トランプに大失敗と言われたWS4戦目のドジャースは継投ではなく、準備でレッドソックスに負けた

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さて、カーショウはどれだけのピッチングをみせてくれるのでしょうか。

10月28日、日本時間の午前に行われたワールドシリーズ4戦目

ドジャースVSレッドソックス

3選目はワールドシリーズ最長の7時間越え+18回までの激戦が繰り広げられました。

2戦目までと打って変わって、緊迫した投手戦が繰り広げられ、追いつけ追い越せの展開が続いた、ワールドシリーズらしい引き締まったゲーム展開でした。

マンシーの劇的なサヨナラホームランはもちろん、前田の素晴らしい3塁へのフィールディングからの圧巻の三振ショー。寒かったフェンウェイパークと打って変わり、伝家の宝刀のスライダーが炸裂しました。彼の最高潮のスライダーは、ヤクルトの伊藤のように誰も打てない剃刀のように曲がっていく素晴らしいスライダーでした。

一方で、負けたレッドソックスは、18回まで続くことは当然ながら予想できず、投手の継投もドジャースよりは後手後手にまわりました。結果的に先発から中継ぎへスイッチした、イーバルディが延長6回100球近い熱闘を続けました。

ホームランを浴びてしまいましたが、リリーフ陣の期待を一身に背負った彼の好投を打たれた後に称賛するレッドソックスナインをみて、「明日は俺たちが打ってやる、お前はゆっくり休め」という静かなる闘志を感じました。あれはある意味、名シーンでした。

さて、第4戦もたまたま休みで自宅で見られました。

この試合、あのトランプ大統領がドジャースのロバーツ監督に「大失敗」と批判したことで有名となりました。

トランプを擁護するわけではありませんが、おそらくこの逆転負けがワールドシリーズを決定づけるといっても過言ではない負けであることは間違いないです。

ドジャースはベテランのヒルが先発し、7回まで1安打のほぼパーフェクトピッチング。カーブとストレートの緩急をつけたピッチングで、強力打線のレッドソックスを封じ込めていました。

それにこたえるようにドジャースは、相手のミスにつけこみ、さらにホームランで4点というリードをつけることができました。

ヒルは7回1アウト1塁で交代します。結果論ですが、4点のリードでヒルを続投でもよかったのでは?と意見がありますが、試合後のロバーツ監督は、ヒルが自分の調子をみてほしいと打診していたようで、ワールドシリーズという緊張感のなかで100球近く、レッドソックス打線を抑える重圧が、いかほどであったかをうかがい知ることになります。

その後、交代した左投手のアレクサンダーが簡単に四球を献上。調子が悪いと見た首脳陣は、リリーフエースのひとりであるマドソンを投入しますが、安易なコースを3番のピアースに打たれてしまいます。

ロサンゼルスに移動してから、レッドソックスの上位打線は沈黙気味でしたが、ピアースの一発で目が覚めることになります。

8回には、昨日ホームランを献上した抑えのジャンセンが登板。昨日2イニングを投げたのですが、この8回で登板した彼のカットボールはさえず、変化量が少ないところをモアランドに叩かれます。

その後の中継ぎも打たれては変え、ランナーを溜めては変え、そしてついに逆転。

2アウト満塁というこれ以上点をやれない場面で、前田がホームランを打ったピアースと対峙。

初球のスライダーは昨日の変化量を思わせる素晴らしい球で、初球を狙ったピアースは空振り。しかしその後の取りに行ったストレートをたたかれてしまい、走者一掃。自責点は1点のものの、実質4点を献上しました。

その後、レッドソックスの抑えのキンブレルはキャッチングとリードの連携が全く取れていなかった、3番手キャッチャーへの投球に苦戦を強いられ、次戦に禍根が残る2失点。前田の被打がなければ、逆転できたかもしれない・・・という試合でした。

準備を怠ったという大失敗

今回の試合だけみると、確かにロバーツ監督とドジャースのピッチングコーチは失策の連続だったと思います。

外野手なので、投手心理をあまり読めていないという点も進歩がないです。

実は、この試合は継投して動きまくったロバーツが動で、あまり動かなかったコーラが静というイメージですが、実は逆だったという構図のためにドジャースが負けたといえます。

