鴨頭嘉人氏の仕事論は時として、毒にも薬にもなりうる マクドナルドで学んだすごいバイト育成術

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急ですが、みなさんは、今の仕事が楽しいといえますか?

労働時間が楽しみで仕方ないですか?

人生のすべてをぶつけるほど仕事に熱中できますか?

おそらく、僕も含め9割以上の人が、仕事とプライベートを分けて考えていたり、あくまで仕事=金という割り切った考えの人が多いのではないでしょうか?

もう一つご質問します

みなさん、鴨頭嘉人さんってご存知でしょうか?

公式サイトのプロフィール

ざっくりいうと、19歳からアルバイトとしてマクドナルドで働き、25年間社員、店長、エリアの管轄などを経て、YOUTUBEを中心に講演や有料オンラインサロンを運営している、炎の講演家と自称されています。

ふと、YOUTUBEの広告で1時間半ぐらいのえらくながい、講演動画を目にしたのがきっかけですが、話が異常に上手な方ですね・・・・普段はニコニコされていますが、要旨にはいると顔がキリっと無表情になって、こちらの身も引き締まるんですよね。

ブログで取り上げようと思っていましたが、講演動画が長いんですよね・・・

あぁ、過去に書籍がでてるじゃん!!ってことで、買ってみました。

kindleで500円未満で買えてラッキーとおもったんですが・・・なぜかkindleで買えないみたいなんですけど・・・

気を取り直して、この手の本を彼は何冊も出しています。

仕事の困難をどのように切り抜けたか、マクドナルドから教わった仕事への取組みと、アルバイト・社員とのエピソード。

アルバイトとしての視点と、店長などの管理職としての育成側の視点。

おそらく仕事を始めた若者から、部下が出てくる中年~壮年層には人気があると思います。

彼はいわゆる、自己啓発系に該当すると思いますが、今まで登場した自己啓発で書籍を出した人間は、外資を渡り歩いたり、起業の役員だったり、フリーランスとして絶大な成果を上げたり、雲の上の存在過ぎて「○○すぎて参考にならん」って落胆がありました。

そりゃ、鴨頭さんもマクドナルドで一番客から信頼されて、売り上げのある店長として表彰されたレベルですから、サッカーのモウリーニョ監督みたいに「スペシャルワン」ですよ。

ただ、マクドナルドのバイトからたたき上げで、上り詰めたという点で、イメージが比較的わきやすいです。

「マクドナルドで学んだこと」が18項目ありますが、どれも濃ゆいエピソードで、僕は現在の職場で1年働きましたが・・・正直愚痴ばかりなんですよね(笑)。仕事にこれだけの発見と、人生にいかせるものを発掘する能力は尊敬できます。

接客は、お客様がいなければ成立しない仕事であることは、十分承知しています。僕も自分なりに仕事に目標を定めてやっていこうかなと思います。

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鴨頭嘉人とマクドナルドの本質について

さて、ここまでが、テンプレ解答です。

鴨頭さんの経験や言葉は、サービス業に従事する方への最高のエールになりますが、同時に精神を病んでいる人にとっては、劇薬になりかねません。

マクドナルドが、90年代から社員のみならず、アルバイト育成に力をいれ、様々なカリキュラムを会社負担で行っていたことは評価したいです。

自己啓発本としてではなく、マクドナルドの日本拡大の歩みとして読んでも面白い書籍でした。

将来的に、時給のアルバイトを大量に囲う時代が来るという先見の明もあったのでしょう。少数の社員で、多数のバイトをまわしていくビジネススタイルです。

一方で、一つのミスで「お前辞表かけ!!」と恫喝する上司がいたり、ハンバーガーの盛り付けが悪くて、食品を投げつける上司がいたり・・・

僕も飲食で一瞬働いていましたが、こちらのミスであっても野菜などを投げつけられると、理不尽な気になります。3週間でその職場は辞めましたが・・・

マクドナルドの育成システムは先見性があり、評価されているのはわかりますが。

マクドナルドで出会った上司や、バイトの人間性が素晴らしいから、マックの環境が優れている・・・というのはやや早急な回答ではないでしょうか。

組織が肥大化すると、ズルをしたり、仕事をさぼる不届きな層がある一方で、身分不相応の強い責任感をもっていたり、会社のためにプライベートを犠牲にする聖人も一定数いるんですよ。


そして、鴨頭さん自身のパーソナリティについて

彼が、野球漬けの日々を送っており、多少の体罰やしごきに耐性があるどころか、「見返してやる」という雑草魂、時には指摘されることに課題を見出す、言い方悪いですがMっぷり。

そんな大事な仕事を任せてもらえるなんて!アルバイトなのにそんなことまでやらせてもらえるなんて、なんて素晴らしい会社でしょう。だって、それはタダで経営を学べるってことでしょう?(中略)仕事を任せるときにその仕事の価値を伝えることで、責任がモチベーションに変換されるんです

そして、美談にされていますが、バイトを巻き込んでの勤務時間外の清掃だったり、バイトが出した案でヒットしたら成果が出るとかかれた次に、それは実は鴨頭さんや本部の労いの言葉だったり・・・

ところどころ「おやおや?」という箇所はあります。

人はなぜ働くのか。本当にいきいきと働けるのは、お金や評価ではなく、自分が役に立っている、貢献できていると思える時ではないでしょうか。確かにそう思えた時、誰もが最高のパフォーマンスを発揮する。

これは、半分賛同しますが、半分否定します。

鴨頭さんは、稀代の褒め上手だと思います。

サービス業というのは、お客様を立てる仕事で、僕らは無意識のうちに「自分は下である」「自分が提供しているサービスはあたりまえのもの」とサービスに対してある種、自虐的になります。

その自己肯定感に対して、社員やバイトを分け隔てなく、評価して褒めるというのは、彼が成果を上げた最大の要因です。

鴨頭さんに教育を受けた中には、社員となって第一線として、マクドナルドで活躍したり、昇進された方もいるでしょう。

実は、上に書かれているように、お金の評価ではなく仕事に貢献できているという帰属意識の高い人間が、結果的にお金や立場の評価も高くなっていくというのが、好循環です。

しかし、多くの人間が続かないのです。

最初は高いモチベーションでのぞんでいたとしても、褒められてその場は立ち直ったとしても、都度適切な金銭や待遇の評価がなければ、「割に合わない」と判断するようになります。

日本は完全成果主義ではなく、時給や月収といった「とりあえず出勤して、それなりの仕事をすれば給料がもらえる」仕組みになっています。

この鴨頭さんの温度に今の日本人は、「すごいなぁ」と尊敬したり、憧れることはあるでしょうけど、腑に落ちるまでは、まだまだ時間がかかるのではないでしょうか・・・

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終わりに

「すごいな、この人。人生のすべてをマクドナルドに捧げたんだ~」

ただ、エピローグに妻と、2人の子供がいることが判明します・・・もっとプライベートのエピソードが知りたかったです。

僕も含め、もう結婚や自分で家庭を持つことは難しいだろうな・・・ってその選択を諦めている人は、そこそこいるかもしれませんね。

そうなると、仕事を好きになるということが、人生でどれだけ重要かということに向き合わざるを得なくなります。

たぶん、僕はこうしてブログで「ガス抜き」していないと、発狂しているかもしれません・・・

鴨頭さんの生き方は、ベリーハードであっても、仕事を楽しむ、目的意識を持つことは、どのレベルでもできないことではなので、考えていかねば・・・と思います。

(自己啓発の聖書。この本で書かれていることと共通したことがあったので、あげてみました)

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