※この記事にはHUNTER×HUNTER最新話のネタバレを含みます。
さて、いよいよ数年の沈黙を破り、HUNTER×HUNTERの最新作が公開された。
我々の期待を裏切らない濃密な分量と、新しい10話の幕開けを告げる新しい考察が目白押しだった…正直、読んだ後も頭の中がいい意味でも悪い意味でも混乱しているぜ
ということで、ジャンププラスで読んだので感想と考察を述べていく。
一足早いが402話についての予想記事も書いている。
HUNTER×HUNTER 考察 402話の展開を勝手に予想 センリツはどの王子と交渉する カイザルってどういう人だったっけ?
HUNTER×HUNTER 王位継承戦 まとめ 400話時点で生き残っている王子の能力と戦力を個人的に評価する
第5王子私設兵 ロンギの能力と正体について
前回からの続き
クラピカについて、第5王子ツベッパ経由で協定を持ち掛けてきた。そして自身が念能力者であることも明かした。
しかし、ロンギはクラピカの念講習を荒らした蛇ではない。
さらに、ツベッパはロンギの念能力はおろか、念能力者であることも知らない。
ロンギの正体…それはビヨンド・ネテロの実の娘であり、ロンギの目的は王位継承戦で王子の中にいるビヨンド・ネテロの子供
ビヨンドはかなり残忍な男で、偽装結婚させながら、膨大な子供を作った。その子供たちはなぜか生まれながらにして、念能力が付与されていた。
なぜかといえば、第2王子カミーラの私設兵、呪詛部隊と同じようにロンギ含め子供たちにも特定の条件で相手を死に追いやる呪詛を付けた。
ビヨンドがなぜ長年にわたって、王位継承戦においてここまで複雑な根回しを行ったのか?それは王子の中にビヨンドの子供がいるからではないのか?
ロンギは、その子供を探し出すことをクラピカに要求。その契約そのものがロンギの念能力であり
クラピカがロンギ、ツベッパの和平交渉を裏切れば、契約破棄のペナルティで1週間の強制絶。
クラピカがビヨンドの子供である王子を見つけ出せば、ロンギの能力を手に入れることができる。
ビヨンドの子供は王子のなかにいるのか?
ネテロに暗黒大陸行きを禁じられている間に、ビヨンド根回ししすぎである(笑)
チョウライ(第3王子)がカキンマフィアのボスの息子だったことが判明し、かなりカオスな状況になった王位継承戦。
さて、今回注意したいのは、王子の中にビヨンドの子供がいるというのは、あくまでロンギの推論でしかない。自分の子供がカキンの王であれば暗黒大陸上陸後の状況や、その後の報酬などに関しても完全に優位に立てる。
一方で、その子供に対してビヨンドは愛情があるのか、ただの己の野望の駒にしかかんがえていないのかも興味深い。
疑問として、なぜロンギは、ベンジャミン(第1王子)がビヨンドの息子でないと早々に断定できたのかというところになる。
さて、ビヨンドの子供候補をいろいろ考えてみよう。一応、今回除外された、ベンジャミンとチョウライは省いている。
あとすでに亡くなっている王子も省いているが・・・すでに死んでいた王子の中にいたという真相もそれはそれで面白い
第2王子 カミーラ
あまりにも強すぎるカウンター型の念能力、そして唯我独尊の性格とビヨンドの子供っぽい要素はある。
しかし、もしカミーラがビヨンドの子供でつながっているとしたら、わざわざ差別されている市民から選んで、呪詛部隊を作るなんて手間を考えるだろうか?という謎がある。全部ビヨンドが作ってくれるだろう。
第4王子 ツェリードニヒ
クラピカ因縁の相手が、ビヨンドの息子なんて超絶すぎる展開…
念習得に対する天才的な速さと、チート級の能力はビヨンドの息子にふさわしいか…あといで立ちは一番ビヨンドに似ている。
さらに似ているのが、やっていることは滅茶苦茶なところもあるが、カリスマ性があり、普通の要職についている人間や、一番清廉なハルケンブルグでさえもその能力を認め、慕っている。
これは、ビヨンド初登場時の十二支んに近い能力ではないだろうか。
もしかすると、ツェリが残忍な姿をまわりにみせたのは、ビヨンドの息子であることを隠すためだったのでは?と考察したくなる。
そもそもの話、ツェリはベンジャミンと同じ母のウンマなのだが、ベンジャミンはウンマとそっくりだが、ツェリは全く似ても似つかない。しかしそうだったら、正室の子供って条件から外れるな…
ビヨンドにとって恐怖なのは、自ら落とし前をつけたがるツェリが単独で、エイ・イに乗り込んで返り討ちにあうことになる。ただそうなれば、ビヨンドの能力が、モレナ一行に炸裂するので、そういう展開も見てみたい。
