ずっと1ドルだったキャノピーグロース(CGC)を損切りした理由 現代のアヘン戦争、フェンタニル問題と依存ビジネスについて

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つい最近、ブログでも稀に触れていましたが、カナダの医療用大麻などを主に作っているキャノピーグロース(CGC)を損切することにしました。

 

 

 

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なぜパンデミックの時期に大麻銘柄は暴騰して急落してしまったのか?

大麻銘柄というのは、将来的に大麻がアメリカ含めて、数多くの先進国で合法となり、医療用だけでなく、娯楽用も合法化されて事業として認められていく…というシナリオがありました。

特に盛り上がっていたのは、パンデミックの時期で、ロビンフッド銘柄ともいわれ、ロビンフッドによって若者も投資に参入しやすくなり、一時期は500ドル以上に暴騰していました…

 

本当の勝者はパンデミック前にCGCを買い集めて、利確した人かパンデミックの盛り上がりの時にショートをかけられた人…になりますが、正直難しすぎます。

 

それからあれよあれよとナイアガラの滝となって下落、株式併合などしてなんとかナスダックにすがりついているところ…

結局、マネーゲームとして機関投資家に使われたのが、大麻銘柄という見立てです。

 

民主党のカラマ・ハリスなどが大麻合法に意欲的だったといわれていますが、バイデン政権の時に上がらなかった時点でお察し

 

ということで、ここ数年はペニー株として、いつか上がるだろうと期待されながら、1ドル台の低空飛行を続けている状況が続いていました。

 

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アメリカを蝕むフェンタニル問題

フェンタニルをご存じでしょうか?

ドローンやAIによって戦争は次のステージにうつってしまいましたが、実は戦争を起こさずとも国力を弱める、落とす方法があるのです。

 

右翼的なことをいえば、日本の教育をかえることで、子供たちの自主性を本当に奪い、競争力を奪い、資本主義が進むことで少子高齢化が激化して、国力が弱まっているのが日本。

 

一方でアメリカでは合成麻薬の「フェンタニル」が中国からカナダやメキシコに流れて、アメリカに密輸され、多くの若者が機能不全となり、過剰摂取による死亡例も多数報告されています。

 

今回のトランプ関税で、なぜメキシコなどが高めに設定されているのか?これはフェンタニルに対する抑止が含まれていると考えられているのです。

 

これまでの禁止薬物よりもはるかに安価であり、さらに少量でトリップ状態になるということで、若者を中心に爆発的に広がっている一方で

たった2錠で命を落とすといわれており、アメリカではフェンタニルによる死亡者数が年間7万人を超えるといわれています。これはもはや戦争です。

 

そして、残念なことにフェンタニルの密輸の中継地点に日本の名古屋が使われていた…という話がありました。

2026年のVIVANTはフェンタニルを題材に扱ってほしいですね。

日本は日本で、咳止めの乱用などフェンタニルが流れたら、フェンタニルが流行ってしまう可能性があるのが、恐ろしいです。

 

 

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フェンタニルと大麻の関係性

結局、大麻株がはねるためには、アメリカでの普及が一番宣伝効果があります。

少なくとも現在のドナルド・トランプは、大麻の合法化に否定的ではないものの、暗号資産などをおしのけて進めるような優先順位の高さでないことは明白。

 

大麻が逆転するシナリオとしては、フェンタニルの中毒性を上書きするような形であらわれ、安価で若者たちが安全に使用できるというフェンタニルの抑止力として活躍

ただ、おそらくフェンタニルが敵視されるということは、ゲートウェイドラッグとしても見られる大麻への風当たりも強くなると思われます。

 

そもそも、精神を病んでいる若者がいるとして、アメリカの高額すぎる医療費を払ってまで、医療用途の大麻や精神安定剤を手に入れるのか?という話

だったら、友人づてで出会う売人から安価なフェンタニルを購入して、人生の嫌なことを忘れたいと思うのでは?という考えです。

 

要するに大麻の存在が、アメリカのメンタルに対する解決策の一手と思っていたのですが、もうすでにアメリカ人の中には、生きることに絶望して、生きることを放棄するために、フェンタニルを選択するという層が生まれている

つまり、大麻が台頭したり、救世主になるシナリオは個人的に考えづらいのです。

 

 

 

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CGCを損切りした2つの理由について

以上の点から、私は大麻株が生活に根付いたり、庶民に支持される未来が見えないなと思って、思い切ってCGCを損切しました。

現在の株式投資はファンダメンタルズよりも、その場の雰囲気、感情などが最も重要視されます。メタプラネットはいい例ですね。

 

それを考えると大麻株が支持される未来が予想できないのと

大麻株が暴騰して、安定して、嗜好品となって、高配当株になったとして、結局は、依存ビジネスの1つ。

清涼飲料水や、ファストフード、ビール、タバコといった、我々の寿命を間接的に蝕んでいるけど、中毒性のある商品をつかさどる企業こそが、安定した株価であり、配当もしっかり出しているというこの現実…

 

私が大麻株に投資していたのは、精神安定剤に切り替わる形で、大麻という選択肢が生まれるという未来を見てみたいなとおもいました。

しかしながら、精神安定剤も主治医とのカウンセリングによって量をしっかりコントロールすることはできますし、SNSで情報共有することも可能です。

暴騰する現実的な予想がたたなくなったこと(主にフェンタニル危機によって)、将来的に巨大ビジネスとなって、依存ビジネスに加わるのは、ちょっと違うなという勝手なプライド。

この2つが損切する決め手でしたね。一番はフェンタニル問題ですけどね。

フェンタニル問題に対して的確な解決策などを打ち出せることができれば、その銘柄は暴騰するかもしれませんね。

でも、結局禁止薬物を規制するのではなく

「使ったら人生が終わる。自分の人生は終わらせたくない大切なものだ」と個人が思える社会、ライフラインにしないと、貧富の差が拡大すればフェンタニル問題はどの先進国でも起こりうる危機であるということです。