ファミマ×UCC インスタントカップコーヒーの再定義のカフェ気分はカウンターコーヒー並みにうまいのか?

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今回はまたコーヒーに関連する商品を紹介。

ファミリーマートとUCCが提携して生まれたブランド「カフェ気分」から

コク深い味わい炭焼珈琲
(カップコーヒー1P)

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インスタントカップコーヒーっておいしいの?

フレーバーは約10種類、ロイヤルミルクティーや抹茶、キャラメルマキアートなどインスタントカップコーヒーの幅を広げるラインナップ。でも最もスタンダードな味を向き合った方が商品のコンセプトが明瞭になると思うので、至極スタンダードなコーヒーをセレクトした。

カップ表面はそれまでのツルツルとした明らかに安っぽいつくりと異なり、少し紙質をマクドナルドのコーヒーのようにざらついた凹凸の多いデザインにし、手に取ると「おっ」といつもと違う感覚で期待してしまいそうな構造にしている。

さらに表面には

・しっかりとした味わい
・芳醇なコク
・リフレッシュ

といやでも期待したくなるフレーズが散りばめられている。

中身を空けてみるとデン……

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いつものスタメンが並んでいます。
納豆のような顆粒タイプのコーヒーと苦そうな粉薬のような粒子タイプのクリーミーカフェプラス、そしてお砂糖、さらにマドラー。

味は
ブラック>>>砂糖+ミルク>>>>>>ミルクのみ
という印象。

粉ミルクは本当に味がついているのか?というレベルで口当たりはまろやかになるが甘味が感じられなくなるのでなんだか気分が悪くなる。砂糖+ミルクはもはや味が滅茶苦茶になって甘ったるくなるが、まぁみんな最後はこういう味にたどり着くのがインスタントの常。

最も気になるブラックの感想だが、全体的な形状がマクドナルドのプレミアムコーヒーに酷似しているため味も似たような錯覚を覚える。

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香りはいい。鼻を突き抜けるコーヒーの芳醇な香りが味への期待を寄せる。インスタントカップコーヒーは、家のしっかり熱したポットで熱いコーヒーが飲めるというのが一つの強みなので、熱さとからまってより濃厚な匂いが生まれている。

口につけた瞬間もシャープで決して苦み一辺倒ではない奥ゆかしさのあるブラック珈琲に巡りあえる。これはもしやこれからの俺のスタンダードになるのだろうか?
いや、その期待も5秒ほどで単なる白湯に変わっていって意気消沈した。入り口は本格炭焼珈琲といっていいクオリティだが、少し舌で味わうとすぐに味が薄れていってしまう。これも従来のインスタントコーヒーの道を追従しているだけで、目新しさは感じられない。

あくまで味<手軽さを優先したといういつもの流れだ。

約100円で自宅で自由な時間に熱いコーヒーが飲めるという利点を考えると及第点かもしれないが、正直な感想は期待外れでした。

インスタントカップコーヒーの再定義

僕が一つ疑問に思ったのは、なぜこの時代に新しくインスタントカップコーヒーをブランド化して売りに出したのか?という点。
珈琲のみならずあらゆるフレーバーをインスタントカップコーヒー化することにより、カフェ気分というファミマ×UCCのコラボレーションを定着させる狙いがあることは間違いない。

また僕たちの世代ですら当たり前に日常にあったインスタントカップコーヒー。中年以上の男性は職場に持参して、職場内のポットで入れてつかの間の休憩を過ごすという光景も目にする。人が群がる自動販売機へ行く煩雑さをカットし、少しでも休憩時間を有意義に過ごしたいという想いがあるのか。あとしっかりと熱いホットが飲みたいというニーズは自動販売機コーヒーではかなえられていないのかもしれない。

だが、コンビニのカウンターコーヒー、ファストフード店のプレミアムコーヒー、さらに手軽さだけでなく味も日々進化している缶コーヒーの煽りを受けて、新しく斬新なインスタントカップコーヒーの登場は阻まれてきた環境がある。そのため20代より下の世代はもしかするとコンビニの片隅に置かれ続けていたインスタントカップコーヒーの存在を深く知ることなく今日まで過ごしてきたのかもしれない。

文房具でもボールペン全盛でもあえて鉛筆や消しゴムで印象的な商品、スタンダードな商品を大仰にブランド化することで若い世代に自社の存在をアピール、製品のブランド化を図るという戦略は時折見かける。このカフェ気分はそんな狙いがそこはかとなく見える気がする。

飲料水、特にコーヒーのように多種多様な販売形態がとられている商品は味や値段という外的要因がヒットに結び付くのはもちろんだが、「飲みたいと思うシュチュエーションの提供」という内的な要因が最も需要と供給に影響するポイントだと僕は考える。カウンターコーヒーに慣れ切った若い世代が「家でコンビ二のコーヒーが飲めるなんてすごいお得」と考えれば儲けもの、逆にインスタントカップコーヒーに熱中していたけど缶コーヒーを主軸に飲んできた世代からも「あぁなぜか懐かしくも新しい」という感覚を植え付けることができれば、瞬発的なヒット、ブランドは望めるだろう。

ただし、中身のクオリティは前半で語ったように並みも並みなのだ……新しい価値観や味の変革がない以上、限界は見えている。

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