バイオハザード8VILLAGE(ヴィレッジ) ネタバレ全開 攻略・エンディング後の感想・まとめレビュー イーサンとミランダの比較

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バイオハザード最新作、8作目にあたるVILLAGE(ヴィレッジ)を8時間ほどのクリア時間でクリアすることができましたので、レビューと感想をまとめたいと思います。今回のバイオハザードは難しいのか?恐いのか?7から続投したイーサンについて、ネタバレ全開で語るブログになります。


このブログでは、ドラッグストア店員で登録販売者の筆者が、遊んだゲームのレビューを行っています。youtubeもやっているのでよろしければ見てください。

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バイオハザード8 ヴィレッジ PS5とPS4の違いと比較 PS5によるゲーム体験について

今回、新作BIOをプレイするにあたって、PS4とPS5の選択肢がありましたが、PS5でプレイすることになりました。今後、PS5の購入を検討される方は参考にしてみてください。

また、PS5を購入し、プレイステーションプラスに加入していると、プレイステーションプラスコレクションというPS4選りすぐりの名作が無料で遊べるようになっています。その中に前作のバイオハザード7が入っています。

バイオヴィレッジのPS4とPS5の違いですが、解像度、フレームレート、ロード時間においてPS5の方が優れています。

 

縦マルチでPS4に若干合わせている作品のため、圧倒的な違い、感動的な違いという分かりやすい違いがあるわけではありません。

しかしながら、PS5はロードがほぼなく、フレームのカクつきも全くないため、プレイ時間=遊んでいる時間といっても差し支えない、素晴らしいゲーム体験ができます。

また、3D音響の恩恵も素晴らしいため、金銭に余裕があるならPS5のヘッドセットを購入することを、強くおすすめします。モンスターの吐息や、周囲の風切り音まで細かく聞こえ、臨場感は抜群に上がります。

 

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バイオハザード8ヴィレッジ エンディング後レビュー 戦闘についての難易度

さて、バイオヴィレッジの戦闘ですが、難易度がスタンダードであれば、特に弾数を気にすることなく遊ぶことができるでしょう。ただし、敵と無理に戦う必要はないため、時には逃げることも重要なバランスになっています。

バイオハザード7とバイオハザード8ヴィレッジの一番の違いは、バイオハザード4のように、武器商人が登場したことです。

バイオハザード7は、原点回帰として、武器は落ちているものを拾い、強化することなどはできませんでした。敵を倒してもアイテムは基本出ないため、序盤~中盤はリソース管理が必要とされました。

一方で、バイオハザード8は、探索によって高額なアイテムをゲットして、売買することで回復薬、弾薬、武器を確保することができます。敵を倒すとお金を落としたりするため、バイオ7に比べると、アクションシューティングとしての要素が高くなりました。

 

また、バイオ8は、バイオ7の欠点といわれた、雑魚敵の少なさに着目し、通常の敵はバラエティ豊かになり、武器を使って攻撃してきます。また弱点部位なども存在しているため、シューティング要素がアップしました。

このシューティング要素は、ホラー要素を薄めてしまっており、武器のカスタマイズやアタッシュケースの収納を考える時間は、正直無駄だなと思ってしまいました。

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バイオハザード8 グラフィック 恐怖について

ホラーゲームにおける恐怖演出は、一定数やりつくしたような気がするのですが、バイオハザード8ヴィレッジは、シリーズ作やほかの作品の演出にも影響されたようなシーンがいくつか存在します。

例えば、冒頭の村では、ライカン(狼)になった村人がいる一方で、生存する村人がいるが、生存者は軒並みパニック状態になっています。

プレイヤーも序盤の不安な心境の中、生存者を見つけたという安堵が得られる一方で、「部外者」とのけものにされたり、何か変なおまじないを唱えることで、異人であるという孤独を受けやすい演出になっています。

