時代の最先端を進むアーティストBABYMETAL 「METAL RESISTANCE」

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待ちに待ったBABYMETAL(以下ベビメタ)の2ndアルバム「MEATAL RESISTANCE」(以下レジスタンス)は前作の1stアルバムの「BABYMETAL」よりもさらにメタルにまとまった曲調が並んでいる。

BABYMETALが世に登場したことで、ももクロはKISSとコラボし、三代目JsoulBrothersはスラッシュとコラボした。

JSBとスラッシュのSTORM RIDERS 曲はいいが、スラッシュ色、JSBの宣伝面が貧弱に映る

「夢の浮世に咲いてな」 評価額2000円 KISSとももクロ、アイドルとハードロックのコラボを聴いてみな!!

収録曲
1. Road of Resistance
2. KARATE
3. あわだまフィーバー
4. ヤバッ!
5. Amore – 蒼星 –
6. META! メタ太郎
7. シンコペーション
8. GJ!
9. Sis. Anger
10. NO RAIN, NO RAINBOW
11. Tales of The Destinies
12. THE ONE

1stではいいね、どきどきモーニングといったベースはアイドルソングだがメロディにユーロビート、ラップ、デスメタルなどあらゆるジャンルをミックスすることで独自性を模索した曲が多く観られた。
もちろんそのような実験作は筆者も好きだが、最終的にメギツネ、ギミチョコ、といった一曲を通して一つのジャンルにこだわったメタルソングがライブでも定番となり、彼女たちの代名詞になった。

その成功を活かして、メロスピらしい高速ビート、ストレートな歌詞と一番にふさわしいROR、プロデューサーKOBAMETALが「歌えるリフを」とリクエストし、YOUTUBEでもPVが爆発的に再生されたKARATE、ギミチョコ系統の突如ポップで明るいSU‐METALの曲調がギターと絶妙なマッチングを果たす、あわだまフィーバー。アニメタルといえるほどいい意味でクサさが際立ち、SU‐METALの歌唱力のステップアップを実感させるAmore。

中でもサビがわかりやすく、これまで疾走系ばかりだったためKARATEはかなりリピートしている。
ユイモアのコミカルなスクリームが挿入されたと思えば、通して聴くと真摯な応援歌として響く。

BABYMETALは曲調や彼女たちのパフォーマンスこそいまやアイドルの枠を超えてアーティストとして進化しているが、歌詞はアイドルであることを意識してわかりやすさを強調した応援歌が多い。応援歌が多いのだが、くどいメタファーや何が何でもやってやれという熱すぎるハングリー精神を込めることなく、万人がすっと聞けるもので作業中のお供にもなる。(楽曲のレベルが高くてもイジメ、ダメ、ゼッタイはあまり聞く気にならない)

クオリティの高い曲が多いが、逆にそこが1stに劣る欠点でもある。
4,5,7はSU-METALの安定した歌唱力とメロスピ調の楽曲が重なってよくできたボーカロイドソングやアニソンに聞こえることもある。贅沢な文句だが、まとまりがいいため「おっ?」と注意深く聞きたくなるようなポイントがなく、そのまま聞き流すような曲が増えてしまった。

最初はRORから11~12の組曲まで前作より構成力が増した印象なのだが、聞きこんでいくうちに曲ごとに強い個性があふれることに気づき、同じ曲は二つとない個性豊かな12曲であることに感嘆する。

この2ndをリリースするまでイギリスを中心に精力的な海外公演を行い、音楽誌へのインタビューは頻繁に受けるも、バラエティで安売りすることなくミュージックステーションなどにメディアの露出に絞ってきた。
何より、ライブで新しい作品を公開しながらアルバムのために2~3年かけて育て上げるまで曲を音源化しないこだわりは素晴らしい。
衝撃や新鮮味は一作目にかなわないものの、一作目がなぜ世に受けたのかをしっかり分析し、それぞれの曲を進化させたような曲が何曲か見られたのも収穫だった。
へヴィメタルはアルバムから聴き手が気に入った曲を選んでいけばいい。

間違いなく彼女たちはメタルシーンいや日本の音楽界の最先端に立っているといっても過言ではない。海外のチャートの過熱ぶりを見れば明らかで、既存のメタルジャンルにリスペクトしつつも聞けばしっかりBABYMETALを堪能したと思わせる説得力は圧巻だ。
この2ndはメタル好きよりも新しいものが好きな人にとにかく触れてほしい一作だ。


(三人のインタビューはもちろん、関係者による曲ごとのいきさつなどディープなインタビューが読める)

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