変哲もなし・・・
飲み始めは、コーヒーフレーバーががつっときます。
正直、飲み始めは不味いという評価です。過去にもコーヒー+炭酸を試みた商品は幾度となく発売されましたが、定着しませんでした。コーヒーの苦さと炭酸の清涼感が非常に不味い組み合わせになっていました。逆に紅茶はスパークリングですごい相性がいんですよね。
ただ、飲んでいくとコーヒーの苦さがだんだんとコーラの凶悪な甘さの影にかくれて、後味にすっきりとした清涼感をもたらしてくれます。
飲み続けていくとうまく混ざり合っていって、「なんだ飲めるじゃん」って感じで、飲めます。ゴクゴクとはいきませんが。
後味は、しっかりコーヒーの余韻があって、コーラの甘ったるさを相殺しています。
総括すると、単にコーラ×珈琲という意外性で勝負せず、コーラをベースにコーヒーの風味をうまく乗せた飲料水という評価ができます。リピするかどうかは別として、これはこれで完成されたものではないでしょうか。
ただ、一つ欠点が・・・・
もともとコーラには100ミリあたり10ミリ程度のカフェインが含有されていますが、カフェインをプラスしているにも関わらず、カフェインの内容量が具体的に表記されていません・・・
(カロリーゼロばかりが注目されますが、カフェインゼロタイプも一応発売されています)
おそらく100ミリあたり10~60の間ぐらいでしょう。すごいアバウトですけど。
カフェインが含まれているといっても、コーヒーやお茶に比べれば少ないのですが、気分をすっきりさせたいというエナジードリンク的な宣伝をしているのであれば、大企業ですからそこもしっかりと記載すべきだと思います。
もともと、炭酸飲料やコーヒーは糖分を正確に記載すると消費者が、購入を控えるので絶妙な塩梅でぼかすのですが、さすがに不実すぎる気がします。
そんなわけで、メーカーさんに直接問い合わせてみました!!
回答結果ですが、レギュラーコーヒー100ミリあたりに含まれるカフェインの4分の1だそうです。
ちなみにメーカー公式回答によると普通のコーラがレギュラーコーヒーの6分の1になるので、結果は
「コーラよりはカフェイン含有量は多いが、レギュラーコーヒーに比べるとまだまだ少ない」
僕も思わず電話口で
「意外と少ないんですね~」
と漏らしました(笑)そのため、受験生の諸君、コーヒーをガバガバ飲むよりはこちらを飲んだほうがいいぞ!!・・・糖分は気にしてね♡
一応、公式サイトの広報を確認すると、奇をてらったニューフレーバーではなく、仕事中でも飲めるコーラとしてレギュラーに定着させようという意図を感じさせます。
「コカ・コーラ プラスコーヒー」 9月17日(月・祝)から全国で発売
はたして、労働者は昼にこれをコンビニで買うのが当たり前の世の中になるのでしょうか~