そして、ようやく村人と少しつながれたかも?と思ったところで、彼らに訪れる惨事が・・・

規模は小さいものの、バイオ7ではあまりなかった、パニックホラーの演出がされています。

(洋館の再現だったり、空間作りはただグラフィックが綺麗だからできることではなく、バイオスタッフの長年のノウハウの積み重ねによりできたことです)

バイオ7では、ベイカー家という一軒家だったり、農村といった田舎が舞台でした。一方でバイオ8ヴィレッジは、タイトル通りある村が舞台なのですが、村の貴族が所有する屋敷や洋館を訪れることになります。

バイオ7は、新しく開発したreエンジンを、汚物や生活臭ただよう生々しい空間を再現するためにフル活用していました。

一方で、バイオ8は、バイオ7ほど生理的に不快な描写は少ないのですが、ほぼ壊滅している村にもかかわらず、洋館が非常にこぎれいにまとまっている不気味さで、その地下には数多くの人体実験が行われた血なまぐさい状況が広がっています。

(理科の実験室にあった人体模型を思い出します)

ずっと不快で気味の悪い描写が続くと、人は慣れてしまうのですが、綺麗⇔汚い、安全⇔危険といった温度差を与えることで、バイオ8は、適度な刺激とストレスを受けながら、プレイすることができます。私も実際3日ぐらいで、クリアしてしまいました。

 

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バイオハザード8ヴィレッジ 恐怖 クリーチャーの描写と様々なホラー要素の融合

バイオハザード8も従来のシリーズ通り、首謀者のエゴによって、実験体にさせられた元人間が異形のクリーチャーとなって、主人公を襲います。

バイオハザード8ヴィレッジは、過去シリーズ伝統の、倒せない追跡してくる敵を用意しています。前作でいえば、序盤のジャック・ベイカーです。

序盤は、ドミトレスク婦人とその娘3人です。娘といっても研究によってクリーチャーが人の姿をしたという姿で、実の娘ではありません。

ドミトレスク家族は、イーサンに対して何のためらいもなく襲ってきます。噛みついてきたり、鉤爪で腹を刺してきます。

特にドミトレスク娘の表情は秀逸で、笑顔でこちらの肩をかむ彼女の表情は、間違いなくトラウマレベルといえます。

このように、序盤は比較的人に近い姿をした、敵に追われることで、サイコスリラー的な演出を狙っています。

そして、次の館で登場するのが、バイオ8ヴィレッジのマスコットキャラといえる赤ちゃんです。

この赤ちゃんは、完全に倒すことができず、接近されると一飲みされます。

この館では、幻覚をみせることができる人形使いが、イーサンに幻覚をみせて翻弄するというものです。

赤ちゃんは見た目こそグロテスクですが、鳴き声は現実の赤ちゃんと同じで、そのギャップがさらに恐いです。

また、この赤ちゃんは館の主のドナによる精神攻撃によって生まれたものです。

生い立ちは定かではありませんが、ドナが幼いころに両親を亡くし、対人恐怖症に陥ったことによる精神描写として、両親を激しく求める姿が翻って赤ちゃんになったという見方ができます。

また、イーサンのことを「パパ」と連呼して襲ってくるため、イーサンが求めている娘のローズをゆがめて登場させて、イーサンに精神攻撃していると考えられます。

私は、サイレントヒル2が好きなので、イーサンが、娘をしっかり守れなかったという自責の念が膨らんで、あの凶暴な赤ちゃんを生み出したと考察しています。その方が面白そうなので。

 

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バイオハザード8 ネタバレ ストーリー考察 イーサンとミランダの行動と家族愛について

さて、ここからはストーリーの重要なネタバレになります。

バイオハザード8ヴィレッジのストーリーは、さらわれた娘をどんな危険を冒しても救いに行くというイーサンの家族愛、父親としての責任を描いた話です。

主人公を父親として描く、家族を守るという話は、ここ近年のトレンドといえます。なぜなら、ゲームをプレイするコア層が、学生のみならず30~40代といった大人層も中心になっているからです。

