阪神タイガース 2018年最下位の金本監督辞任を受けて、チームのデータを素人が見ながら評価する

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8月から職場が変わって、勤務時間も変更して帰ったころには、野球の半分ぐらいは見られたので、ちょっと野球について書きます。

昨日の11日に阪神タイガースの金本知憲監督が、オーナーとともに辞任を発表しました。

ちなみに僕は、阪神ファンではなく、親の影響で近鉄ファンでした・・・・

退陣理由として、「3位だった巨人の高橋由伸監督が辞任するのに、どうして金本監督が辞めないのか?」

さらに、ホームである甲子園で39敗というワースト記録を作ってしまったことも要因といわれています。ファンからは容赦ない野次と精神的にタフと言われた金本監督でさえも、ファンの心ない「やめろ」に激昂した動画もあがり、引くしかない状況だったと思われます。

後任は就任5年間で、リーグ優勝に導き、うち4度はAクラス。落合監督、原監督と近年でも名将と呼ばれる監督たちと闘った岡田彰布氏か、昨年まで阪神の2軍監督を務めた掛布雅之氏といわれています。

現在のセ・リーグは1強5弱と言われています。(ヤクルトが後半追い上げをみせて、勝率5割以上の2位を確立しました)そのため、AクラスであるかBクラスであるかというのは、些細な差であり、阪神も9月までは2位争いを演じていました。

僕もど素人ですが、クライマックスがあったとしてもシーズンの1位の価値は高く、3位でも勝率5割未満進出はどうかな?と思う人間です。(まぁ結果が全てですが)

9月は横浜に20-4という大勝も記録に新しく、藤浪の復活という嬉しいニュースも飛び込みましたが、10月は接戦負け、完封負けも経験し、2勝8敗という後味の悪い終わりとなりました。

2018年の巨人最終戦で、岡本に100打点を献上した試合。試合後に「長打力が課題ですね」の金本監督の一言がすべてを物語っています。(この一言、凄まじく重要です)

2018年の阪神のチーム打撃成績を見ると

2018年チーム打撃成績

  • 打率2割5分3厘(セリーグ最下位)
  • 長打率3割6分3厘(セリーグ最下位)
  • 得点574(セリーグ5位)
  • 本塁打85(セリーグ最下位)

これだけ見ると、最下位にふさわしい貧打といえますが一方で

  • 盗塁75(セリーグ2位・・・ただ広島は95とぶっちぎりの1位)
  • 犠打108(セリーグ3位、1位は広島、ヤクルトの109で同率1位)
  • 四球526(セリーグ3位、上位3チームのみが500以上)

甲子園球場が本塁打の出にくい球場であることは、周知の事実です。

ここ10年の阪神の本塁打数を見ても、2009,2010,2017年と3年だけ。80本でも2位だった年はあります。

さらに、現代野球はテレビですら、打者の得意コース、苦手コースが可視化されます。当然プロのスカウトなどは、それ以上に繊細なデータをそろえているので、ホームラン打者を育成するのが、いかに至難であるか。打撃は水物ともいいますし。

タイガース年度別成績

長打力不足であっても防御率を2点台後半から3点台中盤に抑えればAクラスは十分に狙えました。

長打力ではなく、スモールベースボールの意識。つまりは1プレイへの執念が結果としてかけていたというのが、今年の阪神だったのではないでしょうか。

巨人戦のメルセデスが左投手だから右オーダーで固めたが、実際左の方が打たれているというデータの無視。

相手バッターが投手であっても2ストライクをとったら1球外す。

ネットや解説者からも失笑を買いましたが、この細かい1プレイがのちの結果につながったと言えます。

広島の緒方監督や、ソフトバンクの工藤監督は、明らかにセーフや些細なプレイでもリプレイ検証を物申します。まぁテレビで見ていると「なんだよ、この程度で検証かよ」って野次を飛ばしていましたが(笑)

それだけ1プレイへの執念と、リプレイ検証をいやらしく行うことで、ネクストバッターズサークルの選手のリズムを狂わせることもできます。(守備の時間を結果的に増やす諸刃の剣ですが)

投手部門を見てみると

2018年チーム投手部門

  • 防御率4.06(セリーグ2位)
  • 被本塁打127(セリーグ1位)
  • 与四球507(セリーグ4位 最下位はなんと広島で530以上・・・)
  • 失点626(セリーグ2位)
  • 自責点570(セリーグ2位

最下位とは言っても60勝以上はしています。

菅野を擁する巨人はダントツとして、広島が投手部門はボロボロでした。(しかし西武はもっとボロボロです・・・)

