WCCF ユベントス縛りコラム 0203LE ジネディーヌ・ジダン 自由気ままなAIと失われた1トップ下を楽しむ喜び

スポンサードリンク




WCCF歴2か月程度の僕が僕なりにWCCFを遊んで感じたことをつづってみようと思う。
普通の使用感を書いた場合、他の選手、ver、フォーメーションの比較もしっかり書いたほうがいいかもしれないので、「この選手を使うとこんな体験ができました」というルポ的な内容になっていくと思う。それでもいいよと思ってくれる寛容な読者は稚拙な文だが読み進めてやってください。

さて、前回書いたパウロ・ディバラの使用感に対するアクセスが本ブログ内ではそこそこ良かったので、約2シーズンにわたって使用したユベントスについて3回にわたって(不定期?)書いてみようと思う。

記念すべき第一回は2002~2003のレジェンドレアであるジネディーヌ・ジダン。

現在では欧州主要リーグは網羅されているが、この時代はセリアAのみ。そのためアーセナルのアンリもユベントス在籍時の姿だったり、ジダンもレアルではなくユベントス在籍時。ATLEと異なり現役で活躍中だったため能力値の記載がちゃんとある(ポジションはシークレット)。

WCCFの魅力は現役を引退した伝説的な選手であっても実名で現在のクラブやナショナルチームで活躍させることができる点にある。

まずWCCFプレイヤーにとっては常識ではあるが、このジダンは一枚しか排出されていない。雑誌の付録もその後のATLEやHOLEなどに再録されていない。15~16ver2にてフランス代表で同時期に活躍したバルテズ、トレゼゲなどがATLE化されたことを受けて次シーズンで待望の復活を果たすかもしれないが現状は一枚。

2016-10-30-031125

つまり、WCCFでジネディーヌ・ジダンを使用したいならこの一枚しかないのだ。これはジダンを所有するものにとっての所有欲を存分に満たすとともに「ジダンの能力やAI性能はこれしかない」というジダンをジダンたらしめている。WCCFは一人の選手に複数種類のレアリティや能力が存在し、カードごとに能力が全く異なるのが普通だからだ。

そのため現在、インフレが進む環境においてもオークションでは平均落札価格が6000円ほど、カードショップなら諭吉一人分ぐらいの値段を誇っている。全盛期は1万8千レベルだったとか……とにかくいまだに高価カードの一枚であることに変わりない。(ベッケンバウアー、クライフと上手はまだまだいるが)

ジダンを使い続けた感想だが、「AIの判断が豊か」という一点に尽きる。これはジダンの強みでも弱みでもある。

主観だがレアリティが上がるにつれて、プラン通りに動かない状況(ボールをすぐにロストしてしまった、相手KPによって多数に囲まれてしまった)時の判断力に違いがでる。

同じ選手でも白と黒なら攻撃時は素直にボタン通りの指示に従い素直なシュートやパスを出すが、DFやボランチでもなければ積極的にプレスをかけていかない。逆にレアならばカバーリングの意識やクロスをあげる際に絶妙なポジショニングを見せてくれる。

ただ、ここまで書いてしまってあれだがジダンはいずれも当てはまらない。クロス重視にしたとしてもワンタッチやスルーパスで相手の裏をかくことを考えているし、全員を攻撃参加させても前線守備を怠らない。チームが勝つためにどういう役割をすればいいかをいろいろ考えてくれる。

私たちが期待するのは数々のビッグタイトルでみせた強烈なヘディング、ミドル、ボレーシュートだがそういうときこそ新たなる将軍は目の前のフリーの味方になんとことのないパスを繰り出す。そしてそれが味方の足元に吸い込まれてシュートへと導く。

ジダンを象徴する足技にマルセイユルーレットというくるりと回転して相手をかわす技があるが、WCCFでは任期中に一度か二度みられるかどうかのレアな技で大抵はシザースでなんなく2~3人かわしていく。

一見するとテクニック20から繰り出される正確なパスに目を奪われるが、使用者の多くが語るのはフィジカル面の強さだ。パワーが18もあり、この18はシュート力ではなく相手に複数囲まれても態勢を崩さないドリブル性能や、パスやシュートを乱さずしっかりと味方の懐に送り込むボディバランスに振られている。これはディフェンス時の競り合いでも大きな力を発揮する。

