テレ朝版「ハゲタカ」1話感想 平成30年を総括できる社会派ドラマになるか?

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たまに、HDDの録画リストで「誰やこんなんいれたん~」って番組ありませんか?

今回、まさにそうだったんですけど、誰が入れたかわからない、予約リストに勝手に入っていたのか19日の21時にスタートした、真山仁原作、綾野剛主演の「ハゲタカ」が入っていたので、早速家族で見ました(笑)

テレ朝看板ドラマの一つ、ドクターXの放送枠であり、半沢直樹同様に7月という時期に放送が開始された本作。

脇を固めるのは、沢尻エリカ、渡部篤郎、小林薫とドラマのみならず、映画でも実績のある俳優陣が出演しています。

( 小林薫といわれたらこれですかね。日本の死刑制度がどのように執り行われるか。拘置所の警官と死刑囚の死刑執行までを淡々と描きます)

「ハゲタカ」といえば、NHKで約1時間、全6話で放映。大森南朋と柴田恭兵のダブル主演で話題を集めた作品でした。俳優の演技、1話の濃密さ、展開のスピードと手抜きが全くなく、自殺や失業といった社会人にとっては向き合わざるを得ない問題に焦点をあてた社会派ドラマです。

(キャストがすべて魅力的で、各話、どちらが勝ったともいえないほろ苦い終わり方で、視聴者の考えにゆだねるスタンスが 好きでした)

昔は、山崎豊子の作品が社会派ドラマでよく放映されていましたが、このハゲタカをきっかけにNHKはシリアス×社会派のドラマを投入できるようになり、WOWOWでも「パンドラ」などのシリアス路線が一部の視聴者の心をつかみました。

さて、そんな偉大な先駆者をかかえるのですが、本作はバブル経済のみならず、2018年に鷲津がいたらどうなる?というシュチュエーションを原作者の真山氏監修のもとで描いております。

おそらく、バブルのみならずリーマンショックなどを取り上げることで、平成30年史の経済を総括するドラマに仕上がるのではないでしょうか。

社会派ドラマの面白いポイントですが、様々な年代を疑似的にタイムスリップするように家族と一緒にみることで、親は当時の状況を子に伝え、子は映像に流れている状況を実況するっていう双方向な関係が好きです。恋人でみても面白いんじゃないでしょうか(適当)

NHK版と比較して、鷲津は一話から不良債権を安く買って、高く売ることの方針は変わりませんが、バブルによって腐敗した日本経済を自分で変えたいという信念を強く持っています。NHK版でいえば、ドラマよりも映画版のスタンスが近いように感じられます。

一部では「難しい」という批判もありますが、公式サイトや番組内でも丁寧なナレーション、用語解説が親切にされています。

これから「バブルってなんぞや」って世代が増えるのでしょうね。かくいう僕もバブル崩壊のときは物心がついたばかりで、熱狂していた日本人の心境はわかりません。

ネットの批判にあるように、半沢直樹をかなり意識したシーンが目立ちます。半沢直樹は相手の悪行を見せ切り、半沢直樹を窮地に追い込ませ続けて、視聴者に共感させたところで、倍返しさせるところに気持ちよさがあります。一方で、ハゲタカはまだ鷲津の人間性や、行動原理がわからないところで、恫喝させるので、なぜ彼が旧態依然とする日本の経営者に恨みや説教をするのか共感できない部分が多いのです。

顔面ドアップや過剰なBGMを多用するのであれば、恫喝される六角精児のだらしなさをもっとピックアップしてもよかったのではないかと思います。

NHK版では、ハゲタカにさらされる経営者側の葛藤や、自分だけ助かろうとするこすい人間関係がありありと描かれましたが、テレ朝版は一貫して、鷲津視点で描かれていくのでしょうね。

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