主な代表作をあげると

ヘビーレイン

同じ開発会社のビヨンド、デトロイトも非常に名作なのですが、ストーリーのインパクトや重厚感、クリア後に考えさせられた時間と密度は、圧倒的にヘビーレインが多かったです。

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サイコブレイク2

バイオ1,4の生みの親、三上真司氏によるサバイバルホラー。探索や戦闘要素を強めていますが、サイコスリラーとしても一級品の作品。

さらわれた娘と妻を追って、再び悪夢の精神世界に突入する主人公を描いています。

サイコブレイク2 ネタバレあり感想 絶妙な難易度で評価が高い理由 バイオ7と比較

ラストオブアス

これもプレイステーションプラスコレクションによって、無料で遊べます。PS5を持つ利点ですね

The Last of Us Part II(ラストオブアスパート2)ストーリー考察 ネタバレ注意 なぜ炎上したのか? 

さらに追及すれば、ホラーゲームはZ指定の確率が高く、プレイ層はおのずと大人、18歳といえば結婚もでき、子供も作ることができるため、親を描くというのは、自然な摂理といえるでしょう。

話を戻します。イーサンは、バイオハザードの中で珍しく個人的な理由で、BOW(生物兵器)と戦う主人公です。

世界を守る、ウイルスの脅威から救うというのは、ヒロイックなのですが共感性が乏しいストーリーになってしまいます。一方で娘を助けるために危険を冒すという行為は、多くの親や父親の人にとっては共感しやすい内容を狙えます。

イーサンとミランダの関係

(シリーズ恒例の資料でストーリーの背景を補完するという流れは、健在です)

今作のバイオ8では、あまり接点をつけなかった主人公とラスボスの関係性に着目した一作になります。

イーサンとラスボスであるミランダはともに共通点があり、子供を助けたい、よみがえらせたいという異常なまでの執着と家族への愛情が行動原理になっています。

ただ決定的な違いがあります。

  • イーサンは愛する妻ミアを救うために、ルイジアナへいくが、ベイカーに殺され、再生可能、生き返ることもできる生物兵器、怪人となってしまった
  • ミランダは、愛する娘エヴァをスペイン風邪で亡くし、娘を取り戻すため自らも村人を実験台にして、生物兵器、怪人にさせた

イーサンは、家族を助けるために怪人にさせられ、ミランダは怪人になってでも家族を生き返らせようとしたという違いがあります。

あと、イーサンはたとえローズが死んでも、大量虐殺してまで、生き返らせたいとは思わないでしょう。

まさに、「俺は人間を辞めるぞ!」を体現しています。

また理屈的にも、イーサンの異常な再生力や何度も復活してやりなおすというゲームの矛盾も、彼がカビ人間で怪物だったということで、説明がつきます。なかなか素晴らしい伏線回収でしたね。

ただ、私が感動したのは、いままで理性をもった生物兵器は、クラウザー、ウェスカーのように凶暴な武器などを携えるのですが、イーサンは、その再生能力だけで、痛みも感じ、感情も弱りながら、一人の父親として、持つべき感情を持って、ローズを助けようとした点です。

 

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バイオハザード8総評 面白い?つまらない?

さて、バイオハザード8のまとめですが、ナンバリングタイトルとして8作目なので、驚くほどの目新しさなどはありません。ただ、バイオ7の一人称視点は、大好きだったので継承してくれてうれしかったです。

ゲーム性は、バイオ4よりのシューティング、探索、武器強化などが追加されたことにより、後半は普通のアクションゲームになっています。バイオ7も中盤以降はややマンネリになるのですが、そこが課題でしょうか。

一方で、序盤はホラーゲームに慣れていても、思わず音声を切りたくなるような描写が多く、私もyoutubeをみて逃げていました(笑)

シリーズファン、特に7をプレイした人にとってはストーリーやゲーム性はしっかりはまると思います。

あと、重ねて言いますが、ヘッドセットをつけてプレイするこを本当に強くお勧めします。