剣崎一真から椿隆之へ 傷つきながらも戦い続ける姿を僕らは見ている

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顔を失った仮面ライダー

なんともショッキングなタイトルだ……

珍しく金曜日に休みをもらいながらも「あ~明日仕事だ~」と頭を抱えた夕食時。父がおもむろにつけたTBSの「爆報THEフライデー」で僕の知っている俳優 椿隆之氏がロードレイジにあったという報道だ。

2016年にトラブルに巻き込まれ大けがを負ったという事実は知っていたが、それが現在問題となっているロードレイジで俳優の命にかかわる顔面が骨折しているという詳細までは知らなかった。「交通事故のトラブルに巻き込まれ大けが」という情報だけだった。

番組でうつむきながら事件を振り返る彼の姿は、10年以上前の剣のコメンタリーで人懐っこく共演者と話し、明るさをふるまっていた姿とは正反対だった。事件現場に近づいた時の手の震え、心療内科に通い続けていることの告白。

そして、残念なことに加害者は殺人につながる恐れがあったにも関わらず執行猶予付きで現在もこの社会にアンノウンレーダーをかいくぐって平然と生活をしているのだ。
さらに残念なことにこの加害者の実名や情報がネットで暴露されている・・・・椿氏が被害者ばかりが表に立たされ、加害者が隠されているのは理不尽だと語っていたが、それは法制度によって正式に行われるものであって、第三者が行うことではない。ライダーファイトを取り締まるモノリスがちゃんと機能していれば。

仮面ライダーに出演したという1年の輝き、しかし多くの役者はその後の長い人生、俳優の世界で生き続けられるのか?ほかの道に転職した方がいいのか?僕たちと同じように現実と向き合い、戦い続けている。

僕たち仮面ライダーファンができることは剣をもう一度視聴し、今なお表舞台にたって活躍している俳優の方々を応援することに尽きるだろう。

現在の平成ライダーは「とにかく過去のライダーをすべて画面上に復活させよう」という短絡的な全員集合を避けて、「このライダーを登場させるからには役者と設定もしっかりと引き継いでいこう」という関係者とファンとの絆を重視したコラボレーションをちゃんと考えている。

椿隆之氏が演じた剣崎一真は表舞台から降り、自らも傷つき続けるという選択肢を選んだ。それだけ見れば彼は孤独なライダーだ。しかし、彼は鹿目まどかと違い、関係者から仮面ライダーとして傷つき、戦い続けたということを覚えられている。
現在の椿氏も事件の被害者として後遺症と常に戦い続けている。今日も、そしてこれからも。
今回のカミングアウトは重い決心だったと思うが、その戦い続けている椿氏の姿を僕ら視聴者はしっかりと心に刻んでいる。

仮面ライダーを演じた自分よりも若い俳優たちがテレビで活躍している姿に心を痛めていたという。俳優という見える商売だからこそ劣等感や妬み、自分への絶望を感じやすい職業だろう。それでもなお、仮面ライダーとして演じたことを後悔では誇りとして前進し続ける彼に仮面ライダー剣崎一真ではなく、俳優、椿隆之として深く尊敬する。

彼は物心ついたときからヒーローになりたいという夢を抱え、それを実現させた。そして今も小中学生の中に現実に「仮面ライダーになりたい」と思っている少年たちが多い。その少年たちの夢を繋ぐためにも仮面ライダー、そのほか多くの特撮も続いてほしい。

彼の勇気は物心のついていなかった2004年に視聴し、14年の経過とともに、人生の苦境を経験し、恐怖やトラウマを抱えた多くの視聴者に勇気を与えた。

事件から1年ほど経過し、複数回手術と精神的な心の傷を抱えながらも仮面ライダーの作品に出演を続け、役者業を続けること。被害者としてではなくヒーローとしてもう一度立って活躍し続ける彼の姿を心から応援したい。

最後に僕が一番好きな仮面ライダー剣のED「覚醒」の一節で締めくくりたい

疑うより信じてみる
自分の可能性
目醒めて行く未来の世界を 諦めない

放送終了後の本人のブログ ぜひ一度は読んでほしい

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