郵便局 発着・小包という普通局の仕事を5年ぐらい経験した人間の話

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これは、2018年までの筆者の主観に基づく情報です。局や年代によって環境やルールは絶えず変化しています。

この記事は、以下の続きになっていますので、下のURLから読んでもらえるとうれしいですが、この記事だけでも内容は完結しています

郵便局の期間雇用社員について思うこと 待遇や環境について

「俺、郵便局で働いているよ」

「へーすごい安定してるじゃん、接客してるんでしょ?」

「いや、違うよ。事業所に入って小包を仕分けしたりしてるの」

「え?なにそれ?」

どの友人に行っても、面接を受けても、うまく説明できませんでしたが、小包の仕分けというのが一番の仕事です。

この発着・小包はネットで募集があまりかかっていません。荷物を運ぶという肉体労働が主となるためフリーターの人数が足りてしまえば、募集をかける必要がありません。

発着・小包が4時間の場合は主に、朝、昼、夕方のいずれの起点局から来る自配のゆうパックを時間帯ごと、エリアごとに分けます。この作業は、ベルトコンベアとか手で直接とか宅配業者によってさまざまでしょうが、郵便局は基本後者です。起点局ならコンベアなどがあるところもあるでしょう。

僕が8時間になった経緯として、社員が突然抜けて、上から「やってみない?」と声がかかったことが要因です。よほどの人員難に陥ったら8時間を直接募集はありますが、4時間から経験したほうが圧倒的にやりやすいです。ただ4時間から8時間になれるかは、これも誰かが抜けたりして人員難にならないとお声がかかりません。

つまり、郵便局でフルタイムで働こうって考えたら、やはり集配営業部がメインとして勧められるわけです。

郵便局の内務で一般社員(平~主任)の場合

  • 発着・小包
  • 特殊郵便
  • 窓口

の3つから担務が決まります。24時間営業しているので深夜勤、早出とさらに変わり、担務時間ごとに役割が変わるので、実質4~5担務はあるといっても過言ではありません。

ちなみに内務バイトが8時間にチェンジした場合、女性などは窓口からスタートするのですが

発着→特殊→窓口

が基本です。

もちろん、これは僕の局の方針であって、すべてに通じているか不明です。

特殊になると重要な本人限定や書留を扱い、郵便の知識も必要となります。窓口は、どのような商品を取り扱っているのか?そのルールは何かを知っている必要があります。

つまり、俺は知識がないまま辞めたと・・・(恥)

特定局に関心があったので、窓口やってみたかったのですが、「君の知識ではまだ無理だ」といわれ、郵便も少しかじりましたが、発着に集中しすぎてやれなかったです。

基本となる仕事は、冒頭のように全国からこちらに来たパックを仕分けする、逆にこちらで引き受けたパックを全国へ仕分けしてトラックを出す。これが全員共通とする仕事です。

ただ、その日によって

受け取り拒否やあて所になった商品の対応を他支店や百貨店担当のコールセンター、差出人にうかがって対応を検討する仕事

代引きやセキュリティゆうパックの出入りをカウントして記述する仕事

など、自分が抱える仕事があります。これをこなしながら、引受もしたり、仕分けを特定の時間帯したり、不在のパックを棚入するので、繁忙期は胃がキリキリします・・・

特に配達は、外部からの委託業者と内部の集配業者で荷物をわけます。どの荷物を振り分けるか局それぞれですが、集配は普通郵便から簡易書留、レターパックと多岐にわたるので、薄物ゆうパックやあまりのも車に乗らないほど大きなものは4輪の人間が運びます。

委託はこれも委託業者によって契約は多岐なので、一概にいえませんが配達しないと料金が発生しない業者の場合は、不在とわかっている場所なら次々に集配に回します。それを僕らがもっていけば集配の責任者は渋い顔をします・・・この問答は最後まで火種として残りましたね。

いろいろあって、抗うつ剤飲んでましたね・・・

郵便局は携わる商品が、佐川やヤマトより少ない分サービスで対抗しています。

例えば転居届を出せば1年間、住居が変わっても転居先へ配送してくれる転居サービス。佐川やヤマトは商品は配達まで受取人様のものという考えで、受け取りが不能となればすぐに返送しますが、郵便局は商品が届くまでは商品は差出人様のもの。という考えです。

そのため配達の方針が変われば、都度、差出人様へ連絡・確認するようにします。丁寧ではありますが、逆に受取人様が「なんでその方針なの?」といぶかしげになる可能性もあります。