2016-10-30-031134

そして何気にうれしいディフェンス10は前線奪取からのカウンターを可能にする。

WCCFでよくあるのがパス性能の高い選手が裏を狙いすぎてオフサイドになってしまうことだ。
1分30秒という限られた試合時間でオフサイドによるフリーキックを与えてしまうとリードされている状況ではかなり不利な時間を献上してしまうことになる。

ジダンのKPである「ゲームメイク」は彼にボールを集めて戦術を組み立てるように味方が動くのだが、彼も抜群のボールキープによって前線がしっかり上がりきるのをまってスルーパスを狙うというまさにゲームメーカー。理想的な中央突破を可能にするKPとなっている。

欠点だが、ジダンのAIの拘りの強さによって、時に相手の目の前でワンタッチパスをして簡単にボールを奪われたり、トップ下への拘りが強すぎて、前線へあげても全然上がってくれないこと。
あと歴代の名選手と連携が繋がりやすいのも彼の強みであるが、連携がつながりきってしまうと的確なパス重視でいざというときに前にでて強烈なシュートを叩き込むという古き良きトップ下を再現するには多少相性が悪い選手と組ませるのもジダンを使用するうえでは考えたい。

ジダンはMFにおいてすべて高水準の能力を備える一方で、AIの趣向が強すぎるため、「盤面をしっかりと把握したい」というプレイヤーには不向きなカードであり、値段不相応にまぬけなプレイも時折みせてしまう。

逆に「きままなAIを楽しみたい」「レアカードの上位がどのような動きをみせてくれるか?」というサプライズを期待するなら1万円分の楽しみと時間をちゃんと提供してくれるカードだと胸を張って言える。
その不確定要素に魅了されているプレイヤーがいるからこ
そ値が張ってもいまだにジダンの価格は大きな下落を見せていないのだろう。

WCCFはシュミュレーション性が強く、最低限の指示しか送ることができない。だからこそAIが見せるアイデアやプレイヤーの意表をもつくプレイを何度も見せてくれることが一番楽しい時間といえる。

失われたトップ下をゲームで再現する喜び

WCCFで効率的なフォーメーションは4-3-1-2とされている。
WCCFは選手が個々の判断でオバーラップしたりする個性を認めつつも、フォーメーションによる抑制が非常に強くもある。
試しに1~2ボランチを使ってみたが、そうなるとCBがとにかくセンターハーフにあがって裏をとられて失点してしまうし、SBも選手によっては全くオーバーラップしないまま守備に専念して試合が停滞してしまう。

左右のボランチがボール奪取時にほどよく前線にあがってSBやトップ下にボールを供給することでサイド攻撃への起点作りもできる。

さらに現代フットボールと逆行したトップ下一人のゲーム性。現代ではトップ下を増やしたり、3トップにすることで攻撃に厚みや選択肢、さらには前線奪取からのチャンスメイク。CFでも献身的な守備が求められる時代になったが、WCCFではチェイシングなどの特殊な能力を持った選手でない限りオフェンスの前線奪取はほぼ期待できない。

そしてトップ下を複数増やしてしまうとセンターハーフを超えてからショートパスをつないでもたもたとした攻撃になってしまう。なるべくシンプルに前線は少ない数で少ないパスで破格の性能を持ったオフェンスがディフェンダーを突破してシュートに持ち込むことが効率的だ。

ジダンはクロッサーとしての突破力や精度のあるクロスをあげられるわけではないが(それでも非凡な部類に入る)、中央でボールをキープして前線があがって態勢が整うを待ってから的確な位置へスルーパスを送ることができる。そういうのは比較的プレスをかけられにくいボランチが行う役割かもしれないが、ペナルティエリア付近でどっしりと構えてあらゆる攻撃の選択肢があることをプレイヤーに教えてくれる。

そして11人で共闘して連携豊かなプレイで翻弄して価値にこだわるのも一つのプレイスタイルではあるが、「この一枚をとにかく輝かせたい!!」というTCGプレイヤーならだれもがこだわる理想を叶えてくれるのがWCCFのトップ下という要素だと思う。

カカ、ロナウジーニョ、バラックといった名MFを操って、実物のカードの図柄とゲームで躍動する彼らにうっとりしながら支払った金額分をしっかり楽しむのも大人向けのWCCFの正しい楽しみかたといえるだろう。



(僕はやっぱり蹴る瞬間のカードが好きだったりするけど、この何をやらかそうか目論むジダンも最近になって気に入るようになった)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。