しかし、昨日が18回続いた死闘でした。

レッドソックスは逆に昨日は早めの継投で結果的に、イーバルディに重い負担がかかりました。延長戦になるとアウェイにチームはリードしても、もう1回抑えないといけません。そのプレッシャーのなかでよく抑えていました。

一方で、ドジャースは先発を長いイニングまで投げられ、マルティネスはじめレッドソックスのバッターが苦戦していたので、小刻みな継投で18回まで戦えました。

昨日のリリーフの疲労を受けて、1点取られてもロドリゲスをマウンドにあげました。それが結果的にプイーグへの失投となり、4点を献上することになります。この時点だけをあげるとコーラの采配ミスです。

その後も中継ぎのスタミナを管理するために、ピンチになればピッチャーを早く後退させるのが短期決戦の一つの作戦ですが、シーズン通りに1イニング1投手という計算でマウンドに投入していました。

一方で、ロバーツ監督は、安易な四球や甘い球をみせたら即座に交代というスタイルを崩しませんでした。

関係ないですが、日本生まれのロバーツなのに前田への扱いがとにかくひどい。

もともと継投の早さが特徴のある監督です。普通のシーズンであっても5回前に先発をころころと変えます。彼の方針に抗えるのは、メジャーナンバーワン左腕のカーショウだけともいわれていますね。

昨年のアストロズ戦でもころころと継投したことで、リリーフ陣に負担がうまれ、ジャンセン、前田ともに決勝点を与えてしまいました。特に前田がアルトゥーベに打たれたホームランは、ワールドシリーズを決定づけるものでした。

この試合は継投というより、ブルペンでの準備で差がつきました。

レッドソックスは終盤3イニングの継投のなかで、もともと先発のプライスを中継ぎにスクランブル登板させていますが、この試合もブルペンで準備させていました。キンブレルが投げているときも2~3投手を常に投げさせていました。

一方で、ドジャースは終盤まで全くブルペンで投手を投げさせませんでした。投げさせても一人だけ、ピンチになったら急遽肩を作らせる。レッドソックスもテレビ中継などでその情報は仕入れていたはずです。

変わったばかりのリリーフは変化球がうまく曲がらなかったり、ストレートが全く走らない状況に追い込まれていました。

前田にいたっては、ストレートを試そうにも、満塁なので一球外すことさえ、リスクを伴いました。

ブルペンでの準備不足は、もちろんマウンドで自分の球を確かめられないまま登板させた。当然レッドソックスにとっては、気合むき出し、準備をしてきたヒルを相手にするよりは、イージーな投手陣だったように思えます。

もちろん、これは前日の18回を受けて、首脳陣がリリーフ陣を休ませるためにブルペン投球を極力まで控えるという方針だったと思われます。それでも、9回までに勝ち切る、逃げ切る野球をするのであれば、1人1投手抑えるぐらいの気迫で準備すべきだったのではないでしょうか?

起用法ではなく、準備や心構えの点で、ドジャースは大きく劣っていました。僕はドジャースファンでもないですが、ワールドシリーズを一試合でも多く楽しみたかったので、テレビの前で「ちゃんとやれよ」とど素人なのに絶叫してしまいました・・・

はい、今回のワールドシリーズは、「継投」ではなく「準備」での失敗でした。

(ワンナウツ4巻28話 「背離」より 投手が崩れたり、球種が割れてしまうとプロならあっけなく打たれてしまう)

継投の成功、失敗は結果が出るまでわからないギャンブルみたいなものなので、これだけを責めるのは苦です。でも準備はできたと思うので、9失点のなかには防げる点数が確実にあったでしょう。

もし前田をあらかじめ投球練習みっちりさせていたら、ストレートのキレは良かったかもしれません。

さて、明日の予告は、カーショウとプライスのエース対決です。(レッドソックスはポーセロもいますけど)。仕事で見れない・・・・残念過ぎる・・・有給がとりたい(笑)。ビデオ録画してみたいと思います。

一応、カーショウは好きな投手ですし、前回は5回5失点なので、しっかりリベンジしてほしいですね。

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