漫画の実写 キングダム 感想・レビュー 漫画の実写化を本気で取り組む キャスト・監督・スポンサーの熱量

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今回は、現在公開中で原作ファンからの評価もなかなかよい

実写「キングダム」

の感想です。

ちなみに、今回は家に弟が買っているキングダムが全巻そろっていますが、あえて全く知識を入れずに、弟と鑑賞しました。

原作は50巻以上続いている、言わずと知れた国民的漫画。実写化に当たって、序盤の信と嬴政(えいせい)の出会い、1巻にあたる王弟反乱編を2時間にわたって再現したものになっています。

それでも、原作からカットされたシーン、脚色されたシーンはあるものの、脚本の段階で原作者の原泰久氏が関わっているので、本当の意味で、原作公認の色が強い作品になっています。

序盤でありながら、奴隷として人生をスタートした信が、家族同然の親友の無念を晴らすため、そして中華屈指の将軍になるという夢をかなえるために命を懸けるという筋の通った性格。

嬴政も弟の反乱によって、国を追われながら、群雄割拠の中華の500年戦争を終わらせるためには、すべてを統一する唯一王になるしかないという判断から、先代が和平を結びながら、一方的に裏切った山民族へ乗り込むなど、見どころは多数ありました。

監督は佐藤信介。

「アイアムアヒーロー」「GANTZ」「いぬやしき」「BLEACH」と数々のアニメ、漫画の実写映画を手掛けている監督。

ハリウッドでいえば、ザック・スナイダー的な立ち位置?(あの人ほどオタクではないかもですが)

いぬやしきは、鑑賞した経験がありますが、原作のテイストを守りつつも、終盤のVFXは邦画の新しいステップアップを期待させるものでした。

キングダムでも、白組によるCGの迫力がいかんなく発揮されたり、アクションシーンはワイヤーを駆使した、非常に野性味あふれるダイナミックなシーンが連続します。

後半は、ややスローやくどさの残る演出は散見されましたが、マスメディアで全国的に宣伝されながらも、描写はかなり踏み切ったグロテスクなものも複数あり、「映画を作る」という信念があります。

ストーリーそのものは、王道な成り上がりを含んだもので、アクションシーンも邦画の中ではトップクラスのレベルだと思います。

最初は「漫画が原作なんだな~」って意識で見ていましたが、終盤の中国ロケによる宮廷での内乱シーンは完全に、一つの歴史映画を見ているような、気分になっていましたね。

いきなり

「キングダムは人気があるから映画にしたら絶対人が入るよね」

という安直な考えではなく、監督、キャスト、スタッフが漫画の実写映画に対する信念と経験の深さが存分に発揮された作品だと言えます。

スポンサーの日テレやSONYも漫画やアニメへのコンテンツにリスペクトしているということがしっかり、伝わります。

当然、この映画が世に出るまでに、悲しい実写映画は無数に登場しましたが、デスノート、るろうに剣心など邦画界のステップアップに寄与した作品も多くあります。

キングダムは、漫画の実写映画のレベルをさらに一段上にあげた作品であることは、間違いないでしょう。

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特撮と実写漫画が繋ぐ役者の演技力の上昇

特に役者陣。

主役の山崎賢人は、ネタになるほど漫画の実写映画の主役を演じた回数が非常に多く、原作物を取り扱うことへのプレッシャーと、再現することの難しさを理解したうえで、曇りない信を演じました。

そして、その主役を喰うレベルで、素晴らしい演技を魅せた吉沢亮。

彼は、フォーゼの2号ライダーであったことは、有名ですが、僕はフォーゼを見ていなかったので、吉沢亮を再確認するために見ようかと思ったほどです。

年始に放送されたフジテレビの「レ・ミゼラブル」というスペシャルドラマで、未成年で人を殺してしまい(やむなき理由で)、激動の人生を歩む青年の役をしっかり演じました。

あれだけ、端正な顔立ちながら、それをさらに飛躍させた、凛とした表情や、力強いハッタリの効いた演技は、まさに特撮畑で培われたもの。

思えば、仮面ライダーそのものが、アニメや原作の実写ドラマといっても差し支えのない内容です。それを1年演じ続けた俳優たちが、こうして、別の実写映画やドラマで活躍しているというのは、一つの流れではないでしょうか。

そして、若手キャストを支えるのは

原作でも絶大な人気を誇る王騎の大沢たかお。美しき山の民の王、楊端和は長澤まさみ。

長澤まさみは、もはや自慢のバストを活かさずとも、その振る舞いだけで色気を表現する振る舞いを確立したと、断言していいでしょう。

彼女のシーンは、三國無双のオープニングを担当した佐藤監督が、実写「三國無双」を撮っているぐらいに、ふんだんに盛り込まれたものです。この長澤まさみ無双は、是非とも劇場で眺めてほしいです。

大沢たかおも再ブレイクは、原作が漫画の仁でしたね。今回はメスではなく矛を振り舞わすわけですが、登場シーンは決して多いわけではありません。

しかし、重要なシーンの合間に登場し、奇天烈なのか、まじめなのかわからない場をかき乱すだけのオーラを魅せつけています。

公開前は、どうなるかと注目されましたが、いざ公開されると大沢たかおの演技に釘付けでした。

アメリカでは、「アベンジャーズ」はじめ、マーヴルコミックの世界的なヒットが生まれ、VFXを主流とした映画、そして大御所俳優の投下がさらに激しくなっています。

願わくば、キングダムの実写映画の続編を期待したいところですが、ドラゴンボール(ハリウッド版はなかったことに)、ワンピースなどこれまで不可能と思われた漫画の実写映画をファンが「これはすごい」と思える形で、再現される日も近いかもしれませんね。

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