今回は、ビックリマン、自作シールにおける角プリズム(スクエアプリズム)の考察についてです。
シールコレクターの方が、素晴らしい記事を書かれているので、そちらも参考にされるといいと思います。
現在はビックリマン以上に自作シールの象徴になっている角プリズム
角プリズムというのは、いわゆるキラシール。ビックリマンのヘッドや、ガンダムのカードダスでみられる、プリズム加工です。80~90年代のシールやカードに触れている人にとっては、なじみ深いものです。
一方で、ここ近年はポケカやワンピース、ドラゴンボールヒーローズなどの箔押しだったり、レリーフ加工などが注目されるようになりました。現代の子供からすれば、逆にエモい加工なのかもしれません。
個人的にビックリマンのアイデンティティはなにか?あたりシールはなにかといわれたら
グリーンハウス×角プリズム×シルクスクリーン印刷
だと思います…ホロシールも好きです。
そして、引用ブログでも説明されているように、海外から特注だった角プリズムですが、復刻角プリズムとなって、ツヤツヤしたプリズムでなく、角が複数見える角ばった見た目に。
AGAWAさんの自作シールではありますが、この2枚のペッキャオが比較しやすいです。
左が、角プリズムで、右がいわゆる疑似角プリズムです。疑似って書かれていますがプリズムはプリズムです。
写真でも右の方のプリズムは、やや角ばったものが集合したようなものになっており、実際にシールをかたむけるとギラついた光り方になります。
ただ、これはこれで味があって、自作シールはほぼ角プリズムで作られているので、疑似角プリズムが合う絵柄のシールも確かに存在するわけです。
旧ビックリマン 角プリズムの価値について
旧ビックリマンの角プリズムであれば、美品、まんだらけさんの並上ならみんな価値がつくのか?…そういう単純な話ではありません。
16弾までのいわゆるヘッドに封入率があって、価値があった時代でも、エルサM、デカネロン、ドラゴッドなどは美品でも1000~3000円までで購入できます。
逆に、ヘラクライストの赤、緑などは美品であれば、10万は超えるようなレートで取引されます。
この動画の最初期だけの仕様だった、ビニールコーティングゼウスのプリズムの輝きと美しさがとんでもなくすごい。
この動画は2年前で、そこそこの美品で20万という話が出ていたが、2024年で美品のビニールコーティングゼウスだと100万円は普通に超える。完品レベルであれば、もはや言い値といってもいいが、動画のビニコなら200万出す人もいそう。
1985年の代物がこれだけ大切に保管されていたことが、驚愕。
最近だと、滋賀とビックリマンの企画で配布されたシールが、BIGシール扱いだが、かなりプリズムはきれいなものが使われていた。
自作シールにおける角プリズムの価値について
自作シールでは、時代の発展と印刷技術などの向上なのか、角プリズムを標準搭載して提供している自作シールの方々が増えているように見られる。
もう角プリズムは超えて、ホログラフィック作ろうとか、箔押しを二重にしようとか、個人のこだわりと、我々シールコレクターの欲望は青天井といったところ。
多くの人が、とりあえず入門としてプリズムシールをつくるから、逆にキラではないシールが差別化になったり、シールコレクター同士で交換する名刺シールは、キラじゃないことが多い。
加工技術がみんな同じになると、どこで差がつくかというと一番は絵柄。めちゃくちゃかっこいいキャラとか、逆にかわいいキャラクターとか、有名な絵師を起用しているとか、SNSやブログで発信力があるという知名度があるとか、そういうところが大切になってくる。
個人的に角プリズムに深いこだわりをもっているわけではないが、遠出してまんだらけを発見した場合は、昔のヘッドシールの比較的お得なシールを物色したりするのも楽しそうだなと感じた。