今回は投資と金の話です。32歳になって、一応金融資産が500万円を超えたので、超えたことでなにか心境に変化が起こるのかどうかということをまとめてみました。
このブログでは、ドラッグストア店員で、実家暮らしの32歳の独身男性が、投資や金融についてだらだらと語っています。よろしければ、他の記事もご覧ください。
30代の投資と貯金について 割合とバランス いくらから始めればいいのか?
実家暮らしの独身が貯金がたまりFIREができたとしても、幸せになれない現実の可能性
結論 貯金500万円はただの数字でしかない 惑わされないこと!!
よくネットやyoutubeでどの世代にどれだけの貯金額があるのか?平均と中央値はなんて、データが表示されますが、目安はあくまで目安。
貯金額というのは単なる数字でしかなく、その裏にローンや借金、奨学金など返済すべきお金があるかどうか?、仕事の収入はどうか、配当などの不労所得はあるかどうかなどの物差しは無数にあります。
私は家も車も保有していないため、ローンなどもなく純粋に500万円の金融資産を持っているわけですが、親が要介護になったり、結婚などのライフイベントがあれば、すぐになくなるお金だろうなとも考えています。
重要なのは、現時点であなたが給料からどれだけ支出がうまれ、どれだけ貯金ができているのかというキャッシュフローの把握。特に支出に関しては、本当に必要なものを買えているのかどうか?などが重要視されます。
独身で貯金を貯めるために必要な考え方
貯金を貯める方法は、事前に貯金するための口座つくったり、投資をしたりして、預金残高を貯めすぎて、余裕をつくらないというのがあります。
これは、よく知られていることです。
一方で、独身や実家暮らしの場合、貯金するうえで大切な考え方があります。
それが
自分へのご褒美を過剰にしないこと
私の周りで貯金をあまりしない人がやっているのは、基本的にこれです。休日になにかしらイベントをつくったり、お金をつくる趣味をつくって、仕事へのストレスや日常のうっぷんを晴らすという方法です。
消費というのは、ひとたび傾けば、止まらなくなります。
自分へのご褒美への対処として、「どうせまた次の休日はやってくる」「この仕事だけがしんどいわけではない」と平常心を保つことです。
注意点としては、マイナスに働きかけすぎると、生きる楽しみを失ってしまうので、半年とか1年間隔で、楽しみやイベントをつくるのは、ものすごく重要です。
資産500万を超える最大のメリット とりあえず仕事をやめても2~3年は籠城できるという安心感
私が保有しているのは金融資産であり、日本円の純粋な貯金ではありません。多くの余剰資金を株や暗号通貨などに投資しています。そのため、見る人によれば不安定な金額にうつります。
金融資産が500万円あると、とりあえず今の仕事を失っても2~3年ぐらいは、生存できるなという考えです。その間にブログを強化したり、新しい転職先を見つけることもできるかもなといったところ。
ちなみに、500万の手取りを年収で作ろうと思うと650万円必要です。うわ・・・とても無理。
さらにいえば、実家暮らしなのでより長く籠城はできるかもしれませんが、さすがに籠城年数が長くなると、人生を立て直すことが困難になりますので、その考えは控えます。
やめても数年生きられるなという考えを持つことによって、仕事でミスをしたときにショックは受けますが、「まぁ最悪やめてもなんとかなるかな」ぐらいの余裕はもてます。(ただ私が扶養家族をもっていないという背景もありますが)
身近な例ですが、仕事を突然やめてしまったり、仕事についてつらいつらいとかなり強く相談してくれる友人や知り合いは、あんまり貯金をしていないなという印象があります。
それは、ミスをすることで、仕事を失った場合のリスクがあまりにも大きく、無意識のプレッシャーを感じているからだと分析しています。
500万円を超えたからといって、貯金の王道を学べるわけではない むしろもっと目先の1万円を欲する
貯金が一定額を超えると、心に余裕が生まれなかなか貯金できないう意見を聞きます。
私も200万後半ぐらいから、かなり足踏みしている時期がありました。貯金は意識的に行わないとできないのです。
貯金の仕方はわかったとかっこつけたいところですが、私がお金をためられるのは、実家で暮らすことができるという背景のおかげであり、月々の収入は手取りで22万ぐらいなので、貯金が勝手に加速するわけではありません。
500万円を超えると、心に余裕ができるかなと思っていましたが
「足りない・・・まだ足りない・・・」
この気持ちが強くなりました。
例えば、偏差値30の人が偏差値40まであげる精神的負担と、偏差値50の人が偏差値60まで上げる精神的負担ならどちらが重いか?という話です。
よく貯金は最初の100万円が難しいといわれていますが、ある程度たまった場合でも、貯金する難しさや、切り詰めるマインドコントロールなどを駆使しないといけず、あまり油断できない生活が続きます。
ただひたすら貯金することが、人生における幸福といえるのだろうか?
