不毛な椅子取りゲームを改める カリスマブロガー水瀬氏の著書からインデックスをさらに学ぶ

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どうも、4月からインデックス投資家デビュー予定の司真です。

幸運なことに積み立てNISA施行によって投資信託の信託報酬の価格競争が起こり、金融庁お墨付きの健全なインデックスファンドが知られるようになりました。それだけでなくネット証券の知名度も上がり、ネット証券内で選ばれるファンドのランキングも一目でみられるようになったので、10年前に比べて、株にまつわる情報インフラはすこぶるよくなったと言えます。

しかしながら、いざインデックスファンドをやろうにも10年以上にわたっての長期投資です。入り口で「こうやって始めろ」「この投資信託を買え」という情報はごまんと広がっているのですが、実際にインデックスファンドに投資を続けた人の活きた情報というのがほしくなるものです。

そこで、ブロガーとして活躍しながら、インデックスファンドが誰にも知られず普及していなかった2002年から投資を続けてきた水瀬ケンイチ氏による「お金は寝かせて増やしなさい」を紹介したいと思います。

お金は寝かせて増やしなさい

お金は寝かせて増やしなさい

  • 作者:水瀬ケンイチ
  • 出版社:フォレスト出版
  • 発売日: 2017-12-08

ビスマルクの名言にあるように

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」を体現した書籍です。

本書はインデックスファンドの投資の仕方という初歩的なアドバイスから、金融危機、震災によって株価が暴落した際のメンタリティや出口戦略の考え、報酬競争で手数料が安いファンドが登場したら乗り換えるべきか?という具体的なハウツーも含めて有益な情報が記載されています。

 

例えば、積み立ては定額で行うことによって株価が高いときは少ない量の投信を買って、株価が低いときは多くの投信を買うことで平均購入価格を実質下げられるというメリットがあります。逆に引き出すときは定額ではなく定率、5%の期待リターンが見込める場合は4%引き出すことで保有資産を減らさないで計算上運用できる。

などなど、メンタルのみならずインデックス運用するうえでの具体的な方法論も初心者にわかりやすく紹介。

出口戦略は積み立てNISAを考える上で、非課税猶予の20年に到達したときにどう考えるかという問題が生まれます。そのあたりはもう少し本書を読み込んだり、同じように長期積み立てをしている人の情報を収集して熟考していこうと思います。

腹におとしておきたいのは、私たち投資家がコントロールできるのは、コストと、せいぜいざっくりとしたリスクまでで、将来のリターンはコントロールできないということです。(引用)

特に、リターンよりもリスクを考えた資産配分(株式ばかりにツッパするのではなく国内債券も組み込むことでリスクヘッジする)、リーマンショックが起こったので損失への許容度は出来る限り抑える必要もある。

しかしながら、100年に1度の金融危機の後はV字回復し、立て続けに起こった東日本大震災後にも政権交代や黒田総裁就任によって2年で元本回復という市場の底力を筆者の投資歴を通して感じることができます。

一般ブロガーだけあって、無料で使える有用なアセットアロケーション想定のサイトなどの情報が載っています。キンドルで購入するとURLからサイトに直接ジャンプできるのでお勧めです!!

カリスマ投資家の神王リョウも言っていますが、投資で重要なのはテクニックよりもメンタリティ。

インデックス投資は投資先と資産配分、時々のリバランスを考えるだけで、国内株を買って一日の日経平均株価とにらめっこするような必要がないのです(とはいいつつ、僕は楽天証券のIspeedを導入して購入した銘柄の動向を見守っているのですが)

これだけ聞くと簡単ですが、長期保有するにあたって、常に年率5%ないし7%の高年率をキープし続けるということは現実的に難しい。長年積み立てつづけてきたけど、リーマンショックのように元本から半分ほど落ちてしまったらどうするのか?積み立てをし続ける意志が保てるのか(1万投資して即座に5000円になるのは恐ろしい)、そもそも保有しているインデックス株を売り払ってしまうか。

