バンダムナムコの最新作であり、ジャンプの人気漫画だったブリーチのゲーム
BLEACH Rebirth of Souls(以下リバソル)
こちらを6時間、尸魂界編(ソウルソサエティ)まで遊んだので、感想を述べていきます。
ちなみに筆者も1年前にゼブラックの無料枠を使って、破面編までは読みました。
ワンピース、ナルト、銀魂とともに当時のジャンプを支えた作品です。
どれだけすごいかというと、ブリーチの専門用語をひらがなで入力して変換すると、なんと変換候補にちゃんとあるんですよね。卍解とか尸魂界とか。これって本当にすごいですよね。
数年ぶりのドストレートなキャラクターゲーム 原作ファンも増やせる作品
原作らしいアクション、原作を再現したムービーと、ファンは当たり前ですが、原作を読んだことのない新規層、さらには原作が終了してからしばらくたっているので、本編の復習としても使えるのが、このリバソルになっています。
ナルティメットストームシリーズ、ドラゴンボールカカロット、ジョジョの奇妙な冒険(3部)といった、ゲームから原作へのファンを増やせるポテンシャルを持った作品です。
古き良きキャラクターゲームであり、格闘ゲームとしての駆け引きもある程度楽しめるのですが、どれだけ原作の迫力のあるバトル、逆転に次ぐ逆転、変身要素を再現するかを主眼においた作品になっています。
ムービーシーンは、原作のコミカルなシーンや、古き良き修行シーンなどもしっかり取り入れつつ、時間のない人にも向けた、高い要約力があって、重要なエピソード、バトルシーンをかいつまんで楽しむことができます。
あのキャラがなぜ仲間になったのか?あのキャラはなぜあのキャラを恨んでいるのか?そうしたブリーチの壮大な人間関係も、1分ぐらいのムービーに要約されていて、すごく感心しました。
なんとこの作品のために、20年前に声を当てた声優の方々が、再収録されているということで、これだけでかなり贅沢な作品となっています。
「そういえばこんなシーンあったな」とか「そうそうブリーチといえばこの演出」って場面が目白押しでした。
(ネットミームにもなったあの有名なシーンも…)
BLEACH Rebirth of Souls(ブリーチ リバースオブソウル) 少年の心を呼び起こすオサレな画面構成とBGM
それぞれ新章に突入するとOPの演出があったり、それまでのおさらいが、オサレなテロップとともに流されています。
画面演出は、ペルソナ5,BGMはどこか「すばらしきこのせかい」に近いものを感じさせます。
(キャラクターセレクトも無駄がなくすっきりしていますが、ここからシーズンパスなどを経由してどれだけのキャラクターが増えるのでしょうか…)
戦闘中でもブリーチの人気要素「卍解」を行ったときのモーションは、原作の迫力ある一枚絵を忠実に再現されています。
(主人公黒崎一護の卍解、天鎖斬月はいつみてもかっこいい)
BLEACH Rebirth of Souls(ブリーチ リバースオブソウル) 格闘アクションとして良い点
リバソルは、ごりごりの格闘ゲームではなく、ナルティメットストームシリーズのような、アクションゲームっぽい格闘ゲームみたいな位置づけです。視点もナルティメットストームに近いです。
リバソルで一番大切なのは、「間合い管理」になります。
主に攻撃は□(弱コンボ)、△(強コンボ)、〇(固有技)があります。固有技は名前の通りキャラによってことなるのですが、多くのキャラは長距離から攻撃できる技を有しています。逆に固有技が近距離のキャラだと結構使いづらいです。
弱コンボは出し切っても不利フレームが少なく、敵の反撃が受けづらい代わりに間合いがかなり狭いです。強コンボは出し切ってしまうと相手から反撃を許しますが、キャラ2体分ぐらいの距離でも届きます。
(朽木白哉はボタンによって長短の間合いを使い分けるテクニカルなキャラです)
さらに強コンボからのR2のフィニッシュ技でしめるとダメージを高く出せます。
リバソルには「魂魄」(こんぱく)を0にしたら勝利という点がユニークで、この魂魄はキャラの体力ゲージの上の数字です。上の画像だったら、黒崎一護は4,更木剣八は8になります。
魂魄は
- 相手の体力を0にする
- 相手の体力を残り3割ぐらいまで減らしフィニッシュ技を打って長押しする
この2パターンあります。当然体力を減らしきったほうが、奪える魂魄が増えます。また奪える魂魄はキャラクターの覚醒状態や強化状態によって左右されるため、魂魄を減らすためにゲージを温存するか、体力を減らしきるためにすぐに強化状態に入るかという駆け引きがあります。
BLEACH Rebirth of Souls(ブリーチ リバースオブソウル) 欠点について
欠点については、これはリバソルのシステムというより、ブリーチという作品の抱える要素なのですが、ほぼすべてのキャラが剣を持っているので、モーションが似たり寄ったりになったり、コンボルートなどがあまりないです。
そのため、愛着とかこだわりがないと、数戦したらキャラクターに飽きてしまうという点があります。
裏を返せば、友達でわいわい楽しむのであれば基本動作さえ覚えていれば、どのキャラも同じように動かせるから、いちいち手を止める必要がないといえるのですが。
また相手の魂魄を奪う時にかならず、そのキャラの必殺技を叩き込むシーンが流れるのですが、これが何度もみることになって、スキップできないので、間延び要素になってしまいます。
確かに、バトル漫画で最後は必殺技でしめられるゲームというのは、原作愛を感じられる一方で、自分で苦労して、必殺技でフィニッシュする楽しみを奪っているという点もあると思います。
BLEACH Rebirth of Soulsの今後について
リバソルは、ストーリーモードだけでも10時間以上は楽しめる作品になっています。
ただ、1人用モードは決して多いといえず、オンラインもランクマッチなどが内容です。今後大きな大会などをバンダイナムコが用意しているかといわれたら、ナルティメットストームでもあまりなかったので、期待はできないかもしれません。
すでに、シーズンパスで追加キャラが決まっているのですが、7000円の新作ゲームだったので、できれば早期購入者はシーズンパス1年目はデフォルトでついてくれたらうれしかったですね。でもPS2の時と開発費が段違いだから仕方ないですね。
問題は続編をつくるのか、この1作目のリバソルのまま原作最終章も再現してくれるのか?というところですね。
私は死神消失編から見ていないので、できれば、最後まで貫いてくれる情報があれば、DLCも含めて購入して応援したいなと思っています。
近年は、がっつりと原作物をムービーシーンもいれたり、バトルも原作要素を再現したものが減って、原作ファン向きのスマホゲーが多かったので、据え置き機でがっつりとキャラゲーを遊べるのは楽しかったです。
こちらと、ほぼ同時期に発売されたゼノブレイドクロスでだいぶ悩みましたが、こちらを購入しました。ゼノブレイドクロスはswitch2が発売されたら買おうかなと考え中…
(ゼノブレイドクロスにswitch2版があってPS4→5みたいに低下でアップグレードしてくれたらいいんですけど)