キングダムハーツⅢ収録作 ベイマックス 感想・レビュー ハートフルの裏側に隠された異常な要約力

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

スポンサーリンク

日本の予告では、なぜかハートフルムービーの側面だけとりあげられた、実はヒーロー映画のベイマックス。

ちなみにあの予告編を見て、「ロックマンエグゼ」が強烈に頭に残っていた僕は、ベイマックスは兄ではないかと勝手に推測していました。

原作はマーヴルのビッグ・ヒーロー・シックス。日本のお話だったのですが、ディズニー主導のため、アメリカの要素を加え、架空の都市「サンフランソウキョウ」になっています。

すごい雑にお話をまとめると

自分が作ったロボットを利用されて、阻止するために兄がベースを作ったケアロボットのベイマックスに戦闘データとパーツを埋め込んで、戦うって話です。

そうです、1作目の「アイアンマン」に近いです。

ストーリーの要約力もすごく、主人公の生い立ちから、兄の喪失、喪失からの再起、ヴィランの出現、ヴィランが自分と同じ境遇を持ちダークサイドであること、仲間との結託、ヴィランの野望を打ち砕く、エンディング

ここまで、よくできたお話はなかなかないと思います。それを2時間満たない公開時間でやってのけるのはすごい。

主人公のヒロ・ハマダはロボット工学において天才少年で、大学に飛び級出来るのほどの能力を13歳にして持ってます。

憎たらしいほど天才ですし、物語の大半は彼の才能と勇気だけで解決できるのですが、バックドラフトで失った兄の命は取り戻せないという喪失感が、彼が天才であればあるほど強調されるんですよね。

ベイマックスが「この中にいます」とモニターで、悪戦苦闘しながらベイマックスのデータを作成する兄の映像をみたら、まぁ涙はとまりませんがな・・・

「もう大丈夫」だって明らかに「伏線にきまってる」ってわかっているのに、いざその場面になったら、うるうるでしたし・・・

ただ、一つ物足りないなと思ったのが、ベイマックスのケアロボットしての活躍が乏しいところですかね。

僕は結構、ディズニー映画でキャラの成長シーンや、精神的な葛藤を描く場面が好きで、代表的な作品でいえば

ターザンが立派に大人になるシーン

ムーランが戦士として力をつけるシーン

闘志を燃やせ (ムーラン)

ディズニー映画って3分の音楽で主人公の成長を一気に描く、この要約力が凄まじい・・・

(たぶん5回以上はみてる)

ベイマックスのヒロの才能は、最初からある程度完成しているという点で、物足りなさはありましたね。

自分が開発したマイクロボットの後始末に終始追われていた気がします。

ベイマックスを暴走させてしまった責任から、飛行能力を活用して、ケガで悩んでいる人、災害を受けている人を助けるシーンなどが挿入されたら、彼の精神的な成長をぐっと描けていたのではないかと思います。

ただ、ラストは兄と同じで自分の命を顧みず、助けに行って生還したという救いはありましたね。

こうして、ラプンツェル、アナ雪、ベイマックスと3作駆け抜けたわけですが、100分少しで濃いお話がかけることに脱帽です。実写映画ばかりみてましたが、実写だとここまでの要約力を発揮できる作品はないですよね・・・

あと風景にメッセージを描きすぎないため、適度な情報の摂取量で済むというのも、魅力的ですね。

また時間があったら一気にディズニー映画をみてもいいかなと思いました。

 

関連記事