前回の前澤氏の新サービス「カブアンド」についてのアクセスがそれなりにあったので、今回も投資に関する記事を追加します。
今回のテーマはビットコインです
個人的にそこまでではないですが、ビットコインを少しずつ積み立てて投資しており、その効果が、トランプ当選後に如実に表れているので、1人の投資家の意見として今後「ビットコイン」とどう向き合っていけばいいかを考えていきます。
ビットコインがいままでにない上昇トレンド
現在ではトランプ大統領が、アメリカ政府として準備金でビットコインをまとめて購入するとか、それを売らないとか、税制度で優遇の可能性があるとか
とにかく、ビットコインはもちろん仮想通貨全体に影響が出ている状況です。
ビットコインは11月初旬で1ビットコイン1100万から、1400万へと暴騰。
今後この流れが続くのかどうか、様々なアナリストが予想していますが、ここまで政治的な側面でビットコインが注目されたのは初めてではないでしょうか。
今までのビットコインの乱高下というのは、投機的な側面でどの運用会社が買ったのかとか、クジラは誰なのか?みたいな話題で上がったり下がったりですが
とりあえず、トランプが大統領であるこの4年間は、ビットコインの上昇トレンドであることは間違いないでしょう。
一方で、現在の価格は、トランプがビットコインに対して強気で、かかげた公約をすべておこなってくれるという期待と前提であり、トランプの発言から少しでもずれると同様に暴落する危険性を持っているという認識も必要です。
利確できる人がいるのであれば、多少は利確することも考えるべきかも。絵に描いた餅になりかねないので。
ポートフォリオにおけるビットコインの割合について考える
ビットコインを金融資産の何パーセント保有したらいいのか?というのはよく議論されています。
今までは5%ぐらいもっておいたほうが面白いとか言われていましたね。
おそらく、今回の暴騰をうけて5パーセント以上のポートフォリオになっている人もいるかもしれません。正直難しい…
ビットコインの特徴として、「デジタルゴールド」といわれていますが、金ほどの歴史、安全性というものはありません。
金は現物でも持てるのですが、税制がややこしいので、ETFなどで間接的に所有、金の指数に連動する株を持っている人もいるでしょう。ただETFだと$を持つことになるので、為替にも目を配らせないといけなのがややこしいところ…
ビットコインの欠点として、ダウや日経平均といった株の指数とかなり連動してしまいます。
7月下旬、記憶にも新しい日銀の利上げによって日経平均は42000円から31000円まで大きく下落しました。かなり資産が減ってしまった人も多いでしょう。現在は38000円まで回復しているものの、インパクトの強い下落でした。
ビットコインも7月下旬から8月にかけて、1000万から800万まで1ビットコインが下落しました。
現物資産というのは、株に比べて配当などがなく(厳密に言えばビットコインもステーキングの概念はあるものの)、金で言えば株が暴落したときの下落局面に強いという性質があります。
難しいのは、シンプルに株が暴落したら金が上がるわけではなく、暴落の理由が、長期金利が上がったりして、ディフェンシブな銘柄や投資に資金がいってしまって株が下落した場合、配当などがもらえない金にも多少の影響が出るということです。
ボラティリティも高い資産になりますし、FX同様に余剰資金でビットコインを買っていくということが今後も大切になると思われます。
ビットコインの今後について
ビットコインは新しい通貨として期待されたわけですが、2024年時点でも新しい資産としての見方からあまり動いておらず、決済手段としての選択肢はやや希薄です。
一方で、安く買って高く売るいわゆるキャピタルゲインを狙うのであれば、半減期を複数終えて、希少性が高まり、それでも新規参入者が爆発的に増えない今が、チャンスともいえます。
よく「ビットコインはETFになったら、分離課税になったら」という人がいます。
確かに、現在のビットコインの利益は雑所得なので、ややこしかったり、人によったら最大利益の55%税金で納めることになります。
しかし、誰でも気軽にネットで買えるようになって、通販でも使用できるぐらいに一般に普及されるようになった場合、それこそビットコインの価値というのは下がってしまいます。
まだ円やドルの価値が絶滅的に下がっているわけではなく、スマホ一台あれば、電子決済は容易な世の中になっています。
トランプの発言や、法人が資産としてビットコインを保有するような世の中になれば、いよいよデジタルゴールドとしてのビットコインのポジションは堅いものになるでしょう。