いやぁ、一時期「週刊HUNTER×HUNTER」と題して、HUNTERの魅力を語っていこうと思ったんですけど、僕の偏差値が低すぎて、定期更新できませんでした。皆さんの考察力凄すぎ・・・
そんなわけで、待望の36巻が発売されました。
12巻のセルフオマージュと言われていますね。そして死者に手向けられた花・・・・すごい意味深ですね。
ネットでは、表紙の公開から熱心なハンターファンを筆頭に、日夜考察が繰り広げられていました。
今回は、イルミが左手に花を持っている謎について、そのまとめを中心にやっていきたいと思います。
既出の予想ばかりですが、僕なりの細かい考えも多少入れて、ただのコピペにならないように努力しています(笑)
(ちなみにこの巻の巻頭コメントには・・・)
①ヒソカ共闘説
旅団のメンバーたちが、個人プレイ大好きでいくら人々が横行している船内というフィールドであっても、暗殺を得意とするメンバーを狩るのはそうたやすいことではありません。
そのため、表向きはイルミも敵対関係にあるといいながらも、実はヒソカと手を組んでいるという可能性があるという説です。
文字通り、ヒソカに花を持たせるためにイルミがサポートするという可能性
- 花を持っているということは、すでに誰かを暗殺している可能性。(コルトピとシャルのどちらかはイルミが殺した?)
- 持っている花はイルミが直接植えるためのもの、つまりイルミ本人が手を下す可能性
- 横にいるフェイタンに向けられたもの
という解釈がされています。
実は、フェイタンは倉庫入り口で単独です。さらに彼の能力はダメージを受けて、その倍以上を返すというカウンタータイプですが、即死させれば意味はないです。ただ、イルミはミザイに監視され、3層から簡単には動けません。(何か混乱が起これば、イルミなのですぐに移動できそうですが)
ヒソカはイルミとも戦いたがっていますが、イルミは旅団に入っているカルトがヒソカに殺されることを阻止したいでしょうし、ヒソカは本望かもしれませんが、両方殺してしまうと、ゼノやシルバにマークされるかもしれません。(キキョウ以外は仕事と割り切りそうですが)
イルミもカルトも旅団入団がヒソカ同様に目的のためのフェイクでしたってことなら、ヒソカが彼らを殺す理由も一応なくなります。
ただ、そうなるとシャルナーク殺害後につぶやいた「あと10人」の伏線はどうなるのか?ってことですね。
(結構謎でした)
ヒソカがイルミと手を組むことは、天空闘技場でタイマンを偽って、団員と手を組んだクロロへの復讐として筋は通っています。ヒソカが命を奪いたかった操作系兼ブレインのシャルナークという駒を奪い、操作系として熟練者のイルミと共闘することは、対蜘蛛に絶大な優位性を持っています。イルミを使えば、イルミだけでなくほかの団員を操作できますから。
イルミの持っている花の色は既にそなえられているものが2色に対して、花弁がいろいろな色で構成されています。これは「複数人殺す」という暗示でしょうか。
②ヒソカ=イルミ説
ヒソカが死後の念の強化によって、ドッキリテクスチャーを布や紙など使わずに皮膚を形成できる域まで達したため、ヒソカ変装説は急浮上しました。
(まさにヒソカに強化されたドッキリテクスチャー)
さらにいえば、表紙のイルミはほかの口をあらわにしている団員と違って、口そのものがないです。「死人に口なし」という意味にとらえられます。
さらに巻頭の作者コメントには、意味深な唇が挿入されています。(でも・・これ単にネタバレする口ですって解釈もできますね)
言い回しも、果たしてイルミが「婚前契約」って単語使うかな~というぐらい。でもまぁ根拠はないですね。
ヒソカ変装説は、「ここまで音沙汰がなければありえるだろう」と言われているものです。リアルタイムで連載されたころは、エイ=イのモレナの部下に変装して(明らかに変装しているような奴がみられるため)能力を授かって、旅団を殺しながら特殊能力と念能力をさらにあげて、単独で戦えるスキルアップをさせるという目論見が予想されていました。
ただ、団員であるというぐらいで、イルミは旅団から全幅の信頼を寄せられてはいません。さらにカルトと行動を共にして、カルトが気づかないレベルの変装をできているというのがやや謎。
変装していたとしたら、イルミの生死は・・・まぁそれは①と同じように、ヒソカはイルミに変装して、イルミは別の何かに変装することで協力関係にあるという見方もできます。それをカルトに話しておいて、口裏合わせしていることも考えられますね。
イルミも選挙戦で、一般人を巻き込み死に追いやっていると思われるので、ブラックリストハンターなどに追われている可能性が高いですね。のんびりミザイと話しているのが不思議なくらいですけど。
まぁ、でもこれはジャンプをはじめ多くの漫画で使い古された手法ですし、かなりベタな結末ですね。でもでも、僕はそんなベタな展開が大好きです!!
あと、12巻のヒソカの服装と髪型が、緑と紫で36巻のイルミの服装も緑と紫なんですよね。これって関係あるかな?
③ただウヴォーギンの代わり
12巻でイルミの位置にいたのは、クラピカとの戦いで死亡したウヴォーギンです。ウヴォーギンの代わりに入った・・・というだけの意味です。それをもって「ネタバレ。あえてね」といったとしたら、うわ~~~冨樫先生に一杯食わされた・・・・
ネットの意見を当然みているでしょうが、選挙戦ではアルカの能力がどこまで選挙に影響を及ぼすのか、世界のパワーバランスを変えるかもしれないとまで言われましたが、結局大きな伏線回収やオチもなく終わりました。ゴンが当初から目標だったジンとの再開もあっけない幕切れでした。
ベタな展開や、燃える展開や伏線を貼らずに淡々と貼ってきた伏線を回収したり、いきなりクロロVSヒソカを出したりとサプライズの出しどころが非常にうまい漫画家さんなので、ただ傍観者としてあっと驚きたいところです。
最終的に旅団もクラピカも全員死ぬらしいですが、どのような結末を迎えるのでしょうか。
現在の王位継承編では、能力バトル漫画のセオリーにならって、能力が露呈された人間が順当に退場しています・・・(カルドセプト、エアブロウなんだったんだろう)
そのため、次に退場する団員もキメラアント編で討伐に向かったメンバーが濃厚かもしれません。
あぁ・・・ヒソカの言葉を借りると「あちらが勃てば、こちらが勃たず」って状態ですね。早く続きがしりた~~~い。
(敵は果たしてヒソカだけなのか?)