レイトン教授V逆転裁判から大逆転裁判への期待

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仕事で疲れて、以前のように新作の前に予習することができなくなったが、今回は久しぶりに予習できた。

3DSの出はじめに任天堂携帯ハードで共に躍進し、ADVの代表作として外すことの出来なくなったレイトン教授と逆転裁判のコラボ。それが略してレイ逆と呼ばれるレイトン教授VS逆転裁判だ。

逆転裁判の裁判パートは生みの親である巧舟がかかわっているため、逆転裁判ファンからみても外せない作品となっている(……といいながら発売から3年放置していたが)

レイトン教授VS逆転裁判
レベルファイブ
2012-11-29


 (クリア時間は約16時間。裁判パートの疲れを謎解きパートで癒し、謎解きパートの倦怠感を裁判パートで晴らすような作り。レベルファイブ主導ながらもナルホドのハッタリをいかした魅力、3Dでいきいきと動くマヨイのかわいさとカプコンスタッフも加わり、双方の魅力がちゃんと詰め込まれている。ここまでバランス感覚の伴ったコラボは珍しいのではないだろうか)

今回は「大逆転裁判」発売に伴い、裁判パートでの気付きを重点的にレビューしてみたい。

ゆさぶって、話を聴くことに特化した裁判パート

逆転裁判は証人の発言に対しての矛盾をつきつけることで展開がガラリとかわることを快感としてウリにしてきた。筆者もこの快感に魅了され、それさえ担保されていれば多少シナリオに整合性がなくともキャラがつまらなくてもはまってしまう。

レイ逆でも確かに証言に対してつきつけて決着をつけるシーンもあるが、これまで発売された逆転シリーズで最もゆさぶることに重きを置いた作品になっている。

ゆさぶるというのは証言一つ一つの裏側を根掘り葉掘りきくことで、その証言が信用に値するかを値踏みするような行程だ。逆転裁判の基本は証人の証言を一つ一つゆさぶっていき、あやしいと思った証言につきつけていくという行程が一つの様式美となっている。

本作は探偵パートがほぼないため、証拠品を充分にあつめて裁判という場面が少ない。中世の指紋や映像の概念がない裁判のため証人の証言が一番の証拠といっても過言ではない。そのため場面によってはある証言に別の証人の証言をぶつけるというシーンもある。実はこれ、大逆転裁判でも実装されている模様。

もうひとつの新要素として集団証人があげられる。これまでは証人は一人一文が基本だったが、レイ逆では2~10人の証人が入り乱れ証言していく。その中であやしいものもあれば全く関係ない自己紹介だけの証言もあり、どれが重要か見定めることもゲーム性になっている。
そしてAさんの証言をゆさぶって、その内容を別の証人Bさんが聴いて食い違ってるとおかしげな所作をみせたら「ちょっと!!」と別の証人を問い詰めて証言が発展していく。

シナリオによってはゆさぶりを続けて、ぎりぎりまでつきつけないというプレイもあった。

さて、このゆさぶるの活用だが、逆転裁判のゲーム性を豊かにしたともいえるが私はマンネリにうつった。
過去作では裁判が極まると「俺は時間がない余計な台詞にゆさぶったらペナルティを与える」というシーンもあり、つきつけると全く異なりペナルティのないゆさぶるにリスクを与える斬新な設定が付加されていた。
しかし、レイ逆ではそんなシュチュエーションは皆無だ。ゆさぶってもなんらペナルティはない

そして巧舟監修の逆転裁判ではよくあることだが、しっかりゆさぶり続けないとゲームが進行しないことが多い。そのためプレイヤーの理解が進んで先を読むようなプレイをしてつきつけにいったらことごとく失敗というのがよくある。その救済処置かヒントコインを使ってどこをゆさぶればいいのか?つきつける証拠品はなにか?を親切に絞ってくれる。プレイにあまり時間をかけたくない人には有難い。ただ「なぜいちいち全ての証言をゆさぶるのか」と面倒な気分にもさせられる。

ゆさぶるという行為自体に時間もかかるし、ゆさぶって証言や内容が細かく変わっていくのも地味なプレイになる。犯人も事情を抱えたり、実は犯罪はしていませんでしたと逆転裁判シリーズにあった巨悪や極悪人を叩くという痛快さも薄い。このあたりを大逆転裁判ではどのように修正するか見どころである。

情報はどれだけ絞れるのか?

よく逆転裁判ファンの間では1~4を手掛けた生みの親、巧舟氏のシナリオと検事シリーズと5の山崎剛氏を比較する。
よくある解答は巧氏はコメディ要素がうまく、キャラクターの関係性やどんでん返しの気持ち良さに定評があり、山崎氏は理詰めで細かく論理を組み立てていく丁寧さに定評がある。

レイ逆は世界がファンタジーで一部倫理的にどうなの?というシーンがあるが巧氏らしい憎めないキャラや喜怒哀楽の豊かさが散りばめられている。
最も評価できるのは探偵パートがほぼないことで、法廷によって新しい証人、証言、証拠という新事実が次々と発掘され、「ナンダッテー」展開が立て続けに連鎖していくケースが多数。ヒロインの勘違いももはや恒例。展開にあわせてBGMも細かく変化し、どのBGMもインパクトと聴きごたえがありプレイの手を緩めることを許さない。

大逆転裁判でも情報をあえて絞っていくことでプレイヤーに驚きを与えるめくるめく展開、これを是非とも期待したい。(情報を親切に与えすぎたために驚きが少ない5を踏まえて)


この記事を書いているのは予約投稿のため7月8日。大逆転裁判まで残り1日だ。あ~もう待ち遠しい。どのような作品になっていくか熱烈にレビューしたいところだ。 

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