恋する文房具 第一文 KOKUYO 「ペンケース NEO CRITZ」 しまって取り出すまでが筆箱です

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文房具…生きるためには必要不可欠なものとはいえない。正直、職場や家で使い古されたテープやホッチキスを使って毎日を過ごすことだってできる。しかし、僕たちの人生はスーッと綺麗に切れ目の入る挟みの手触り、気持ち良いほどまっすぐに塗れるノリを使うだけで一センチでも満たされることだってある。

果てしなく長く感じる人生のたった一瞬の充足感、他人とは違う自分で足を運んで目で見て選んだという独占欲。優れた文房具は些細な日常の微細な幸せを僕たちに与えてくれる。

そんな文房具たちに敬意を表してこのシリーズでは文房具をこれやそれではなくあえて「彼女」と表記する。自分で言ってって少々気味が悪いのだが…

文房具の中で最も重要なアイテムは人によってそれぞれだが、多くの人々にとって玄関となるのは筆箱。見た目のデザインで勝負する人、ただ機能性のみを追い求める人、象に踏まれる可能性を想定して強度の高い筆箱を選ぶ人それぞれである。

僕は人生であまり筆箱に拘ったことがない。100円ショップのナイロンでできたような粗雑なものを使って取りあえず詰め込んでしまえばいいという考えだった。そして働いてもペンや印鑑はポケットに入れることが多い。
今年から事務系の作業も少し入ったこともあって、ハサミやホッチキスのアイテムも恋しくなり、それを収納できる筆箱をできたばかりの四条駅近くの東急ハンズで探し求めた。

…そして出会った…

筆箱1

第一印象は半信半疑…自立する筆箱というがそういうものは過去に何度も発売された。さわってみると半身がトイレットペーパーの芯ぐらいの硬さでこれで自立する仕組みだろう。過去の自立型筆箱といえば周りを芯がためにして使い勝手が悪かったり、いろんな筆記用具を入れるうちに倒れてしまうものも多かった。

中身を覗けば…
筆箱2

マジックテープで封ができる内ポケットたった一つの簡素な作り。大収納・大容量を売りにしてとにかくポケットを付けまくるが、いざ購入すると「このポケットあんまり使わないな~」と理想と現実のギャップに萎える最近の筆箱事情を考慮してシンプルイズベスト。シャープな見た目と自立の機能だけに注視した内容を目指しているのだろう。

そして・・・いざ自立!!
筆箱3

横にぐわっと広がり、筆箱大地に立つ!といわんばかりの威風堂々とした姿。商品ページでいかんなく披露されているが芯の通っていない上部分は折り曲げ完全なるスタンドに変貌を遂げる。ごく普通のどちらかといえばふさぎ込みな筆箱から内に秘めた寛容な姿を惜しげもなく公開する。そしてひとたび姿を変えれば、偏屈なハサミもごつごつしたペンだって関係なく皆を抱擁する慈悲深さ。

たとえ見た目が普通であっても、無差別な愚痴を聴いて、無価値なプレゼントを喜んで受け入れる。そんな彼女を誰が嫌うというのだろうか?

居心地の良さに己の役割を忘れるほど文房具だちは身体を休める、来るべき役目に備えて…

僕が一番ほれ込んだのはスタンド時に露わになる小さな前ポケットだ。
筆箱4

浅すぎず深すぎず。誰も差別せず寛容に受け入れる彼女らしい計算しつくされているのか自然なのか分からない計らい。ペン系統は取り出しやすいように前線に座らせ、筆箱に入れると埋没し、かといって机に置き続けるといつの間にか紛失する定番のハンコや消しゴムをこの前ポケットに沈めればもう失くすことはないだろう。

このネオクリッツなる商品、8年前の2006年から販売がスタートし、年間販売目標2億というまさに看板娘なる活躍を任されている。前述のように収納方面ばかりに目がいきがちだった筆箱界に「しまって取り出すまでが筆箱だ!!」といわしめた。そして取り出すという要素を追求するためには外も中身もチェック漬にするのはナンセンス。中身を最低限の機能に留めるまさに省略の美である。厚化粧に華美な服装よりもナチュラルメイクが求められる時代だ。

まだまだ語りたいことが山ほどあるが、今回はこの辺で…

コクヨペンケースNEOCRITZグレーF-VBF121-2 コクヨペンケースNEOCRITZグレーF-VBF121-2
(2006/12/18)
コクヨ

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KOKUYOによる商品紹介ページ

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