消費者にとってはデメリットでしかない ノンアルコール特許裁判

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まずはこれを読んでほしい。

サントリー、アサヒを提訴 「ドライゼロが特許侵害」

ノンアルコールビールのシェアはサントリーのオールフリーが約44%、アサヒのドライゼロが約36%と全体の8割を掌握している。そんな中起きた、ノンアルコールビールの製法に関する特許侵害の裁判。サントリーの申し出に対して、当初アサヒは「この製法は特別な技術ではない」と反論して結局、法廷に争うことになったという。

正直、その製法がどれだけ特別なものか第三者の私が知る由もないが、ノンアルコールビールの市場は拡大している。ノンアルコールビールは女性をもメインのターゲットとして取り込み、妊婦やダイエット中の女性の心をわしづかみにした。それだけでなく飲酒運転が社会問題視される中、ドライバーや早朝勤務のサラリーマンの救世主(正確にはごく少量のアルコールが含まれているケースがあるため0,001%であっても飲んでしばらくはアルコールの消化をまったほうがいい)としても多方面で活躍している。

私はノンアルコールビールは現代人が開発した商品の中でも最も尊いものの一つとして歴史に刻まれるべきだと思う。全ての居酒屋に設置され、酒屋前の自販機でも買えて、ノンアルコールワイン、焼酎、日本酒などの登場を待ち焦がれている(アマゾンなどでは売られているが…)

だからその中でサントリーがこのような訴えを起こしたことが残念でならない。

確かに民間会社がボランティアや社会福祉のためにノンアルコールを開発しているわけではない。・・・・がこのような裁判を起こす手間を考えるなら、居酒屋と契約して有名どころはすべてオールフリーですと言えるぐらいの営業ができるはずだ(裁判を起こす費用だって敗訴すればもったいない)。実際、私の周りの居酒屋ででるノンアルコールビールはたいていアサヒかキリンでありオールフリーはあまりお目にかかれない。

それにオールフリーはもはやノンアルコールビールの垣根をこえ、最高にうまい炭酸水といっても過言ではない。(20歳未満は飲めないが)同時並行で展開されているノンアルコールカクテルののんある気分も梅味はウメッシュのノンアルコールより格段にうまい。

ドライゼロはドライゼロで看板であるスーパードライの辛口を再現し、居酒屋で軟骨と食べると最高にうまいんだこれが…
それが居酒屋から消えるならすごく悲しい…

もしサントリーが勝訴して、アサヒ側が多額の賠償金を払い、ドライゼロの販売を停止してしまったら、そのほか大手メーカーが「もしや自分も?」とノンアルコールの開発を渋るかもしれない。

企業の論理からすれば、特許を獲得して自社商品の独占をはかるのは当然かもしれない。しかしゲームの創設者が自分の技術を特許化したら多種多様なゲームは生まれずアタリも任天堂も登場することなく歴史の闇に葬られていたかもしれない。ノンアルコールはビール業界のみならず、炭酸飲料業界をも取り込むビッグビジネスだから逆に門戸を広げて様々な種類のノンアルコールが開発され、いずれは居酒屋でノンアルコールビールジャンルがメニュー一枚分を占拠するような時代になってほしいと下戸で消費者の私は説に願う。

ほんの数年前、「ノンアルコールありますか?」「いえ、ちょっと」と返答され、肩身の狭い想いでコーラやジンジャーエールを頼んでいたことを思えば、ノンアルコールビールのCMが急増し、居酒屋では当たり前のように置かれるようになった。それだけ世間の認知と普及が進んでいるからこそ、今は業界全体で加速してほしいタイミングだっただけにこのニュースは本当に残念でならなかった。

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