アーケードから2年4か月も待たされたPS4版鉄拳7 オフラインを5時間ぐらい遊んだ感想

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全格闘ゲーマー待望のナムコ看板シリーズ鉄拳の最新作鉄拳7のPS4版が6月1日に発売されたので簡易的なレビューをしたいと思う。

家庭用はアーケードのリリースからおよそ2年半の月日を費やして移植された。前作のタッグトーナメント2がほぼ1年、鉄拳6がほぼ2年と考えるとかなり待たされたという印象だ。

これはストリートファイターVの反応を受けて、家庭用に移植するなら万全な形で提供すべきという考えもあっての延期らしい。異論はあるが、開発が長期化、高騰化する今日において多少つたなくても先行で販売してそこから無料アップデートで継ぎ足ししていくやり方もアリだと僕は思う。

さて家庭用移植最大の売りはシリーズを長年支え続けた三島一族の平八と一八の親子喧嘩に終止符が打たれる。
シリーズ集大成といいたいところだが、8の布石ともいえるストーリーもあってこれが終わりではないのでご了承を。

ストーリーはメインストーリーとキャラクターストーリーの二つに分かれている。メインストーリーはストリートファイターVでいうゼネラルストーリーで三島一族の因縁をムービーと一枚絵と戦闘を繰り返して約2時間ほどのボリュームで語られる。もちろんフルボイス。

キャラクターストーリーは選択したキャラクターと因縁の深い相手と1戦(2ラウンド先取)だけ戦う。カタリーナとギガースのように本当に因縁の深い相手とマッチングされていれば、レオ、吉光のように関係がないシリーズ伝統のコメディポジションが設けられたり。個人的にラッキークロエとエディの絡みは面白かった。

これもたった1戦だけ?と賛否両論ありそうなほどあっさりしているが、鉄拳はマイキャラじゃないキャラの扱いがほかの格ゲーより難しく共通の攻め方というのがないので、アーケードをだらだら7戦ほどやらされるよりはよっぽどいいかと。ちなみに鉄拳タッグ2のアンノウンが強くてアップデートで改善された過去があるが、それより5の仁八がトラウマに残っている。ペクトーサンが何人やられていったか……

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(三島親子の因縁なので孫の仁も深くかかわってほしいところだが・・・・・)
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(ムービーは肌質が非常に美しく多くの3D格闘が潰えた中でも奮闘している鉄拳7に感動する。バトルもロードをほぼ介さずムービーから流れるように介入するのが素晴らしい)

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ストーリーモードはいくつか難易度があるが一番下はパンチボタンを連打するだけで決められたコンボルートを自動的に実行してくれるまさに初心者向き。
火力的にはいまいちな連携も多く、パンチの同時押しのふっとばし性能の高い技が繰り出せなくなるので、本当に補助されているなと感じられ、メリット、デメリットをあわせもっている。

真ん中はストーリーアシストボタンを押しながらパンチ、キックボタンを押すことで対応した主力技を打ってくれる。

ストーリーの性質上、平八と一八を使用することが多いのだが彼らの象徴といえる風神拳をワンボタンで最速風神を出すことができ、初心者ではまず不可能だった最速風神3連発を簡単に決められる。
三島一族は初心者にとっては扱いにくいのだ……(僕はポールの崩拳しか使えない)
ストーリーアシストはコンボアシストと違って、自分で使用するかどうかを選べるのでこれは優秀。

ストーリーはタイマンだけでなく集団でわらわらと襲ってくる鉄拳衆やジャック集団など3のころにあったファイナルファイト形式のようなバトルが多く、タイマンであっても2連戦あって2戦目は初回からレイジ発動とか相手がレイジアーツを発動する前に自分がレイジを発動しろ、相手のレイジを阻止しろといった普段のバトルでは味わない特殊な状況が多く設けられている。

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(銃を構えて打つという絶対にないシチュエーションも楽しめる)

テンポもよくて、初めての人や一時期鉄拳から離れた人にわかりやすいようにこれまでのあらすじを第三者の外国人記者に託したり、過去作のムービーをすべて見ることができるなどの配慮はされている。

戦闘中も体力わずかで発生するスローモーションが最初から頻繁に出たり、メタルギアソリッド4のスネークVSリキッド戦のような一定のダメージで過去作の映像がサブリミナル的にカットインする演出など戦闘中の演出は確実にストリートファイターVよりストーリーを語り続けてきたシリーズだけあって卓越している。
(まぁストリートファイターのゼネラルストーリーは追加キャラの宣伝も兼ねてましたから)

