ファンがスタンディンバイしていたCSMファイズギアはまさにコンプリートな商品だった

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変身ベルト好きなら一度はお目にかかりたかったファイズドライバーという商品。ベルトではなくドライバーという名前が付き、変身アイテムとベルトが分離化(龍騎のころからだが)、変身アイテムが武器になる、ベルトに必殺技ボタンと音声を追加と変身ベルトの歴史を振り返っても革新的、現在も継承されるスタンダードを築いた偉大な商品でもある。

放送当時から爆発的な人気を誇っておりダブルドライバー発売までその売り上げは抜かれなかったという偉業を持つ。

2004年にコンプリートセレクション(無印)の第一号を飾り、汚し塗装とダイキャストをふんだんにあしらい、鑑賞物としてのクオリティを高めた商品になっていた。商品名も「ファイズギア」ということでベルトのみならずファイズショット、ポインターという武器玩具もついていたが、音声が備わっておらずプレイバリューが問題視された。
さらにファイズドライバーの音声もかなり低音。

もともと無印のコンプリートセレクションは造形品としてのクオリティに特化しており、牛革やダイキャストなどをあしらって大人の鑑賞に堪えうることを目標にしていた。

DX玩具のファイズドライバーも1年の放送を終えると出荷されなくなり、ネットでは高騰する一方だった。

ながながと語ってしまったがそれほどこのCSMのファイズギアはファンの間が待ち焦がれた商品でもあった。ヒーロー大戦で二年連続、乾巧こと半田健人が出演し、スピンオフまで作られるなどの再ブームの中で満を持して登場。余談だが仮面ライダー555は僕が初めてブルーレイBOXに手を出した商品でもある。

さてこのCSMファイズギアは遊びとなりきりに特化した内容になっている。
デザインを切り捨てているわけではない。ダイキャストはミッションメモリー限定だが、ミッションメモリーは武器始動には欠かせないアイテムでファイズギアそれぞれのアイテムのデザインを目立たせるための生命線になっている。ミッションメモリーがない状態のポインターもショットも黒と銀でふちどられた高級感漂うデザインになっているが、ミッションメモリーが挿入されることで一気に色気づいたようにその姿を見せる。

 

ベルトとファイズフォンに関してもシンプルなデザインでコンセレ(無印)のように徹底的にスミ入れ、金属にこだわるということはせず、銀と黒の美しい塗装をシンプルにまとめることで、ごちゃごちゃしていない洗練された外装を手に入れている。

ドライバーの音声もジェットストライカーをはじめ待望の収録がされている。特に半田健人の生ボイスは必聴。これで「変身」とか「戦うことが罪なら俺が背負ってやる」といった原作の名セリフを織り交ぜながら変身するとなりきり度がぐっと上がる。ちなみに次に発送されるファイズアクセルでは主題歌と挿入歌を流すことができる。あぁ、たまらねぇぜ……

ファイズドライバー、ショット、ポインターを3つ並べてみると、ガラケー、デジカメ、懐中電灯とすべてスマホの機能にまとめられてしまった過去の記念碑的な商品であるにもかかわらず、懐かしさ以上に現在でも近未来を彷彿とさせる先進的なアイテムに見えてしまう。

 

今回の目玉はベルトから発せられる赤外線からショットとポインターが連動して必殺技が発動する赤外線ギミックにある。ドライブドライバーで本格的に採用されたギミックであり、かたや鏡ギミックのゲーマドライバー、かたや赤外線のCSMファイズドライバーとドライバー玩具がライダー玩具に与えた影響って意外に大きいもんだなと感じる。

ドライバーは変身音声のみの赤外線ギミックだった点に対して、ファイズギアは手と足の二つの必殺技が盛り込まれている。必殺技にいたるまでの過程がショットとポインターで細かい差異があることで交互に遊びかえることで飽きが来ないつくりになっている。クロコダイルオルフェノクを仕留めたようにポインターで蹴ってからファイズショットをお見舞いするのを妄想しながら遊ぶと没頭できるかも。
ミッションメモリーをいちいち付け替える手間も玩具としては重要なポイント。

今回のCSM、ポインター固定のパーツやベルトにそれぞれショットとポインターを止めるための留め具ととにかく装飾のお祭り状態となっている。単にギミックで遊ぶだけならドライバー、ショット、ポインターで事足りるがハロウィンなどで万が一ファイズをやるならこれがなければ眉唾と思えるぐらいの充実したつくりになっている。

 

反面、やはりダイキャストはミッションメモリー限定で素材などが全体的にチープに感じてしまうだろう。ダイキャストのミッションメモリーが挿入部にこすって簡単に傷ができるので、神経質な人は二個買い推奨となってしまっている。まぁそこは玩具と割り切って遊ぶのが大人なのではと思わなくもないが。

CSMディケイドライバーでも感じたことだが、分割商法はベルトだけほしい人などにとって非常にありがたい提案に聞こえるが、ショットとポインターも同じく完全受注のため後悔先に立たず。遊びの幅はこれがなくてはぐっと減ってしまう。

 

フルセットがアマゾンのマーケットプレイスなら定価とさほど変わらぬ値段で販売されている。速度よりも評価を聞いてから買いたいという人にやさしい時代になったものだ。

僕は既にショットとポインターにミッションメモリーをさして「レディ」という音声をきかないといたたまれなくなる病気にかかってしまった……ここまで素晴らしい付属品をつくるならショットとポインターは別売りでプレミアムバンダイで一定期間は買えるような仕組みにしてほしかったなぁ。全てあわせて3万円はやっぱりお金のない人にとってはつらい。というかプレミアムバンダイのクレジットカードは商品が届いてから引き落とされるので、油断をしたら思わぬ請求がやってくるというのはここだけの話で・・・・・

最近のコンセレは抱き合わせや追加アイテムが前提となりつつあり、そこに資金を注げるオタクには歓喜だが、やっぱり高くても15000円以内でベルト一つこだわって満足に遊べる商品にまとめてほしいなと思ってしまう。(めちゃ早いがどうかCSMアマゾンズドライバーをぜひ!!)
今回はスマートなデザインには満足しているが素材を高級志向に振り切っているわけではないからせめて25000円でまとめてほしかった。

ディケイドライバー、ディエンドライバーが圧倒的な音声収録数で圧倒する一方、ややギミックが恋しくなっていた。ファイズドライバーには赤外線やミッションメモリーの連動性ばかりを期待していたが、収録音数も満足のいくクオリティで、デザインも余分な細工がない分、原作のようにシンプルな近未来アイテムを手にしたような興奮が得られる。