ヘヴィメタル放浪記 メタリカ「ライド・ザ・ライトニング」 メタル人生で最も通しで聴いた1枚

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ブログには備忘録や、後世に伝えたいことを記録するという役割があるので、僕が大学生活に浴びるように聴いてきたヘヴィメタルの中で、印象的でったCDを再びフルで聴きながら残しておきたいと思います。

この構成が素晴らしいとか、順番が素晴らしいとか、音がいいとかそういう小並感満載のレビューです(笑)

およそ大学4年間ですので、当然有名どころ、「そんなの義務教育じゃん!!」ってディープなファンの人から指摘されそうな内容ばかりでしょうけど、ご容赦願います。

まず一枚目は、アメリカで最も有名なヘヴィメタルバンドの一つでメタリカの2枚目のアルバム1984年リリース。「RIDE THE LIGHTNING(ライドザライトニング)」。

リストは

①ファイト・ファイヤー・ウィズ・ファイアー

②ライド・ザ・ライトニング

③フォー・フーム・ザ・ベル・トールズ

④フェイド・トゥ・ブラック

⑤トラップト・アンダー・アイス

⑥エスケイプ

⑦クリーピング・デス

⑧ザ・コール・オブ・クトゥルー

収録時間はおよそ47分。前作のファーストアルバム「キム・エム・オール」に比べるとアコースティックギターを使ったり、ギターソロまでに丁寧なリフを重ねて、叙情的なソロが展開されたりと、同じバンドなのにたった1枚のアルバムを経て、ここまで変化するものなのかと驚く内容です。(ちなみに僕が生まれる6年前のアルバムです・・・)

そしてこのアルバムは、後のマスパペ、ジャスティス、そしてメタリカらしさを取り戻した、デス・マグネティクスのようにメタリカのアルバムのセットリストの基本を作り上げました。ブラックアルバムも好きですが、このアルバムさえ聞けば、メタリカの素晴らしさが分かるといっても過言ではありません。

①は日本人のファンが多く、アコギから畳みかけるようなリフと、リフ兼ボーカルのジェイムズの吐き捨てボイスが堪能できます。ギターソロは短いながらも、カークが得意とする高速プレイが展開され、後の曲に期待を持たせます。

①が終わると、ゴロゴロと雷のようなエフェクトがなりながら②の表題曲へ突入。

①の高速な曲とは一転、ミドルで重たいリフが続きます。この絵を見ればわかるように電気椅子、死刑にまつわる歌です。メタリカの曲は、薬物、戦争、自殺といった死にまつわる曲が非常に多く、大成功を収めたあともそれを曲の軸としているところがあります。

そして僕は、このライド・ザ・ライトニングのソロが、今まで聴いたギターソロで一番好きです。

普通のヘヴィメタルは、メインのリフ→短いサブリフ→ギターソロって展開が基本ですが、②はメインのミドルテンポのリフ→高速リフ→ソロにいたるまでのタメのきいたリフ→2分48秒から4分15秒までギターソロです。

メタリカのギターソロは、単に高速プレイでギタテクを魅せつけるのではなく、曲のバックボーンをストーリーを感じる、まるでギターの音色そのものにリリックが宿っているかのような、感情に訴えかけてきます。

特に2~3枚目のころは、あっけらかんと明るくて、高速ではなく、タメがやたらときいていたり、悲しいメロディが意図的に挿入されており、激しい怒りや、ぶつけようのない絶望が随所に受け取れます・・・

③は、ヘミングウェイの「誰が為に鐘は鳴る」をベースにした曲です。全編ミドルテンポで、後にジェイムズが野太いゴリラボイスに転身してから、重みが増してライヴ映えする曲になりました。

最初のイントロはクリフのベースで、「なぜこんな禍々しい耳に残るメロディをかき鳴らせるんだ!!」っていう音でしたね。

④はこれもメタリカを代表するメタルバラードです。一説によるとジェイムズが機材を失った、喪失感で書いた曲らしいです。

不謹慎な話ですが、僕も「自殺したいな」と衝動に強く駆られていた時期があって、もしするときがあったらこれをかけながら死にたいって思っていた時期もありました・・・

非常に美しいリフです。どのリフも切なく、悲しく、時間をたっぷりととらえて感情移入しやすいです。

昔はアナログレコードでA面B面があって、8曲収録する場合はA面に4曲、B面に4曲という構成でした。例えば、レッド・ツェッペリンのレッドツェッペリンⅣでは、A面の最後に有名な「天国の階段」が収録されています。逆にA面の最後を最も激しい曲で締めるバンドもいます。このように4曲1セットで構成されていると、すべてが繋がっているアルバムを聴くよりも「ここでいったんリセット」という形で受け手も聞きやすいですね。休日以外にアルバムをがっつり聴ける時間って、あまりないですし。

最後のソロも本当に切ない。この時のカークのソロは本当に芸術の域に達していたのかも。

⑤は1枚目を彷彿させる、純度100%のスラッシュメタル。メタリカはスラッシュメタルバンドとして、よく紹介されます。スラッシュというのは「鞭打つ」ってことで、単純に言えば「ギターザクザクでめちゃ早くて激しいヘヴィメタル」。ヘヴィメタルのイメージを持っている人の多くは、実はヘヴィメタルの主流ではないデスメタルだったり、スラッシュメタルに対してのイメージが強い人が多いかもしれません。

ヘヴィメタルも最初は、ロック先進国のイギリスから多くのバンドがルーツを持ってきて、それに対して、アメリカの西海岸やニューヨークから生まれたのがスラッシュメタルで、アメリカのメタルアイデンティティが詰まっていると言えます。

⑥のエスケイプは、脱出とかそんな意味ですけど、直訳をみると「人生は俺のためにあるんだ」というかなり明るい曲調になっており、わかりやすいサビが挿入されたりと狙ったような曲になっています。後の彼らの活動を見てもわかるように一辺倒で激しいメタルだけではなく、様々な音楽を表現したいという意欲がこの曲に込められています。

⑦のクリーピング・デスはもはやライヴでお馴染み。「ダイ・ダイ・ダイ」と叫びたい・・・

イントロのリフからドラムへ入るタイミング、リフが切り替わるタイミングが非常に心地よく、いつまでも聴いていたいです。リフとソロのバランスがこのアルバムの中では、ダントツで素晴らしいです。

⑨は約9分に及ぶインストゥメンタル・・・・つまりボーカル無しです。当初はクトゥルー神話をモチーフにした歌詞になる予定だったとのことですが。

これもライヴでたびたび披露されるほど人気になりました。特にテクニックでこれが素晴らしいとか、疾走であるってところがないんですけど、ずっと聞いても気にならないというか肌になじむ・・・(鼓膜になじむ?)という心地よい曲になっています。

聴きながらだと、だらだら感が半端ない(笑)

一人の多くの人がメタルの魅力に触れてもらえればいいと思います~

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