長打が~~~、打率が~~~と打撃陣の不振が嘆かれていますが、投手陣の成績だけみるとセリーグではかなり優秀で、2位であっても全く不思議ではない成績です。

答えはシンプルで、失点してもそれを上回る得点をあげるか、貧打でも最少失点でおさえるか。

特に、シーズン途中までは6回以降にリードすれば無敗という輝かしい記録を持っており、能見、桑原、藤川、ドリスのリリーフ陣が機能していました。

阪神といえば、2003年のJFKブームから、リリーフへの充実を意識しており、各球団もそれまで「先発は7回まで、中継ぎは8回、抑え9回」から中継ぎを7,8と1回ずつという潮流になり、近年では大リーグやWBCの100球制を見習って、100球を目途に変えることが主流となりました。そのため、完投数もセパあわせて巨人の21はダントツですが、10球団は2ケタ満たないです。

中継ぎ陣は桑原、藤川が2点台と実に優秀ですが、先発陣はほぼ全員が3.5以上と不振。藤浪、秋山が機能していれば・・・岩貞と小野が奮闘していたので、来年のピッチングコーチの采配しだいで、好転する可能性は大いにあります。

内野陣も三塁の大山と怪我で戦線離脱が嘆かれたショートの北條、そして捕手・梅野のスタメン定着と固まってきています。ただ大和のFAが「チームの方針は守備ではなくて、打撃何だなぁ」という雰囲気になってしまったことは否めません。

タイガースのスタメン一覧

雰囲気でいえば、若手の意見を取り入れ、聴く掛布二軍監督を交代させたことで、金本監督の指導がより鮮明になったことが、裏目に出ました。二軍は矢野監督になっても優勝しましたが。

高橋監督も金本監督も、その日その日の選手の評価ばかりをマスコミを通してしてしまい、それをオーダーにも反映したために、選手にとって競争は恐怖でしかなかったのでしょう。

自分チームの戦力を嘆いたり、叱咤激励する前に野球は対戦なので、「相手がどうなのか?」という分析が最重要であることを改めて思い知らされました。自分のチームの状態だけみて勝つことができるのは、ごく一部のスター選手を大量に抱えたチームぐらいで、その強さは短期間で消失するような儚いものです。

プロになるレベルの選手ですから、精神的にタフと思ってしまいますが、僕のような底辺の人間と同様に人前で、評価されたり、怒られると内気になって、行動力がひどく減退するのでしょうね。

あと人気球団の宿命ですが、関西に住んでいるので、関西ローカルで日替わりヒーローのように打ったらさわぐ、打たれたら悲鳴を上げる。この体質なんとかならないでしょうか・・・

西武も打線の爆発ばかりが取りざたされていますが、2番で2割後半をキープして、ショートを守り続け、盗塁もそつなくこなした源田が功労者だと思いますが、おそらく阪神にはそういった選手が日の光を浴びにくいでしょうね・・・

ファンはお金を払っていますし、どんな些細なことでも野次をすることは権利といわないまでも、致し方ないと思います。

ただ、成績を見ると

  • スモールベースボールを意識づければ、僅差をものにできた試合もつくれた
  • 守備、走塁、犠打のワンプレイを評価して、ほめたたえる意識づけが必要だった
  • 投手部門はセリーグでも優秀だが、先発に中継ぎを意識させない投球をさせるべきだった

すいません、野球を見るのもど素人ですけど、これだけの要素がクリアされたらAクラスはなんなくできるチームだと思います。

話は戻りますが、いささか金本監督は叩かれすぎだと思います。視点を変えれば、チームとしては優秀な成績を収めていますし、若手主導を掲げたチームが1~2年で常勝になることはほぼ、ありえません。選球眼で球界随一の鳥谷だって、最初の1~2年は、三振の嵐でしたから。

ネットでは

「金本監督の若手起用の辛抱と、ファンの金本監督に対する辛抱がどっちも足りない」という皮肉のコメントすらあります。

ただ、それを同情の材料としたとしても、金本監督に辞任してもらう必要はあったと思います。

なぜなら、課題は「長打」と言い切ってしまっていますし、3年経過しても「相手のチームにやりたい野球をやらせない野球」ではなく、「自分のチームがしたい野球を目指す野球」にこだわり続けており、この状態だと打撃部門や投手部門がほぼ1位であっても、勝てるチーム作りは難しいのではないかと思われます。

この記事をみて、一人でも多くの近鉄ファンが増えることを心より祈っています(笑)

ブログを最後まで、お読みいただき誠にありがとうございます。

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ツイッター 司真

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