今回は、当時集めていたビックリマンシールの30周年記念商品「ホロセレクション第1弾」
こちらを弟と協力してコンプリートしていたので、各シールのレビューなどを行っていきたい。
遊戯王でもビックリマンでもホログラフィック加工はものすごく好きだし、個人的にビックリマンのホログラフィックをもっと世に広めたい
できることなら、多くの人に実物を手に取ってもらって、堪能していただきたいという願いを込めている
また伝われば…伝わればロッテの方々に、少しお高めでもいいので、40周年記念にはホログラフィック企画をやってほしい
ビックリマン ホロセレクションのまとめ 現在の価格
ビックリマンホロセレクションは30周年記念として、2007年に発売。
第1弾、第2弾、そして2018年のビックリマンの日にオンライン2000個限定で、アイスの絵柄のキャラをホログラム化されました。
第1弾は、聖フェニックス、サタンマリアなどホログラムされていなかったシールが初ホログラムになっていましたが、多くは復刻の意味合いが強かったです。
一方で第2弾は、スーパーゼウス、スーパーデビルといった二枚看板が初ホロになり、ほぼすべてが初ホロでした。
第1弾、第2弾は箱売りでコンビニで180円ぐらいで販売されていました。ビックリマンはプラスティック包装だったのですが、ホログラフィックセレクションは箱入りで、シールも個包装されており、コレクションもしやすかったです。
ネットでもコンプリートセットが出品されていますが、第1弾が9000円~12000円、第2弾が16000円~20000円となっています。
第1弾は弟と協力して、コンビニで購入していましたが、第2弾のリリースは知らなかったです…
ホロセレクションで一番高価なのは、オンライン2000個限定の商品。
チョコにはいった6枚セットも10000円以上で取引されていますが、2000個限定の台紙つきのスーパーゼウスが最も高値になっています。
ヤフオクだと、フルセットで20万以上という値段で取引されていたりするんですけど…それだけの価値があるんでしょうか…
個人的には、希少性も大切ですけど、イラストの美麗さと、ホログラフィック加工の素晴らしさが重要になります。
とはいえ2018年当時にビックリマンの日に対して、アンテナをはっていなかった自分を後悔してしまいますね。
ビックリマンホロセレクション第1弾 12枚レビュー
ここからは、12枚すべてを写真とともにレビューしていきます。1枚1枚じっくりやりすぎると、文量過多になってしまうので、控えめにやっていく方向です。
聖フェニックス
非常に神々しい新規ホロ。衣装の光り方が非常に強く、背景と相まって迫力がある。背景の星の部分も丁寧に立体になっていて、1枚のシールとしてとても美しいです。
サタンマリア
こちらも初ホログラム。背景の渦と球体の立体感がすさまじい
また髪の毛も浮き出ているような見た目になっており、まがまがしさがアップしている。
配色の鮮やかさも絶妙で、いつまでも見ていられている一品
ブラックゼウス
オリジナル第6弾で、ビックリマン至上初めてホログラムされた記念すべき1枚
発光は写真の通り、にぶい感じになっています。それがかえって、ブラックゼウスの不気味さを表現しています。
背景は、集中して光があつまっているものと、夜空になっているもの2パターンが角度によって、交代している感じです。
魔肖ネロ
顔全体が立体になって、ぐりんぐりんと左右に動きます。
顔のインパクトが強すぎて、顔ばかりに目が行きますが、服装と手足がしっかり遠近感があって作られており、細部にいたるまで、こだわってホログラム加工されている1枚です。
ヘッドロココ
ビックリマンで1,2を争う人気キャラ。
絵柄のかっこよさを引き立たせるため、ホログラム加工は背景を強めにして、絵柄全体を浮きだた出せるような絵になっています。
名前も含め、7色に変色するのは美しいの一言です。
ノア
顔と手がホログラム加工
当時このキャラをひきあてたときは、見た目のまがまがしさもあって、びっくりしました。部屋において、いきなり目にするといまでもびっくりします笑
顔と手の立体にかなりすべてよった見た目になっており、背景や他の絵のバランスを考えると、ネロのほうが個人的に好きです。
魔神ナディア
顔と仮面のチェンジ加工を実装したホログラム
チェンジング技術だけに特化したシールではなく、背景の泡だったり、マントのゆらめきもあり、贅沢な1枚に仕上がっています。
ワンダーマリア、聖梵(セントボン)ミロク、ムガル、インカ
ホログラム加工後期のシリーズ。
斬新なギミックや仕掛けは、初期でやりつくした感があり、このあたりはキャラを強調して、背景との遠近感をみせるという方法で統一されています。
相変わらず、発色のクオリティは高いものの、ややマンネリに近い内容になっております。
聖梵インダスト
初期ビックリマンシリーズラストのホログラム加工
公正取引委員会から「景品表示法」で勧告を受けたため、のちのビックリマンはヘッドシールなどの封入率操作や、ホログラムなどのお菓子の価格に比べて乖離した贅沢な商品は作れないということに。
全体価格の2%におさえるようにしているということで、現在のビックリマンがエンボスメタル一辺倒にしているのも、そういう事情があるとのこと。
ということは2007年時点では、180円ぐらいならホログラムは入れられたということ…2024年ならいくらぐらいだろうか…
そういうわけで、おそらく内部でもこれがレギュラーパック最後のホログラムだぞという気合が垣間見えるインダスト
顔がノア以来の可変する立体加工になっているだけでなく、背景も2段構えでホログラム処理されている
最後に恥じない素晴らしい技術がつまっている・・・・つまっているのだが、このインダストがもっと神秘的ではなく、かっこいいデザインだったら…と少し悔やまれる。(あくまで個人の主観です。全国のインダストファンの方申し訳ないです)
2024年ビックリマンの現在とホログラムは復活させるべきか問題
昔のプリズムとホログラムの良さは、手にした人だけが角度によって変わる加工を楽しむことができるという点にあります。
エンボスメタルが不評な要因としては、あまりにも大量につくられているというのもありますが、動画で見るシールとリアルで見るシールの感動の差がないと思われます。
近年だと、価格も高く、人気版権を利用したバンダイのデフォルメウエハースシールの勢いもあって、ビックリマン1強になっていないのも事実
だからこそ、ビックリマンは初心にかえって、びっくりできる企画を多数提供する必要性があるのでしょう。
近年は、アニメやゲームのコラボが多く、滋賀をまわってシールをあつめたり、宿泊して特別なシールをもらったりという思い出に寄り添うような企画も多くみられます。
個人的に素晴らしいことですし、逆に転売のターゲットになりそうなシールではなく、個人の旅の思い出などをより強くしてくれるアイテムとして、ビックリマンがあることはいいことです。
でも、やっぱり、ブログでわざわざ伝えたくなるようなシールというのは、自作シールになっているのかなというのも現状…
100円ぐらいのお菓子のおまけとして売らなければならない商品と、お金や加工に糸目のない個人製作を比べるのは、ナンセンスですけどね…
「この値段でここまでできるんだ」という驚きを消費者として感じたいというのはが、贅沢な悩みです。