ドラッグストア歴3年目による ドラッグストアにおける肉体労働 腰痛・ヘルニアの危険性について

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今までは、ドラッグストア店員として、接客のクレームや精神のダメージについて語った記事を書いてきましたが、今回は、ドラッグストアにおける肉体労働がいかなるものかを説明したいと思います。
すでに現在の職場で働いて3年ほどが経過しており、肉体労働は一通り経験しております。ドラッグストアは店舗によって、ノルマ、労働内容は異なりますが、これからドラッグストアで、アルバイト、正社員で働くことも視野に入れている人の参考になればと思います。

 

私のブログは、ドラッグストア店員、登録販売者として働く情報を発信しています。よろしければほかの記事もお読みください。

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ドラッグストアにおける男女の労働の違いと比較

ドラッグストアによく訪れる方はわかりますが、ドラッグストアの男女比はほぼ5対5になっています。

実際に、男性用化粧品、女性用化粧品、シャンプー、生理用品など、特定の性別に偏ってしまうと、お客様の案内が滞ってしまう場合があるため、男女比がきれいな店舗の方が、接客は円滑に進みます。(実際に使用しているというのは最強のメリット)

この男女比と年齢によって、ドラッグストアでどれだけの肉体労働が任せられるかが変わってきます。

若い人間が多く、男性に偏っていれば、1人当たりの肉体労働は軽くなります。一方で、女性であっても女性ばかりの勤務になれば、女性も重い荷物を運びながら、商品を分ける必要が出てきます。任数が少ない店舗なら顕著です。

さらに、ドラッグストアは定年後の再雇用のような高齢者、さらに後期高齢者も働いているケースがあるため、肉体労働の主戦力としてカウントするのは、難しいです。

一概に男性だから肉体労働が多くなるというわけではありませんが、コロナによる人材難やコロナ後の激務によって、しわ寄せがかかっているのが、現状です。

これから、腰痛リスクについて、いろいろ語りますが、私のようにヘルニアや坐骨神経痛を患っている人は、一度考えてみた方がいいでしょう。せめて自分が働こうとしている店舗を観察して、店員がどのような仕事をしているか、一考する価値はあります。

では、なぜ私がドラッグストアで働いたかというと、前の職場が心身ともに重労働だったからです。

 

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ドラッグストアによける腰痛リスク 長時間のレジ業務&接客

個人差がありますが、私の場合は適度にレジから降りて、商品のおろしやばらしをやらないと、腰への負担がかかります。

レジにずっと立っていると、腰をあまり動かしていないためハリがでてしまい、立ち続けることによる重力の負荷で、痛みが起こります。

実際にレジに立ち続けている薬剤師の方でも、定期的に足を延ばすなどのストレッチをされたり、腰をポンポンと叩かれている人がいます。

また、下で商品を動かしているときに、お客様対応で動き出す場合は動から動へスムーズに動けますが、レジからお客様の要望に対応する場合、静から動になるため、体に負担がかかります。

適度に休憩が取れる店舗ならいいのですが、人員不足で、長時間レジに立つ場合は、少なからず腰へのケアは怠らないほうがいいです。

 

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ドラッグストアにおける腰痛リスク 注意すべき重たい商品

ドラッグストアで扱う重い商品はどのようなものがあるか?代表的な商品をあげていきます。

カイロ 複数種類、在庫を抱えなければならない 腰痛の根源

冬の時期のカイロは、腰に重度の負担を与えます。

30枚ぐらい入ったカイロの箱が10ケースほどはいった段ボールを3~4個搬送していきます。

冬のシーズンに入れば、カイロを一定数在庫で抱えておかなければ売り切れるため、どのドラッグストアも倉庫にはカイロが積みあがっていると思われます。

積みあがっているカイロをかきわけながら、ミニサイズはどれだ?貼らないカイロはどれだ?と補充すべき種類を探し、段ボールを右から左へ動かす必要があります。

重いものを動かす、倉庫内で何度もひねる。カイロはドラッグストアにおける腰痛リスクのトップに君臨しています。

マスク 見た目のダンボールで重たいか、わからない

コロナによって、空前のマスク社会になりました。マスクの場合も、複数の色がある場合は倉庫内でどの色を出すかどうか、動き回る必要があります。

マスクもひと箱なら全く重くないのですが、ひと箱あたりの面積が大きく、それが数十個つらなって段ボールにはいっているため、マスクの箱を少しでも動かす場合は、腰をかがめる必要があります。

また、カイロのダンボールはほぼ重たいで決定していますが、マスクは段ボールの面積だけで重たいのか、判別することが極めて難しいです。

私の経験上、見た目の重さが判断できないものを運ぶ場合、軽いのに力を入れすぎたときと、重いのに力をいれなかったときは、腰の負担が重くなります。ぎっくり腰のリスクになります。

栄養ドリンク かがみながら、細かく積み上げていく

ペットボトルも重たいので、腰痛リスクですが、栄養ドリンクの場合は、10本入りの箱が5箱ほど段ボールにつまれているケースが多いです。

10本入りの通常の箱でもそれなりに重たいので、段ボールからとりだして、丁寧に定番に置く必要があり、腰を使います。

店舗によりけりですが、私が働く周辺店舗では、最下段に箱入り栄養ドリンクが売られているので、かがみながらの仕事が必須になります。

こうしてみると、1つ1つの労働はまさに単純労働ですが、掛け算されていって、じわじわと腰を削っていくことになります。

 

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腰痛、ヘルニアになりやすいドラッグストアとなりにくい店の違いと見分け方

ドラッグストアで腰痛が気になる方はどうすればいいか?

ここでは、とりあえずドラッグストアで腰痛になりにくい店舗、なりやすい店舗の見分け方をレクチャーします。

ドラッグストアの人口密度と広さがミスマッチしているかどうか?

ドラッグストアに限った話ではなく、すべての接客業に通用する話ですが、店の広さと人口密度がミスマッチ。

つまり、店の通路がせまくて、お客様が密集されている場合は、よけるために腰を何度もひねる必要もあるし、お客様にぶつかったときのリスクの高さで緊張とストレスがかさなって、血行が悪くなります。

「忙しい店舗なら腰痛になりやすいってあたりまえだよね?」

という反論も出てきますが、前述のようにずっとレジにたったままだったり、仕事にメリハリがなくても、腰への負担はかかるため、適度な忙しさは必要だと僕は思っています。

ドラッグストア店内の高齢者率、場所をみる

さらに現実問題として、商品知識が乏しい、高齢者率が多い店舗になると、お客様に呼び止められる頻度が急増します。

上記の説明だけ見ると、商品知識が乏しい=高齢者という図式に見えますが、商店街エリアのドラッグストアであれば、常連さんや、逆に商品知識に非常に詳しい高齢者の方の率が増えます。

アーケード街や、百貨店付近のお客様になると、「説明はすべてにおいて店員がすべき」という考えのもとで、購入される率が高くなります。(あくまで私の経験と体感値)

お客様対応は、ドラッグストア店員としては重要で責任感のある仕事ですが、頻度が増えると、急旋回したり、腰をひねる回数は激増します。積み重なると確実に肉体への影響があらわれます。

 

私は、今の職場の人間関係や業務内容に大きな不満があるわけではなく、続けられるなら続けるつもりですが、ヘルニア、股関節痛をわずらっているので、ドクターストップに並ぶ警告を受けたら、潔くやめようと思っています。そのために、お金を貯めたいんですけどね。

肉体労働者でドラッグストア店員が、立体マスクをおすすめする理由

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