しかしながら、インデックスファンドはあらゆる大企業の株を少しずつ保有しているので、東京電力のように信頼が失墜したり、ガンホーのようにヒット商品が全く生み出せなくなったりして塩漬け状態のデメリットオンリー、損切必至という状況に追い込まれないのは強みだと感じます。(一般的に個別の株の損切は10%といわれていますが)

また、イデコや積み立てNISAは根本的に運用資金を手元に置けない、非課税枠がなくなるという株を売ることでのデメリット、抑止が働くので、長期積み立てを制度的に組み込む点で有用と筆者は綴っています。

もちろん、小手先のテクニックも重要ですが、水瀬氏の投資履歴を見ると

2004年で元本500万スタートが17年に4000万になっています。リスク資産は6000万となんと17年時点で1.5倍増しです。(積立額の1年あたりが俺の年収より高い・・・・)倍率もさることながらいかなる状況でも積み立てを継続し、一年あたり僕の年収以上の金額を投資し続けるだけの本業の所得と安全資産+生活防衛資金を保有していたということです。

欲を言えば、この投資歴にもう少しページ数を割いて、具体的なリバランスやどのような投資信託をかったのかが把握できると資料的価値が増したと思います。水瀬氏がインデックス投資を始めた時は信託手数料はインデックスでも1%超え、つい5年前までのおすすめ信託でも0.5%がそこそこありました。いまじゃ0.1~0.3が当たり前ですからね。(国内、先進国、新興国で当然異なる)

金を持つことで精神の不安は取り除かれるといった金持ちはいましたが、投資をする=リスクを覚悟する=失っても問題ないという資産を持っている。もしこれを生活資金をはたいて投資するなら心底穏やかじゃないですね。

インデックス投資を継続するということは投資信託の資産配分、リバランスのみならず投資家の人生の配分、リバランスを込みで安定して継続できるか、自分のリスク許容度はどうかを常に突き合わせて考えるということです。

個別株のように日常から監視し、検討し続ける必要がない分、有事に備えて株が暴落した際の心得について準備をする必要があるのでしょう。

果たして、来るべき不況が訪れた時、僕は平常心を保てるのか!!

メンタルトレーニングの意味を込めて、近所のパチンコ屋で吹いている客の隣にあえて座って打ちます・・・・これがなかなかつらい。

冗談はさておき

これまで投資のイメージは定年退職して、退職金を切り崩す前に運用するためにどうするか?という考えだったり、個別株で中長期投資というのが主なイメージでしたが、いくつかの書籍やネットの情報を鑑みると、若いうちイデコなどの選択肢がある今、20代前半からでも早すぎるということはなく、早期のうちから老後の資産を形成することを逆算して考える必要があります。

また投資信託は誰かに投資運用を任せるというアクティブファンドなイメージが先行していますが、インデックスファンドでは証券会社から信託先を提示されるのは同じですが、手数料や保有銘柄をある程度眺めながら自分のコントロールで選択でき、多数の株を保有するというリスクヘッジもできる。

インデックス投資はファンダメンタルズ分析やテクニカル分析による個別株投資に比べると真の意味で投資に近い運用になります。

もちろん、リバランスができたり、ファンドを知っている情報力(といっても証券会社で手数料のランキングは簡単にみられる)という若干の技術介入要素をはらんではいます。しかし、他のギャンブルに比べて競争や人手を必要としません。

誰かを蹴落として利益を手にするというより、市場が活性化して株価が上がってその恩恵を被る。資本主義の成長を祈りながら、再分配という社会主義的な恩恵を被る。まさに真の意味でのトリクルダウン!!っていうスタンスが好きです。

当然、前の山崎元氏の書籍やこの書籍でも語られていますけど、インデックス投資は分散投資なのでリスクを抑え、着実なリターンを得られることに長けていますが、大儲けはできず、不況のあおりを必ず食らい元本が割れるというリスクを常に念頭を置く必要があります。

まだ、応募が殺到しているのか積み立てNISAの口座開設はできておりませんが、口座開設次第、インデックス投資を始めていきたいと思います。

 

 

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