悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印 評価とレビュー 現代に舞い降りたDS最終作品 超プレミアソフト

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キャッスルヴァニアドミナスコレクションをプレイし続けてきたが、ようやく最後の作品「奪われた刻印」をプレイすることになった。

悪魔城ドラキュラアーケードはクリアしていないが、コレクション作品を購入して、最後まで遊んだのって人生で初めてかもしれない…いつも途中で放置して積みゲーになるから。

 

それだけ、悪魔城ドラキュラの探索型が面白いということなんだが、さすがに3作目ということもあって、食傷気味になっているのも事実。

それでも光る要素がかなり多かったので紹介していく。

過去の作品のレビューはこちらからどうぞ

 

 

 

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奪われた刻印のシステム ギャラリーオブラビリンスとの違い

前作ギャラリーオブラビリンスは、20周年記念作品ということで、初心者にも遊びやすいシステムだったように感じられるし、ゴリ押しプレイも可能といえる内容だった(だからといって簡単というわけでもなかったが)

一方で、奪われた刻印は作品の内容が結構シリアスになっていたり、システムの根本が結構変わっている。

(本作も非ベルモンドが主人公であり、しかも女性主人公。主に剣が主力武器になる)

まず序盤は、兄のアルバスによって閉じ込められた村人を各エリア回って助けるというのがメインになる。

古き良き、ステージクリア性のような1本道のエリアも多く、クリアに15~20分ぐらいで遊べるものもあり、携帯機との相性も良い。

(エリアを複数移動しながら、新しい移動スキルを取得したら、もどって取り逃したアイテムを得るという行程もある)

難易度は、全体を通して道中の難易度がつらい。理由としては助けた村人のクエストをこなして、雑貨屋の品ぞろえをよくしないと主人公シャノアの能力があがらないのと、良い回復アイテムが手にはいらないからだ。

 

例えば、ハイポーションは過去のドラキュラではステージを進めれば、自動的に雑貨屋に追加されていたけど、本作は村人の依頼をこなして、雑魚敵のレアドロップを手に入れないといけない。

(拠点システムがあることで、すぐに拠点に戻って体力回復は楽になったが、依頼は面倒)

さらに今回のグッドエンド条件が、村人を全員助けるというもので、1人でも助けられないとバッドエンドに。一応バッドエンド時に助けられていない村人の映像だけがヒントとして表示される

意地悪なのは、村人の中にはシャノアが攻撃して壊れる壁の先にある隠しエリアにいかないと会えない村人も言える。攻略サイトを活用しないと少し厳しい。




防具などはギャラリーオブラビリンスよりかなり簡略差されているし、性能差も結構激しいかったり、使い分けが楽しかったりする。

お気に入りは、デスリング。シャノアの能力が大幅に上昇するが、ダメージを受けたら即死になる。しかしドミナスコレクションではその場セーブができるで、実質最強アイテムになる。

 

本作はグリフという印を吸収してシャノアが強化されていく。グリフは道中で獲得できる武器グリフ、魔法グリフ、移動グリフなどもある。

従来のシリーズ用に敵を倒すと一定確率で落とすグリフもあるし、本作独自のシステムとして敵の攻撃時に浮かび上がった印を吸い込んでグリフを獲得することもできる。

グリフは武器の場合、片手剣+魔法で特殊な合成技を出せたりする。合成技などはMPではなくハートを使用するので使いどころが肝心。

MPは普通の攻撃でも消費するが、左右に同じ武器を装備すれば、連続で攻撃してくれて、爽快感がある。

 

蒼月の十字架のソウルシステム同様に、周回ごとにどのグリフを使うかという楽しさが出来たりする。

 

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奪われた刻印の難易度について 経験値稼ぎの大切さ

本作は道中も難しいし、ボス戦も悪魔城に突入してからかなり難しくなっている。

特に苦戦したのがブラックモアとデス。

(合成技の使いどころが本当に大切)

悪魔城のボスはどれも身体に触れるだけで、100ダメージぐらい食らう。シャノアは攻撃を受けてもほぼ無敵時間がないので、連続して食らって2~300ダメージを一気に食らうこともある

悪魔城突入時にレベリングや装備を意識しなければ500~600ぐらいの体力なので、これがいかにきついかがわかるだろう。

(道中も長いし、ここぞとばかりに高体力+火力の敵がわんさかでて、ひいひいいいながら、セーブとワープポイント目指す)

(おすすめの稼ぎはリザードマンブレード。経験値230で必ずプレイヤーが持っている剣系グリフが弱点。早いスパンで倒すことができるので、経験値500の強いモンスターを狩るより効率がいい)




一方で、前述のようにその場セーブを駆使して、デスリングを装備して、片手剣+光魔法の合成技をぶちこむと、最後のドラキュラでも600ダメージぐらいを与えることが可能。

 

さらに本作は経験値稼ぎがすごく大切に感じる。というのも他のDS悪魔城2作は、レベルを上げても体力はあがるが、通常ステータスの向上をそこまで感じられず、装備の付け替えが一番重要に感じられた。

一方で、奪われた刻印は2~3レベルあがるだけで、DPSの上りが体感できるぐらいには違う。

だから、詰まったら上記の経験値稼ぎスポットで粘るのもあり。

 

 

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奪われた刻印 総評

悪魔城ドラキュラ中期を支えた有名プロデューサーIGA氏が手掛けたメトロイドヴァニアの集大成といえるのが、この奪われた刻印だ。

巨大なボス、ステージ中の豊かなギミック。周回プレイも想定した奥深いやりこみと戦略性。

またグラフィックもDSの2Dゲームの中では、これ以上にできることはないのでは?というぐらいに描きこみが素晴らしい。

特に巨大ボスが複数体登場し、ギャラリーオブラビリンスよりも迫力が増している。

難しさは、近年のソウルシリーズを彷彿とさせるが、ステージがコンパクトに作られていて、隙間時間に遊べる利点もある。

3作品がっつり遊んだが、クリア後の特典などはあまり遊べていない。

あとその場セーブがなければ、たぶんクリア時間は1.5~2倍に膨れ上がっていた可能性が高い(特にギャラリーオブラビリンスのリヒター戦)

 

 

今回のキャッスルヴァニアドミナスコレクションを通して、またメトロイドヴァニアに関心を持った。

できるなら、ここ最近に発売されたメトロイドヴァニアをしっかりプレイして、レビューを書きたいし、他の悪魔城シリーズも触れる機会があったら触りたい。お金より時間が欲しいという今日この頃だ。