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7
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ただ不満があるとすればボリュームの少なさと平八がなぜ妻の一美に手をかけたのかという真実が語られるのは鉄拳ファンとしては興味深く、豪鬼も活躍して満足感はあったのだが、PVで見せていた過去作の再現が非常に少なかったのが不満に残る。

本当にPV通りに平八と子供一八と5冒頭の道場の中で平八と一八がジャック集団をなぎ倒すだけで、1の一八が平八に復讐、2の平八がさらに一八に復讐し返して火山に捨てる、4のG社に突撃する鉄拳衆を返り討ちにする一八を7の画質で再現されることに期待を寄せていただけに、やや7のメインストーリーに偏りすぎであっという間だったという虚しさはある。
移植がかなり長かったのでそれだけの期待をしてもよかったはず……

あと一通りクリアするとデビルカズヤと豪鬼とのスペシャルマッチがあるのだが……これまじで神人豪鬼です。スパコンゲージがすぐに回復するし、セービングの溜めが通常時より二倍ぐらいはやいし、阿修羅の速度もはやいし、ノーマル以上の難易度なら徐々に体力が回復する仕様で難易度最低限にしてようやくクリアしました・・・・・・・久しぶりに90年代格ゲーのボスなみに理不尽な相手でした。最高難易度でクリアした人はもうAKUMAですね。
あとデビルカズヤ固定なので一八で使えた優秀なぶっ飛ばし技が軒並みレーザーになっていたのが痛い。

ストーリーモードは2000~3000円ぐらいの価値はあると思う。格闘ゲームは中古の下落が激しいので、気になる人は様子見してみるといい。

他のモードだが、PS4の特典としてタッグ2では有料配布だった過去作のBGMをすべて収録しメインメニュー、キャラセレ、ステージBGMに使用できるジュークボックス。

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鉄拳7がストリートファイター2のように最終ラウンドになると曲調、曲そのものが変わる仕様のため過去作のBGMを使うとやや物足りなさも感じなくはないが、過去作のキャラセレBGMはどれも素晴らしく個人的に5と6は至高だと思う。

将来的に他社キャラが参戦するがそのキャラのテーマソングも流してくれるのかな?ちなみにシーズンパスが絶賛発売中……

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メインは過去作にもあった5戦を戦うアーケードとキャラのカスタマイズアイテムをひたすらかき集めるトレジャーバトル。トレジャーバトルはパーフェクトやグレイト(残り体力わずかでKO)すると得られるアイテムが増えたり、特定の条件で上記のようにスペシャルマッチで特別なアイテムをかけて戦うこともできる。今までの作品のようにお金を積めば自由にアイテムが購入できたわけではなく、自力でアイテムを取得していかなければならず、平八を使用しているからといって平八のアイテムだけを得られるわけではない。まぁ気楽にやってカスタマイズアイテムが偏っているキャラがいたらそれを新しいマイキャラで練習してみるのもいいだろう。
本作はキャラの見た目、技エフェクトのみならず、体力ゲージや称号のアイコンも変えることができるので幅が広がっている。

いわゆるサバイバルモードのようなものだが、ロード時間を考慮して同じステージでしばらく戦い続ける。ジュークボックスとの相性が悪く、過去作のように短いロードぽんぽんといろんなステージで戦えればと残念に感じた。

ちなみに7は初期位置から壁への距離が過去作に比べると短く感じる。レイジドライブなど壁へ即座に飛ばす技が増えているので壁際の攻防を意識しているのだろう。

トレモも完備されており、基本コンボは解説されているが、やはりムックがほしいところ。とにかく鉄拳は1キャラあたりの技数やコンボ数が尋常じゃなくおおいので……

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というわけでアマゾンではオンラインのマッチングが全くされず、ようやくされたとおもったら拒否されるということで大不評なわけですが(鉄拳レボリューションは基本無料ながら優秀だったのに)、オフラインだけを遊んでいる現在はなかなか面白く遊べています。カウンターになって相手が崩れる瞬間にスロー演出がかかったり、攻め手にメリットな部分も増えたり、コンボのダメージは過去作に比べておとなしめになっている一方で鉄拳の伝統であるぶっ飛ばし関連の技の威力は固定されているので相変わらず新参者には手厳しいゲームですが爽快感はちゃんとあるなと。

トレジャーバトルでポールを鉄拳王にしてから、オンラインをやってみていろいろ思ったことをまた書き連ねたいと思いますが、現時点でオフライン感想は以上です。
たぶんゲームしている時間より過去作のムービーをぼけーっと眺めている時間のほうが長いはず(笑)。