再配コールも並行して行うので、不在が溜まった時の作業量は自ずと増えます。

昨年の11月にヤマトが宅配料金引き上げと宅配時間の適正化によって、ネットや大口、個人でも郵便局に流れる事態が発生し、現場はかなりてんやわんやでした。

そのために、引き受けの料金をこちらも適正化したり、配達時間を変えることで対応はしていますが、20~21時は廃止した方が個人的によいかと。19~21、20~21ってオプションがあったら、1時間だけ待てばいい後者を選ぶでしょうから。

20~21の指定が増えると、配達員も帰還が遅くなります。

そして、内務で8時間働いていると、全員の配達員がかえって問題の商品がないことをチェックしないと帰れません。

局によって帰れる時間はまちまちです。田舎のゆとりのある局なら9時までにすべての行程が終わっているでしょうが、エリアの端から端が長くて20~21時が多ければ、23時ぐらいまで外にいる配達員を抱える局もいます。

確かに責任をかぶってくれる上司、ユニークな同僚、優しい委託、集配の人もいたにはいたのですが、辞めた要因としいて

①配達できなかったものを処理していく

②自分が完ぺきに仕事を終えても、他人のミスで残ることになる

①は長期間やっていくとボディブローのように効いてきます。仕事で賃金もらっていることこそ評価なのですが、配達不能だった荷物を見て、「自分の存在意義はあるのだろうか」という自問自答を繰り返すことが多かったです。

②はこの仕事への理解が少ないと、上から「三六協定超えそうだぞ」と通告が入ります。会社のことを考えると超勤はあんまりしないほうがいいし、自分だってすぐに帰ってブログを書きたいです。それに終電を迎えてタクシー代は自腹でしたし・・・それでも長く残ることをやっかみられたことがあるってのは、残念でなりませんでした。これがまぁ仕事ですけど。

明確な営業時間があるわけでもなく、客のクレームがあったら深夜でも飛び出さなければなりません。残るのは連帯責任といった形です。これも局ごとの特色があるかもしれません。

僕もバイトだから「帰らせてくださいよ」といえるだけの胆力があればと、今更思います。

実際ヘルニアにもなって、肉体への負担がきつい仕事でもあるんですけど、精神的な負担も多いです。

一番多いミスは「出し漏れ」で、適切な時間に商品を配達できないってことです。すべての商品を完璧に出し切るってことを継続するのはなかなか難しく。

僕、ADHD傾向でふと物忘れしたり、無意識になったりするので、この手のミスが最後まで絶えませんでした。

再配でぱっとでた荷物を机におきっぱなしにしていたとか、昨日から引き継いだ荷物をそのままパレットに置いていたとか。そういうケアレスミスが大半です。ただ入力は端末で管理されているので、誰がミスの原因かすぐわかる。犯人探しも可能です。

一回だけなら「明日頑張ろう」と立ち上がれますが、続くとこれもボディブローのように効いてきます。ミスが多いとなにかあっても「やっぱりきみが?」ってなります。

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最も必要なのは、人当たりの良さとコミュニケーション能力

逆にその大変だったことが、メリットだったりもします。

4時間と8時間の一番違いは、作業量は当然ですが、関わる人が爆発的に増えます。

4時間勤務だとほぼ発着の人間と、集配課長ぐらいに限定されます。8時間になるとコールセンターと対応について密に関わります、窓口からいろいろ聞かれます、パレットを出すタイミングと郵便と話し合います。配達員といろいろ問答があります。他局と電話します。

業務量では、社員が肩代わりしてセーブされていたところもあったのですが、人とぶつかる点に関しては、いろんな人とぶつかっていくことがほとんどでした。

それで傷ついたり、実感があったり、感謝されたり。嬉しかったのは、転職の際の色紙で大勢の方にコメントをいただけたことでしょうか。(企画してくれた同僚にも感謝しかないですが)

郵便局には、いろんな過去を抱え学生から定年後の人まで男女様々な方が、何十人もいる状況です。いわば人種のるつぼっていっても過言じゃないです。

ありきたりですが、僕がこの職場で学んだことはコミュニケーション能力です。しかも活きたコミュニケーション能力です。あいての置かれた立場、時間、様子などを考えて話しかける力はついたのかと・・・なんだか自己PR文みたいになってる・・・

意外と作業所で黙々と働くイメージですが、人当たりが非常に多く、時間も密度も深いので、黙々と左からきた荷物を右に流せばいいってものではありません。そこにいろんなかかわりがあるんですね。

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