貯金額が500万円超えて、なにかメリットがあるといえば、仕事のミスによる精神的負担が少し軽くなる・・これぐらいです。
逆に、デメリットとしては、贅沢品をあまり買わない、旅行をあまりしないことによる人生のハリのなさです。自宅と職場をほぼ往復する毎日なので、「何が楽しいんだろう」と自問自答する日々です。
昔は、休日前といえば、派手に一人で居酒屋にいって、飲み食いして6000円ほど使って喜んでいましたが、今はファストフード店や牛丼チェーン店で800円ぐらい使っても、それなりに幸せになれます。(これでもまだ散財ですが)
お金がたまることが楽しいと思えない限り、生活は地味になり、精神的にある意味すりへってくる毎日が増えます。
また、現在の100万は投資などで利子をつけられたら価値が生まれますが、現在の100万円を旅行などの経験に使うことにより、貴重な体験談を動けるうちに得られるというのも、1つの考え方です。
貯金とは孤独である 周りと共有することはなくただ黙々と貯め続けるという選択
貯金は夫婦や兄弟で協力してやって、互いが心地よい感覚を共有できれば、とんでもなく楽しい趣味に化けます。
しかし、個人でやる分には、ひたすら通帳を眺める孤独が待っています。
現代は、趣味の多様性が認められており、結婚しようがしまいが、持ち家だろうが賃貸だろうが、あまり干渉されなくなりました。
とはいえ、私の同世代でも結婚したり、家を買ってる人がいて、そういう人が楽しそうに話をしているのを聞くと、なんだか取り残されたような気になります。
家をかったとか、結婚したというのは、ある意味、人生を決めた、覚悟を決めたって評価される傾向にあるかもしれません。日本は成人になる明確な通過儀礼というのがないので、そのような大きなライフイベントをいくつ通過したのか?が結構重視されそう。
仮に「俺、貯金額1000万超えたんだぜ」って言っても、単なるマウントをとってる痛いやつなだけです。
だから、周りに公表もできないし(でもお前、ブログでめっちゃ書いてるやんけといわれたら、言い返す言葉もない・・・)、孤独に1人ためていくことが大切なんです。
なぜあなたは貯金をするのか? なにが最悪であるかを設定する
貯金に対して、ある意味ネガティブな意見を述べたうえで、なぜ貯金をするのか?という点について触れていきます。
私はメンタルが不安定で、仕事への能力がないので、今の職場に定年までい続けられる自信がありません。だから、貯金してある程度たまったら、社会から離れたい願望が強いのです。
一方で、お金の心配よりも孤独死したくないとか、パートナーが欲しいとか、子供が欲しいっていうなら、恋愛や結婚にお金を投資したりする必要があるでしょう。
いま目の前にある趣味を全力で楽しみたいなら、貯金は最低限に、目の前のイベントをしっかりこなすことが大切でしょう。
人生において何をするのが、一番幸せで、何をしないのが一番不幸ではないか?それを見定めたうえで、あなたにあった適切な貯金額を考えていきましょう。