キングダムハーツⅢ収録作 アナと雪の女王 感想・レビュー  エルザと発達障害

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アナと雪の女王を見ると、発達障害やLGBGTなど特殊な個性について考えさせられます。

キングダムハーツⅢをプレイするにあたって、収録ワールドの作品ぐらい鑑賞しようということで、見ました。

日本でもアナ雪現象といわれるぐらいにブームを起こした、アナと雪の女王でございます。

この映画、ディズニー映画で、ファンタジーな作品ですが、王女エルザが氷の魔法を使えるという設定以外は、ドラゴンが出るとか、裏で魔女が暗躍しているということがないです。

家族間の絆だったり、問題を解決するというだけで、物語を成立させているなかなか珍しい作品です。

近い時期に放映された、細田守の「おおかみこどもの雨と雪」(奇遇にもこちらもタイトルに雪)に近いものを感じました。

主役は望まぬ力を手に入れて、人と触れ合うことで暴発する可能性があって、それを恐れて人から離れて暮らしていく。

エルザの能力は、「氷を操れてスゲーじゃん」ってなりそうですが、暴発しっぱなしで、人から化け物呼ばわりされるんですね。

そのため、現代における発達障害のメタファーな印象を受けました。

ちなみに発達障害と統合失調症の違いとして「病識の有無」というのが、あって発達障害の人々は、「自分には○○のような特性がある」という認知があるみたいです。

僕もADHDっぽい・・・

そこで、親がとった行動が、エルザを城に閉じ込めて、誰にも合わせない引きこもり状態にさせることです。

これは、両親が生きていて、エルザを保護できている状態を保てる場合だけしか、効果を発揮しません。

結果、両親は船で難破して死亡し、エルザは人と触れ合う機会を逃したまま、王女になって対人恐怖症を患うようになってしまいます。

精神的な病やトラウマを抱えた子供をお持ちの親御さんは、その子供を家に閉じ込めて、外部との接触を断つことで守るべきか、似たような境遇の子供たちが集まる施設に頼むか、ボランティアで子供たちと接する外部の人間にアクセスするか

いろんな状況があると思いますが、少なくともエルザの親がとった行動は、娘への愛情ゆえの行動にせよ、かなりの悪手だったように思えます。

従来のディズニー映画では、アナを山奥のある部族に預けたりして、彼女が立派に成長して・・・みたいな話にしていると思うんですよね。

現在でもなんだかんだで、特定の個性をもっている人たちへの支援機関はあるんですけど、調べないとわからないですし、いざ利用しても結局本人がどれだけ自分のできる範囲で努力できるか、という自助努力が問われています。

閉ざされたことで、「人と会うこと=傷つけてしまう」、それが最後には、他者への敵対心に繋がってます。

接触を禁じられたアナが、不用意にエルザのパーソナルスペースに侵入してしまうのも、その弊害ですね。

ラストシーンは、悪口ではないのですが、ディズニー的で、人とつながる解決法を提示するんですが、これが12歳以上対象の作品だったら、アナは外交をやって、エルザは裏方で氷の産業で国を潤わせるってことになっていたかもしれませんね。

過程は結構面白い映画なんですけど、周りもエルザに一定の理解をしめした救いがあってもよかったんじゃないかと思います。今の時代は、どういう個性を持ってもSNSで一定の理解者を得られるという点で、改善されていると思うので。

エルザだけが一方的に「私変わるわ」ってなるのは、やはりおとぎ話っぽさが残りますね・・・まぁディズニーですけど。

おそらく現実世界なら、氷を大量に生産できるエルザを利用しようと、悪い民間企業が拘束して利用するでしょうね・・・
なんだか、アナ雪ってアメコミっぽいですよね。X-MENに近いというか。人と違う個性を持っていることが、差別につながっているというね。

あと、前向きな類似作をあげるなら「英国王のスピーチ」を思い出しました。

英国王という一般人とかけ離れた存在だからこそ、一つの欠点が非常に大きく取り上げられて、劣等感に苛まれるという普遍的な悩みへの共感というテーマは同じだと思います。

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