あと、「嘘をつかれることに敏感で嫌う」という点は、ビヨンドの豪胆な性格と通ずるところがある
第5王子 ツベッパ
ツベッパが子供だとしたら、私設兵でありながら、見抜けなかったロンギはかなり間抜けにみえるが、ツベッパは用意周到な性格なので、真相を隠しているかもしれぬ…
でも確率は相当低い
第6王子 タイソン
カリスマ性は近しいものがある?情報が少なすぎる
タイソンは一部では、女性に見えるが、トランスジェンダーの男性ではないか?という見立てがある。
第7王子 ルズールス
チョウライのことが印象に残りすぎて、彼もケツモチのボスのブロッコ・リーと顔が似ているから、もしかしたらそっちの親子関係を疑う。
国内にはびこる薬の問題を解決したいという意志があるが、頭や私設兵の規模がツェリより相当低い。
第9王子 ハルケンブルク
彼の顔、じつはウンマに似ているんじゃない?って考察があったのが興味深かった。
彼の王政撤廃を考えているという理念と、ビヨンドの王政をとことん利用するという策略と全くかみ合っていない。だからハルケンブルクが息子の可能性は低い
第11王子 フウゲツ
フウゲツが子供ならあまりにもビヨンドのサポートなさすぎである
第13王子 マラヤーム
情報がなさすぎる。彼の守護霊中がドラゴンで、中華っぽいいで立ちをしているビヨンドと関連性があるような内容な。
第14王子 ワブル
ツェリードニヒの対抗馬
まず母であるオイトが、船外でクラピカのような優秀な人材をリクルートするためにハルケンブルクのような条件を装ったという知性がありながら、船内ではかなり取り乱しており
「本当に同一人物なのか?」とファンから騒がれていた。これは誰かの入れ知恵じゃないのか?
あと、純粋に展開として、ワブルがビヨンドの子供だった場合、ロンギとクラピカの対立は必至であり、クラピカは1週間の絶になるか、逆にその能力を得るかという葛藤が発生する。
さらに、ビルはじめ、パリストンの息のかかった協専ハンターが複数、ワブルの護衛に潜入しており、本来は暗黒大陸上陸後のサポートだったのだが、本当にそれが主目的だったのだろうか?
ただし、ワブル説で弱いのは、ビヨンドがワブルが息子であるとわかって送ったとして、ロンギなどの呪詛隊を作る時間は全くなかったのではというところだろう。
というかロンギって何歳だ…30代ぐらいだとしたら、やっぱりツェリが本命か?
ということで、ビヨンドに息子がいたとしたらツェリが本命ということで
抽象的だが、性格が似すぎているところとか、あと今思いついたが、ツェリっていろんなものを収集しているから、王子のなかでとびぬけてハンターっぽいから、暗黒大陸上陸後も活躍しそう…
ビヨンドの能力について なぞは深まる
ビヨンドは念能力者としてもおそらく、ジンやネテロレベルで強いのではないかといわれている。
一方で、ハンターの中では強いが、暗黒大陸初挑戦時に、多くの災害(リスク)を持ち帰ってしまったという不名誉な記録もある。
今回のロンギへの呪詛能力だけど、どういう経緯でつけたか謎。
これが、ビヨンドの本能力であるとしたら、あまりにも間接的すぎて、月光の最後で、カンザイに対して本だけで倒せると豪語できるほどの能力者とは思えない。
あと、カミーラの私設兵の呪詛能力「ヨモツヘグイ」は誰の本能力かわからない。14人全員にどのような経緯で付与されているのか。14人集まってはじめて成立する能力なのか、1人が与えているのかわからない。
少なくともビヨンドの場合は、自分の子供たちという制約のもとに強力な呪詛をつけているような気がするが、その能力者はモレナのサイキンオセンのように他人のある能力を付与するような能力者なのだろうか…
そもそもHUNTER×HUNTERって、親子キャラはいるが、能力に関連性ってあるのか問題がある。
例えば、キルアとシルバ、ゼノは、同じような変化系でオーラを強大な何かに変化させる能力にたけている。
ジンの能力はゴンと関連性があるのか?(ジャジャン拳の発展?)
ビヨンドとビヨンドの息子に関連性はあるのか?(ツェリなら自分の都合の良い時間にスキップさせるという驚愕の能力?)
余談だが、今回のセンターカラー
船中で増殖する殺意の坩堝(るつぼ)と記載されていた
前回が、カキンマフィアと幻影旅団のちょっとした構想だったが、王位継承戦は全くと言っていいほど進んでいなかったので、今回の展開に期待。
HUNTER×HUNTER 考察 402話の展開を勝手に予想 センリツはどの王子と交渉する カイザルってどういう人だったっけ?